姿勢が悪い、疲れやすい、スポーツをやらせても動きにキレがない、などなど体幹が弱いと、悪いことづくし。でも、俗に言う体幹トレーニングは、大人でもキツくて子どもがこなすのは、まず無理。そんな体幹トレーニングを遊びでできるようにアレンジしました。

index目次

体幹が弱いと、どうなるの?

そもそも普通に運動できているし、体幹が悪いってどういうこと?

明確な判断基準はないのですが、勉強をする際に机に突っ伏していたり、よく頬杖(ほおづえ)をついたり、猫背になったりする。または、落ち着きがない(性格ではなく姿勢が)、よく転ぶ、疲れやすい…など。一概に言えませんが、体幹の弱さが原因かも。

体幹が弱く正しい姿勢を取れないということは、体の一部分に負担がかかりやすいということ。その状態が続くと疲れが取れず、ケガをしやすくなったり、集中力が低下し学力が落ちたりする可能性もあります。昔は行儀が悪いくらいの認識だったものが、今は明確なデメリットとなっています。

「けんけんぱ」で鍛える

今は懐かしい、レトロな遊びである「けんけんぱ」。実は体幹トレーニングに有効で、お金もかからない素晴らしい遊びなのです。

まずは、子どもが飛びやすそうな間隔で円を作ってあげて、けんけんぱをやらせてみましょう。なるべく体がブレないように。できたら、徐々に難しくしていきます。

平たい円のおもちゃがなかったので、マスキングテープをフローリングに貼って代用しています。何回も貼り直しできるので、雨の日でもできます!ですが、ドスドス跳ぶので、集合住宅に住んでいる人は注意です。やっぱり屋外でやるのが一番。

手も使ってみよう!

両手を使ってあげることで、腹筋群の収縮も促せます。片足での「けん」のタイミングで、手を頭の上で合わせる、両足での「ぱ」のタイミングで、合わせた手を離して、腕を広げます。

5歳の娘(運動は得意でない)は、腕を加えてのけんけんぱは難しかったようで、まったく躍動感のない写真です(笑)

この腕の動きは例なので、けんけんぱしながらちゃんと腕を振るだけでも良し、右足・左足・両足のテープの色を変えて、3種の腕の動きとそれぞれリンクさせれば、最難度のけんけんぱになります。

子どもが小さいうちは、何に興味を持ってくれるかわからないもの。だから、ひとつのスポーツに集中させるより、どんなスポーツにも対応できる・動ける体づくりが重要です。

もちろん、スポーツをまったくやらなくても、集中して物事に取り組むには、集中を途切れさせない体が必要。

そのために、体幹は重要なのです。家族で楽しみながら、トレーニングしてみてくださいね!