「キャンプに行こう!」そう思っても、何からそろえたらいいの?何が必要なの?素朴な疑問のある人へ、月イチキャンパーの私がわかりやすく教えます。まずは基本中の基本から紹介します。

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どんなテントがいいのか

「テント」と言っても多種多様。大きさや形、色、メーカーによっても異なりますし、同じメーカーの中でも、さまざまなタイプのテントがあります。

テントは、キャンプ時の「家」となるものなので、リビング+寝室が必要です。その2つをどのように使うかによって、テントの形が変わってきます。

わが家が購入したテントは、リビングと寝室が1つになった、スノーピーク製のオールインワンテント「ランドロック」

テント+タープが一体型のテント

寝室にあたる「テント」と、リビングにあたる「タープ」が必要です。別々に購入する人が多いのですが、わが家は一体型のテントを選びました。

奥にインナーテントを取り付けると寝室に
横から見ると、こんな感じ

questionなぜ、オールインワンテントにしたのか?

設営が楽だから!

テント+タープを別々に購入するということは、つまりテントを設営して、タープを設営する。ということになります。ですが、ランドロックのようなオールインワンテントの場合、テント+タープは一体型なので、一気に設営&撤収ができるのです。

キャンプ場はチェックインしてからテント設営になるので、あまりに時間がかかりすぎると、あっという間に夕方になってしまいます。テントの設営時間を短縮すること、とても大切だと思います。

ただ、見ての通り、このテントはかなりサイズが大きく重たいです。

大人気のアウトドアブランドであるスノーピークのテントの中では、最大級の大きさです。わが家のように、5人家族でも広々使えるのはいいですが、キャンプ場のサイトをよく確認しないと「テントが張れない!」ということも起こりうるのです。

そう、キャンプ場の区画は、キャンプ場によってさまざま。なので、ランドロックを張るのに、ひと苦労したことも多々ありました。

でも、「耐久性が高く雨や風にとても強い」という点で、わが家はこれを購入しました。テントはたくさんの種類があるので、自分に合ったテントと出合えるまで、しっかり下調べをすることをおすすめします。

テント以外に必要なものとは

当然ですが、テントだけではキャンプはできません。ほかには…

椅子やテーブル(写真はハロウィーンのキャンプ)
料理をする際のキッチン

キャンプ=BBQと思いがちなので、「BBQコンロがあれば大丈夫!」と思ったら大変です。なぜなら、朝や昼から炭に火を起こして、BBQしませんよね。朝に1杯のコーヒーが飲みたい、昼にカップラーメンが食べたい。

そんなときに湯を簡単に沸かすことができ、食材の下ごしらえや準備等をする際にも役立つ、ガスコンロを備えたキッチンは、とても良いアイテムだと思います。

ガスコンロでコーヒー用の湯を沸かし、朝ごはんの米を炊く

ほかに必要なものとして、ランタンやウォータージャグなども。キャンプ場に灯りはありません。外灯はありますが、それは道を照らすものなので、各サイトには自分で用意しましょう。

ランタンは必須!

キャンプ場に炊事棟はありますが、必ずしも自分たちのサイトから近いとは限りません。遠かったり、坂道を登らなきゃいけなかったり…なんてよくあること。子どもの手を洗ったり、ちょっと食材の準備に使ったり、水を入れておけるジャグがあると便利です。

飾りとしても画になるので、2つのウォータージャグを置いています。いずれもイグルー

寝る際に必須なシュラフ(寝袋)。キャンプ場は、夏場でも夜は涼しいので、これは年中必須アイテムです。

そして、キャンプは外で暮らすので、虫との共存が当たり前なので、虫よけも必須。さらには、蚊取り線香などをずっと焚いておいた方がいいと思います。

わが家では蚊取り線香はなくてはならないアイテム
必須アイテムではありませんが、折りたたみ式の木製ラック「コーナンラック」はおすすめ

ほかに、あると便利なアイテムとしては、左の黒いカゴは洗った食器を乾かすところ。濡れたまま外に置いておくと虫がつくので、ネットがあると便利です。

右はゴミ箱

家と同じなので、ゴミがたくさん出ます。ゴミ袋を置いておくと、夜は虫や動物に荒らされる危険があるので、ゴミは必ずキャンプ場のゴミ捨て場に捨てに行くか、フタ付きのものに入れましょう。

必要最低限のものがあれば、キャンプはできるのですが、キャンプにハマると、次から次へと欲しいものが増えていきます。わが家も、まだまだキャンプ用品を集めているところです。

キャンプ飯について

キャンプ場では朝・昼・晩、すべて自炊です。先ほども言いましたが、キャンプ=BBQです。わが家のBBQスタイルを紹介します。

アルミホイルで包んでいるのは、カマンべールチーズ。チーズフォンデュが可能
スキレットを使用して、海鮮BBQ
トウモロコシは、皮つきのまま焼いた方がおいしい!
イカは割り箸に刺して屋台風に

だけど、毎回BBQだと、大人も子どもも飽きてしまうので、こんな料理にも挑戦しました。

チーズ盛り合わせや生ハムなど。お酒がすすみます
寒い冬には、ダッチオーブンを使って鍋!
居酒屋風メニューをたくさん
燻製にも挑戦!
焼き牡蠣とアヒージョ

朝食やランチは、

楽々な「流水麺」。茹でずに食べられる麺なので、水道で洗うだけ
前日に残った焼きそばを使って、焼きそばパン
ご飯を鍋で炊いて、ウインナーと目玉焼きで朝食
ステーキとオープンサンド
夏の昼間は冷やし中華も
サンドイッチも人気のランチ
ホットドッグ
ホットケーキミックスを持っていけば、焼きたてホットケーキもキャンプ場で食べられます

キャンプ時の料理は、限られた場所・限られたもので用意しなければならないので、ある程度、事前に考えておきます。

キャンプ場では、調味料やちょっとした食材などが売っていることはありますが、近くにスーパーがないキャンプ場もたくさんあるので、事前にしっかり考えておいた方がいいでしょう。

最後に

キャンプを始めて、1年ちょっとになりましたが、思うことはただ一つ。

キャンプは奥が深い!

欲しいものはまだまだたくさんあるし、作りたい料理も挑戦したいこともたくさんあります。大変なこともたくさんあるけど、それ以上に得るものが多いと私は思うので、これからも家族みんなでキャンプを楽しんでいきたいと思います。