子どもたちが手を洗った後に使う「ループタオル」。今回は0~1歳クラスまで約2年保育園で過ごして知った、一番時間を取らず良いと思った手作りの方法と、やらないほうが良い注意点をまとめました。

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必ず必要な準備品の1つ「ループ付きタオル」

保育園でも幼稚園でも使う「ループタオル」。0歳からずっと使う消耗品でもあり、保護者が用意しなければいけない必需準備品の1つでもあります。筆者の娘が0~1歳クラスまで保育園で約2年過ごしてみて知った、「ループタオルをきちんと準備しておいたほうが良い理由」、「おすすめしたい手作りの方法」、「やらないほうが良い注意点」をまとめて書きたいと思います。

一番おすすめなのは「簡単に作る」こと

ループタオルは意外とどこにでも売っています。「出来るだけ手作りしたくない」と思う忙しいママ・パパが購入するのは、もちろん「あり」だと思いますが、用意する材料の少なさや、手縫いでも簡単に出来ること、何より「子どもの成長に一役買った」という経験から、個人的には無理のない範囲で手作りするのがおすすめです。まずは、作り方を書いていきたいと思います。

材料と道具

作り方

  1. 紐を30cmに切り、結び目を作る
  2. タオルの角に合わせ、5cmほど折り曲げた三角を作りそこに紐の結び目を図のように挟み込む
  3. 三角の折り返した2辺を、紐も重ねた状態で縫う
    画像はミシンで縫っていますが、縫う量は少ないので、手縫いでももちろんOK
  4. 完成
    約30cm×30cmサイズのタオルだと、成長してから使っても小さすぎず、紐を掛けるときも引きずらないためちょうど良いと思います
  5. 手作りループタオルがおすすめな理由

    1歳を過ぎて歩き出すようになり、筆者の娘が最初に保育園で「自分で準備する」ようになったのが「朝、ループタオルをタオル掛けにかけること」でした。そのときポイントになったのが「紐を広げてかけやすいこと」です。この作り方と紐の太さだと輪が広がった状態で小さな指でも持ちやすいのと、簡単にかけられるので「出来た」という満足度が高かったです。

    「ループタオルワッペン」を使うときの注意点

    100均や手芸店で販売されていて「これは!!」とたくさん購入した「ループタオルワッペン」。アイロンで圧着するだけで用意できますが、こちらをおすすめしない理由が2つあります。

      1.剥がれやすい
      1回洗濯しただけで浮いてきてしまったため、画像のように結局ミシンで上からすべて縫い留めしました。アイロンで付けるだけで簡単に量産出来ると考えていたため、手間が倍かかったうえに、アイロン糊が裏面に付いていることでミシンの針でも縫いにくく、しかもベタベタになってしまいました。100均以外のものであれば、もっと強度があるかもしれないのですが、結局縫ったり補強が後々必要なら、最初から縫い留めした手作りのほうが簡単です。

      2.ワッペンについている、ループ部分のリボンが子どもには広げにくい
      手作りループタオルのおすすめ理由にも記載しましたが、子どもが自分でやりたがるようになることを想定すると、このペッタンコなリボンは、広げてフックに掛けるときにやりにくそうでした。

      既製品を購入するときの注意点

      簡単に出来る…とはいっても、急に必要になることもあるし、得意・不得意もありますよね。ワーキングママの生活を維持しつつ、すべて手作りするのは難しいときもあります。洗い替え分などもあり枚数を揃えるためにも、既製品を購入することもあるはずです。購入の際「ちょっと失敗したかも」「こうすれば良かった!」と感じた点を書いていきます。

      1.100均のループタオルはおすすめしない
      種類も豊富で、見た目もかわいい物が多く、しかも100円で既にループタオル状になったものも売っている!最近の100均は本当に優秀で私も大好きなのですが、皆同じことを考えるためお友だちと被りやすい!ただでも「自分の物」を認識して覚えていく頃なので、紛らわしいことになるのを避けるため、わが家は100均で完成された状態のタオルは出来るだけ購入しないようにしていました。

      2.安すぎるタオルを使うのはやめたほうが良い
      最初は薄くて安くまとめて購入できるタオルや、100均購入のタオルを使ってみたのですが、これがあっという間にボロボロになります…。やはりたかがタオル、されどタオルで、安すぎる素材の綿は壊れるのも早く、みすぼらしくなってしまうのが早かったです。毎日1枚以上、必ず必要で洗濯必須。卒園まで使うことを考えると、きちんとした金額のタオルで用意したほうが長持ちし、新たに購入したり名前つけをする手間が省けることになります。

      購入する場合のおすすめは?

      1.1枚300円以上程度の、肌触りの良い厚みのあるタオルで用意する

      2.園既定のサイズが特になければ30cm×30㎝程度の大きさが一番使い勝手も良く、成長してもずっと使える

      3.通販のまとめ買いや、ドン・キホーテなどで買うのもおすすめ。他と被らない子どもの好きな柄を選んであげると、自分で分かるようになってからも喜んで使い続けてもらえる

      4.家や実家で眠っている、お祝い品のハンドタオルなどを利用するのもおすすめ。買わずに済み、使われず眠ったままだった、しかもしっかりした素材のタオルを使うことができる

      お子さんが園で使いやすく、喜んで使ってもらえるタオルを用意してあげてください