溶かしたチョコにナッツやドライフルーツを乗せて固めただけの“マンディアン”。大人にはナッツやドライフルーツ、子どもにはかわいいクッキーなど、プレゼントしたい相手によって変化をつけられるのも魅力です。
ところで「マンディアン」って何ですか?
時々、チョコレート専門店などでも目にする、溶かして垂らしたチョコレートにナッツやドライフルーツがのっているもの。あれに名前があるなんて!と最近知った私です。それが「マンディアン」。
もともとは「托鉢修道士(たくはつしゅうどうし)」を意味する言葉。4つの托鉢修道会の修道士の服の色にちなんだナッツとドライフルーツ(アーモンド、ヘーゼルナッツ、ドライイチジク、レーズン)がのっているチョコレートということで、その名前で呼ばれるようになったそうです。
とはいえ、好きなものをのせておいしく楽しく作っていきましょう!
マンディアンの作り方…の前に「テンパリング」って何ですかね?
チョコレート菓子を作るときにレシピによく登場する「テンパリング」という言葉。なんとなく、単に「チョコレートを溶かす」という意味かと思っていましたが、どうやら「おいしいチョコレートにするための温度調節」ということらしいです。
それって必要なのか!?と思い温度に気をつけてみたものと、気を付けないでただ溶かして固めてみたものを比べてみました。
これは作って3~4日置いたものです。作った直後(チョコが固まった後)はまったく気にならなかったのに、時間が経つと白い線みたいなものが浮き出てきてしまっています。
食べても問題ないとはいえ、やはり見た目はキレイなほうがいいですよね。しかしちゃんとしたテンパリングは温度を上げたり下げたりちょっと面倒です。いろいろ試してみて、一番簡単そうな方法を紹介します。
※厳密にいうと、チョコレートの種類によって温度も細かく変わってくるのですが、あまり細かくなるとハードルが高くなってしまいます。ここではざっくり、「温度」に着目しています。おうちで作るお菓子は「気軽で手軽」がいちばん!
チョコレートは温度にうるさいので、温度計を用意したほうが失敗は少ないかと思います。
マンディアンを作りましょう!
- 材料 作りやすい量
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- 板チョコレート
- 1枚(40g)
- ナッツやドライフルーツ、クッキーなど
- 適量
用意する道具・・・ボウル、温度計、ゴムベラ、オーブンシート、包丁
- 作り方
- 所要時間30分
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- STEP1
- チョコレートは1/4を粗く、3/4を細かく刻む。
- STEP2
- 3/4の刻んだチョコを入れたボウルを、60~70度のお湯の入ったボウルの上に乗せてチョコレートを溶かす。そのとき、溶けたチョコレートは45度くらいになります。
- STEP3
- 2のチョコレートに、細かく刻んだ1/4のチョコレートを加え、ゴムベラなどで混ぜながら溶かします。そのときのチョコレートは35度くらいでした。混ぜて30~32度くらいになったら、オーブンシートの上にスプーンで垂らしていきます。
- STEP4
- オーブンシートに垂らしたチョコレートの上に、ナッツなどお好みの具材をのせ、そのまま固めます。大きさはお好みで!この時は500円玉くらいの大きさにしています。
ホワイトチョコレートでも!
ホワイトチョコレートでももちろん出来ます!暗い色のナッツなどが際立ちます。
第4のチョコレート「ルビーチョコ」でも!
ダーク、ミルク、ホワイトに続く「第4のチョコレート」といわれる「ルビーチョコ」。着色料もフルーツのフレーバーも入っていないのにルビー色でフルーティなチョコレート。数年前に発見され、有名店などで扱われる貴重な存在でした。しかし今年はスーパーで買える身近なチョコレート菓子などにも使われています。今回使ったのは製菓材料店で売られていたもの。タブレット上になっているので刻む必要もなく便利です。
子ども向けには、かわいいビスケットで
ナッツなどは喉に詰まらせやすいので、小さな子どもには、ビスケットがおすすめです。写真は無印良品のもの。お魚の形のビスケットもあり、そちらを使ってもかわいいです!
ラッピングは中が見えるようにシンプルに!
キレイに出来上がったら、中が見えるシンプルな袋に入れて、かわいい箱や缶などに入れてプレゼント!
今回のウツワの話
まるでレースペーパーのようにキレイな小ぶりのケーキ皿です。10年以上前、家具を見に行ったお店で一目ぼれして購入しました。シンプルなケーキやお菓子がちょっとよそいき風になる魔法のお皿です。
シンプルだからこそ、「ひと手間」が大事!