地震大国の日本。最近では台風などの自然災害も増えたように思います。家族を守るために「もしもの時」の準備はじめませんか。
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「もしもの時」が訪れたわが家
地震や自然災害が増えているな…と思いながらもほぼ準備ゼロだったわが家。まさか自分が、と完全に油断しているときに突然発生した北海道胆振東部地震。北海道胆振東部にあるわが家は直撃。幸い自宅に大きな被害はなく、避難所に行くことはなかったのですが、備えなしのなか丸2日の停電。
夏だったので暖房などは必要なかったのですが、もしも冬だったら…と思うとゾッとします。真冬の北海道で暖房がなければ心身もろとも凍りついてしまいます。さらに物流が停止してしまい通電後もさまざまな物資不足に悩まされました。
食料はあるけれど食べられない!
まず困ったのは食料でした。電気が止まっているので火を通すものは食べられず、もちろん冷蔵庫もダメになっているので常温保存のまま食べられるものを探しました。
とりあえず見つけたレトルトカレーなどで初日をやり過ごしたものの、状況の変化からか子どもは過敏になっておりあまり食べてはくれませんでした。そんなときに役立ったのがこちら。
ビスコです!
常温での長期保存が可能なうえに普段から食べているものなのでこれだけはパクパク食べてくれました。高カロリーなのでエネルギーにもなります。
非常時には大人も子どももストレスを感じやすくなるそうです。甘いものを少しでもとればストレス緩和にもなりますね。
他に栄養を取りやすく飲みやすい野菜ジュースも重宝しました。一般的な保存食とともに準備しておいて損はないです!
物が買えなくなることを念頭に
翌日に飲料水や常温で食べられる食料を購入しにスーパーに行くと長蛇の列に愕然としました。この小さな町にこんなに人がいたんだね…と思うほど。笑
飲料水と食料はもちろん、電池やカセットコンロも即座に売り切れました。子どもがいる中であの混雑は本当に大変。ガソリンスタンドも大混雑で待っている間にガソリンの底がつきそうなほど。
地震直後の物資不足も深刻でしたが、その後1カ月間ほどはさまざまなものが値上がりし、普段の2~3倍の値段で売られているのが当たり前のような常態でした。
普段から多めに用意しておき賞味期限の前に食べきりまたストックする。これを「ローリングストック」というらしいのですが、食材だけではなく非常時には手に入らないものが本当に多いので普段から用意しておくことが大切なのだと身に染みて感じました。
停電時にあの旧型バッテリーが大活躍
停電時にかなり助かったのが電池タイプのモバイルバッテリーでした。そのときは防災ラジオの用意などもなくスマホでしか情報が入らないので充電は必須!だったのですが、モバイルバッテリーも何度か充電すると使えなくなる…。
電池式なら電源が要らないので備蓄しておくと便利です。停電時は4G回線がかなり繋がりにくくなりましたが、それでもなんとか繋がったネットの情報は貴重なものでした。
子どもと非日常の生活を想像する
前述したようにわが家は避難所へは行きませんでした。が、もし地震が起きたのが冬で暖を取るものがなければ避難所へ行かざるを得なかったと思います。
今回の経験からいざというときのために防災グッズが詰まった防災リュックをお迎えしました。値段は少々張りますが、必要なものが一式そろっているのでいちから準備することを考えると買う価値アリです。
中身はこんなかんじ。たっぷり入っています。
こちらでほぼ大人用は賄えるのですが、あとは子ども用に必要なものも準備しておくと良いかと思います。子どもを連れてたくさんの人が寝泊まりする避難所で生活をするのはあまりにも非日常すぎて、想像がつかないですよね。
わが家で避難所生活のために子ども用に準備しているのもはこちらです。
遊び道具
- カルタやトランプ
- 書いて消せる落書きボード
静かに遊べてリュックでもかさばらないものを選ぶのがポイントです。
生活用品
- おむつ
すぐにトイレに行けないことも。おむつが外れていてもあると便利! - 母子手帳
- 薬やアレルギー対応食
病院に行く余裕はないので薬は必ず持ちます。震災後アレルギー対応食はなかなか手に入らないので数日分は用意しておく - 子ども用歯ブラシと歯磨き粉(歯磨き粉は大人用だと辛くて使えないことも)
- 子ども用マスク
- ウェットティッシュ
- 防寒用のウィンドブレーカー
上記のものを防災リュックの空いたスペースに入れています。
おむつやウインドブレーカーなどかさばるものは圧縮袋に入れてコンパクトに!子どもが大きければ一緒に準備するのも良いかも。
成長に合わせて必要なものも変わってくるので最低でも年に1度は点検をしていきたいと思っています。