今回は、ベビーカーの中でスヤスヤ眠る10カ月男の子と一緒に、待ち合わせのカフェに現れたぎゅってママ。働くママがそのタイミングに悩む「二人目の壁」。ウワサの産み分けなど赤裸々に語ってもらいました。

平日のタイムスケジュール

question「二人目の壁」と聞いて、今、どんなことを思いますか?

2人目が欲しいのに、なかなかできないというのが壁でした

2人目が欲しいのに1人しか産めない「二人目の壁」にはいろいろな事情があるようです。経済的な理由や仕事や年齢など、その理由はさまざま。

「わが家の場合、長男が3歳になったころ、そろそろ2人目が欲しいねと妊活を始めましたが、なかなかできなかったんです。長男はすぐ授かったので、2人目もすぐできると思っていたんですが…。」

ネットで見た産み分け法を試みるうちに3年が経ち、断念したらすぐ妊娠、結果は?

「できれば女の子を授かりたかったのでネットで見つけた“産み分けゼリー”や排卵日から調整する“タイミング法”を試みたもののできなくて、気づいたら3年が経っていました。もうすぐ40歳という年齢のこともあり、産み分けを諦めることにしました。3年間の妊活を経て、ようやく妊娠!結果は男の子でした。」

お兄ちゃんと6歳差、ママ39歳で2人目を妊娠。一般的な「二人目の壁」は越えたように見えますが、彼女にとっての「二人目の壁」は実はその先にあったのです。

お兄ちゃんのやっていること興味津々。歳が離れているせいか、お兄ちゃんはよく一緒に遊んでくれます

「1人目のときと明らかに違うのは、体力。妊娠中も動き回っていた長男のときに比べると、家に引きこもって体力温存が最優先。出産も分娩中のいきみができなかったんです。これは空腹という状況も重なったせいではあるのですが(笑)。

出産後も、完母(完全母乳)は5カ月であきらめ夜中の授乳はミルクに、離乳食もベビーフード併用して、1人目と明らかに違う。そのせいか?よく眠り、よく食べ、とにかく健康な次男です。」

本当の意味での「二人目の壁」は、ここから。長男に変化が…

無事出産し10カ月、育休中ではありながらも、子育てはほぼワンオペ。本当の意味で乗り越えなければならない「二人目の壁」。

「長男と2人のときは向き合って育児ができたのに、2人目が産まれてからは予定通りに動けなくなりました。6歳の長男は自我が出てきて言うことをきいてくれません。“クソばばぁ~”とか口も悪くなって。急に大きな声を出したり。ご飯を食べ終わるまで1時間くらいかかるし。テレビやゲームも“やりたい欲求”が一段と強くなって、言うことを聞かない。

お兄ちゃんがご飯を食べている間に、下の子をお風呂に入れるので、以前のように一緒に食事ができなくて。自分が構ってもらえないのが寂しいのかな。振り向いて欲しいのかな。早くみんなで食卓を囲めるようになりたいです。」

家族でのお出かけで、ハイテンションの長男に夫婦でグッタリ

「赤ちゃん返りは無いのですが、家族全員で外出するとハイテンションになって、はしゃいだり勝手にどこかへ行ってしまうなど今まで以上に聞き分けがなく、夫婦でグッタリ。パパかママの2人でだと外でも穏やかなので、最近は2人ずつで出かけるようにしています。」

ポケットの多いリュックとお財布ポシェット。男子ママは追っかけることが多いので、両手は常に空けておき、動きやすく。気に入ったバッグを3色買い

話を聞けば聞くほど、2人目あるある!今は手いっぱいのママですが、来年こそ保育園が決まって無事仕事復帰をして、ママが2人の男子との会話を楽しみながらご飯を食べる日も、もうすぐです。

questionこれからやってみたいことは?

のんびりと仕事をしながら、勉強を続けたい

次男出産前まで、週4日9:30-15:30定時勤務、扶養の範囲内で仕事をすることに理解のある会社で事務全般を担当。今年の春、次男が保育園に入れなかったため1年間の育休を取っていますが、来春からの復帰を待ってくれる職場や仲間がいます。

「現在の職場は4年目。長男がもうすぐ2歳になるころ、自分も仕事を始めようと再就職しようと活動を始めたのですが、“仕事が決まらないと保育園には入れない”“保育園に入れないと仕事が決まらない”と、決まるまでに20社以上で不採用でした。子育てをしながら再就職する厳しさや難しさを実感しました。

これからは自分の時間を作りたいです。もともと勉強することが好きなので、以前ファイナンシャル・プランナーの資格取得したときのように、経理関係の資格を取得して、経理・総務業務へのステップアップを目指したい。ほかに料理や裁縫も!夫と共通の趣味のビンテージのオモチャやゲームなどを扱って、好きなものを楽しみながら稼ぐのもいいかな〜。でもそれは、かなり先の話ですね。」