寒い時期に活躍するマフラー。でも動き回る子どもの首に巻くのは、ほどけやすそうで、またどこかに引っかかっても危ないですよね。着脱しやすく、首に密着して暖かい、簡単に出来る通し穴タイプマフラーの作り方を紹介します
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子どもが自分で巻けるマフラーが便利
寒くなってきて、外出時はマフラーの出番が増える季節がやってきました。冬でも「公園に行きたい!」となったとき、小さなお子さんの首に、長いマフラーをぐるぐる巻くのは、少し心配なときはありませんか?歩きまわっているうちにほどけて落としてしまうことなども多そうです。
今回は穴に通すだけの通し穴タイプ「ティペット」の作り方を紹介します。装着がかんたんなので、小さなお子さんでも自分で身に着けやすく、首に密着するので暖かいです。ここではファーっぽいフリースで作成していますが、使う生地・素材によってはパーティやクリスマスで、女の子のお洒落着としても活躍します。大きさを調整すれば、大人用に作る事も可能ですよ。
材料
※ここでは完成サイズ約縦12cm×横82cmくらいのマフラーになります
- 生地(90cm×40cm以上程度)
- 型紙用大判厚紙(カレンダーや新聞紙などでもOK)
- 針・糸・裁断はさみ
作り方
- 型紙の作成(縫いしろ込みの型紙になります)
縦15cm、横43cmの長方形を描く。※片面は「わ」なので、実質横幅86cmの型になる。
端は画像のように角を丸くし、中央端13cm程から8cmの長さで「切り込み」と記載ある部分をカッターなどで切る。他は線に沿って切り型紙を作成する「わ」とは、生地を二つ折りにした状態のときに出来る山折りの部分のことを言います。左右・上下などで対象の型を取るときに半面型で作るときの型です。 - 「わ」の部分も生地に移した形で、画像のように生地にかたどりをする。「切り込み」は片側のみなので注意
- 型紙に沿って布を切る
「切り込み」部分は生地に切り込みを入れて穴の状態にしておく - 横幅の「わ」を折り、まち針(わが家は画像の「仮止めクリップ」を使用しています)で留めて、生地がずれないようにする
- 生地の周囲内側1cmをぐるりと縫い合わせる
- 「切り込み」部分から表面を裏返す
端の部分を箸などで中から押し出してあげると、キレイに形が出ます(強く押しすぎて穴を開けないように注意) - すべて表に出したら「切り込み」部分もはしごまつり縫いで、手縫いで閉じていく
「はしごまつり縫い」とは、生地の縫う部分を山にして、縫い目が表に出ないようにカタカナの「コ」の字の形に布をすくって縫うこと - 完成。首に巻いて、穴に反対側の生地を通して留めます
おめかし用にはフェイクファー、公園遊び用にはニット素材などで作っても雰囲気が変わりおすすめです。