あなたは、わが子が自分のことをぶつようになったらどう思いますか?びっくりするし、悲しい気持ちになりますよね。今回は、ぶつのをやめてもらう方法についてお話しします。
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子どもが私をぶってきた!
「ちょっとしたことで子どもが私をぶつようになった」という経験はありませんか? このような悩みを抱えているママは少なくありません。
どうしてこんな乱暴なことをするのかしら。どんなに叱ったり、言い聞かせてもやめてくれない。かといって、このままにしておくのは心配…。ママの悩みはつきませんよね。
今回は、子どもが親をぶつようになってしまったときに、どのように対応したらいいのかについてお話します。
子どもがママをぶつときの感情
子どもがママをぶってしまうとき、子どもの心の中ではこんなネガティブな感情がわいています。
- 怒り
- 不安
- 心配
- つらい
- 悲しい
- イライラ
子どもは、これらの感情を「ぶつ」という行動で外に吐き出しています。子どもが小さい年齢の場合、まだ話せる言葉も少なく、思うように気持ちを伝えられないときがあります。また、気に入らないことがあってストレスを発散するためにぶってしまうことも。甘えたいのに甘えられないときも、その気持ちをわかってほしくてぶつことがあります。
子どもがぶってきたときの声かけと対応
では、子どもがぶってきたときには、どのようにしたらいいのでしょうか?
(1)子どもの気持ちをくみ取ってそれを言葉にする
子どもは何らかのネガティブな感情を抱いたときに「ぶつ」という行動をとります。このような場面で一番効果的なのは、「このときの子どもの気持ちをくみ取って言葉にする」こと。つまり、子どもに「共感」することです。
怒っているようなら「○○だから怒っているんだね」、イライラしているようなら「△△でイライラしちゃったんだね」と伝えます。子どもは自分の気持ちとぴったりな言葉を言ってもらえると、「わかってもらえた」と安心して気持ちが落ち着くのです。
(2)ぶたれた側の気持ちや影響を伝える
ぶつことをくり返すようなら、ぶたれた側の気持ちをしっかりと伝える必要があります。ぶたれたら「痛い」「悲しい」「つらい」というママの気持ちを真剣に伝えましょう。ポイントは、「私」を主語にして自分の気持ちを伝える「アイメッセージ」を使うことです。
たとえば、「ぶたれるととっても痛いの。ママは○○ちゃんにそんなことをされるとすごく悲しいな」と正直な気持ちを話しましょう。また、「ママは、○○ちゃんにぶたれた人の気持ちを考えてほしいと思うよ」と伝えることで、ぶつことの影響や相手を思いやることの大切さを教えることができます。
(3)ぶつのではなく「言葉で言う」ことを教える
イヤなことがあると「ぶつ」という手段を使うのではなく、言葉で伝える方法があることを教えます。小さい子には、「ぶつんじゃなくて、お口で言ってね」と毎回根気よく伝えるようにします。言葉で言えたときは「お口で言えたね。ありがとう」とほめてあげましょう。大人は子どもの「できていないこと」に対して指摘しがちです。できたときこそ、それを見逃さずに声をかけてあげましょう。
(4)子どもにたっぷりと愛情を注いであげる
「ぶつ」という行動は、何か満たされない欲求があるときに表れるもの。愛情を注ぐと言っても、何か特別なことをする必要はありません。「目が合ったらほほ笑みかける」「スキンシップをとる」「よく話しかけてあげる」というだけでもOK。無理なくできそうなことからやってみてくださいね。
子どもの「ぶつ」という行動は、もしかするとすぐにはやめてもらえないかもしれません。しかし、根気よくこれらの対応をしていくことで、親の気持ちが伝わっていくでしょう。