入園・入学に必要な布小物。せっかく気に入った布地を買っても、「なんか作りにくい!」「こんなイメージじゃなかった!」「使いづらい!」と思うことはありませんか?これを防ぐために、布を選ぶ際に気をつけたいポイントをまとめてみました。
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どの柄を表に出すのかを考えて選ぶ
どの柄を表に出したいかを考えて、生地を切らなくてはならないので、裁断に工夫がいるだけでなく、生地を有効に使えないこともあります。
柄が一方向に向いている布は注意
上の写真の柄は、パッと見ると方向性は無いように見えます。が、下部分にチェック柄があることに注目。
これを生かせば、チェックの布を縫い合わせずに作ることができますが、バッグや巾着など、本来なら縦長に切って半分に折り畳み、両脇だけ縫えば良いものも、この布だと2枚に裁断して縫い合わせる必要が出てくるため、手間がかかります。
プリント生地の厚さは見た目だけではわからない!
プリント生地でもブロード、シーチング、ローンと、主に3種類の厚さがあります。厚い順としては、ブロード>シーチング>ローンとなります。店頭では触って厚さを知ることができますが、インターネットでは触ることができません。
届いてから「薄すぎる!」とならないように、注意する必要があります。通信販売の店舗によっては、布の種類を書いている店もありますので、購入の際に注意しましょう。
厚い生地と薄い生地を縫い合わせるのはNG?
上の写真はチェックやストライプではありませんが、生地の厚さが違うものと縫い合わせて、作ったランチョンマットです。布の耐久性やそれぞれの縮み率によって、洗濯するとこのようにたるみが出てくることがあります。
キルトは布小物に不向き?
また、厚みがある分、布を重ねた部分を縫う際に、ミシン針が通らないなんてことも。体操着入れなど巾着にする場合も、キルト生地の厚みで紐が引っ張りにくく、握力の弱い子どもには扱いづらいこともあります。
巾着にはプリント生地がおすすめです。どうしてもキルトを使いたい人は、写真のように厚めの生地と縫い合わせて使うと、紐を引きやすくなりますよ。
通園バッグには、キャンバス地や帆布、ビニールコーティング生地の選択肢もありますので、検討してみてください。
ビニールコーティングの生地は縫いにくい?
通信販売では「ツヤなし」と表記され、わかりやすくなっています。もし、それでも縫いづらい場合や、どうしてもツヤありタイプの生地を使いたい場合は、専用のミシン抑えが販売されていますので、それを利用すると良いでしょう。
自分が作ったものを、子どもが持ってくれるのは、とてもうれしいですよね。せっかく作るのであれば、なるべく手間をかけずに長く使えるものが、理想です。これからの布選びの参考になれば、うれしいです。