何度叱ってもわが子が同じことをくり返すとき、どうしていますか?イラっとしてさらに叱ってしまうこともありますよね。今回は、その理由と3つの対処法を紹介します。理由や対処法がわかれば、こういうものだと納得できることもあるかもしれませんよ。
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叱ってもちっとも反省しないわが子、なぜ?
「ウチの子、何度叱ってもまた同じことをくり返す」ということはありませんか?「もういいかげんにして」とうんざりしてしまいますよね。例えば、
- さっき叱ったのに、またテーブルに登っている
- 触ってはいけないと言っているものに触る
- 何度叱ってもすぐ引き出しを開ける
など。毎回叱ってもちっとも反省しない…特に年齢が小さければ小さいほど、このような行動は多いもの。では、なぜそういう行動をしてしまうのでしょうか?
何度叱っても同じことをくり返す理由
- まだがまんするという「理性」が働かないから
- 「善悪」の判断がつかないから
- それをやりたいという強い欲求があるから
- 注意されたことをすぐ忘れてしまうから
叱っても同じことをくり返すときの3つの対処法
1.環境を工夫することで「ムダ叱り」を減らす
叱ってお互いにイヤな思いをするよりも、まずは子どもが叱られない環境づくりをしていきましょう。たとえば、すぐ引き出しを開けてしまうなら、開かないようにロックをしたり、触ってほしくないものは取り去ります。環境に手を加えることで、叱る回数を減らしていきましょう。
2.子どもはすぐ忘れてしまうものだと心得る
大人が思うよりも、子どもは物事を覚えていないもの。きびしく叱ったとしても、すぐに忘れてしまいます。「なんでまたそんなことをするの」「なんで叱られたことを覚えていないの」と責めるよりは、子どもはすぐに忘れてしまうものだと思えば、そんなに気にならなくなります。
3.できていることに注目して声かけをする
とかく親はできていないことに注目して叱ってしまいがち。できているときはそれを当たり前だと思って、何も声をかけません。むしろ、できているときや守れているときに、「よく守れたね」「ありがとう」「助かるよ」と声をかけてあげましょう。こうするとママはよろこんでくれるんだと思うと、またそのように行動してくれます。
理由や対処法がわかれば、こういうものだと納得できることもありますよね。子どもが叱られない環境づくりをすることで叱る回数は減っていきますし、できていることを認めてあげると、子どもの心が満たされてさらに落ち着いていきますよ。