藤井六段の活躍、羽生竜王の国民栄誉賞受賞などで一躍ブームとなった「将棋」。知育にも良い、4歳からできる「どうぶつしょうぎ」を材料費ゼロで作って楽しみませんか?自分の持っているコマを効果的に使って、相手の「ライオン」を捕まえに行くぞ!

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「どうぶつしょうぎ」って何?

3×4マスの盤面を使用。「ライオン」「ヒヨコ」などの動物イラストによって、コマの動きをわかりやすくし、4歳からでも楽しめるように、と開発された将棋です。わが家でも実際やってみましたが、幼児でも楽しめるように考えられているな、と思いました。

子どもの知育、将棋に親しむ最初のステップとしては最高なのですが、市販の物はなんせ高い…(2000円以上します)。それなら家にあるもので作ってしまいましょう!

準備するのは家にあるもの!

親子で一緒に作ろう!

  1. 段ボール1枚に、1マスが5cm×5cmになるよう、3×4マスの線を引く
  2. 先に大人が鉛筆で線を引いておき、仕上げに子どもが黒の油性ペンで線を引くと、一緒に作れます。子どもと作ると、ちょっと見た目がイマイチになりますが、定規を使う良い経験になるし、愛着もわくので、一緒に作ってみてくださいね!

    これが将棋盤になります
  3. もう1枚の段ボールに、1マスが4cm×4cmのものが合計8マスできるよう鉛筆で線を引き、線に合わせてカッターで切り分ける
  4. これが将棋のコマになります(8コマ必要)
  5. コマを作る
  6. 白い紙を4cm×4cmの正方形に切り、合計10枚用意。2枚ずつ「ライオン」「ゾウ」「キリン」「ヒヨコ」「ニワトリ」の絵を描く(可能なら、子どもに描いてもらいましょう)。

    幼児でもわかりやすく、スムーズに動かせるようにするため、コマが進める方向に赤い丸を書いておきます。たとえば「ライオン」はどの方向にも進むことができるので、下の画像のように赤丸を付けます。

    そして、コマになる段ボールの片面に「ライオン」を描いた紙を貼ります。同じコマをもう1つ作ります。

    左はコマの表面、右はコマの裏面

    「ゾウ」は、斜めなら進むことができます。「ライオン」同様、進める方向に赤丸を描き、コマになる段ボールの片面に貼り付けます(2つ)。

    「キリン」は、上下左右のいずれかに進むことができるので、そのように赤丸を描き、コマになる段ボールの片面に貼り付けます(2つ)。

    「ヒヨコ」は、前に1マス進めます。相手陣地の1段目まで進むと裏返り、「ニワトリ」に変わります(「ニワトリ」は斜め後ろ以外に進めます)。「ヒヨコ」の裏面が「ニワトリ」になるように、コマになる段ボールの両面にそれぞれ貼ったものを2つ作ります。

    全部のコマを並べてみました!※「ヒヨコ」の裏面が「ニワトリ」です

どうやって遊ぶの?

簡単です!もうお気づきだと思いますが、「ライオン」は普通の将棋の「王」、「ヒヨコ」は「歩」と同じ動きです。お互いに自分の持ちゴマを効果的に使って、相手の「ライオン」を捕まえに行けばいいのです。

※将棋がまったく初めてで、ルールがわからないという人は、日本将棋連盟のHPを参考にしてください。

園児の頃から「どうぶつしょうぎ」をしてきたおかげか、最近は8歳の上の子も5歳の下の子も、普通の将棋を楽しむようになってきました(もちろん、まだまだ弱いのですが)。不要な段ボールなどで作れば0円で完成します。「将棋」に親しむ最初の一歩として、一緒に作って楽しんでくださいね。