プリッと赤くて甘酸っぱい、さくらんぼが食べ放題の「さくらんぼ狩り」。初夏の限られた時期だけの旬の味覚を、子どもと一緒にお腹いっぱい楽しんでみませんか?わが家の体験レポートも交えて、農園選びや便利な持ち物など、より楽しむコツを紹介します。
index目次
さくらんぼ狩りができる場所は?
「さくらんぼといえば、やっぱり山形県…!? 興味はあるけど、ちょっと遠いな~。」なんて、諦めていませんか?いえいえ、実は都心からでも日帰り可能な山梨県や群馬県など、関東近郊にもさくらんぼ狩りができる農園がたくさんあるのです!
フルーツ狩りが大好きなわが家。結婚前から毎年さくらんぼ狩りシーズンには、山梨県にある農園を訪れていました。でも、出産後は慌ただしさから泣く泣く断念。昨年、双子の子どもたちが3歳になったのを機に、「子連れでさくらんぼ狩りデビュー」をしてきました。
開催期間・時期はいつ?
山梨県の温室ハウス栽培は4月下旬のゴールデンウィーク頃から開催されます(ただし、値段はちょっと高め)。露地栽培でも、6月初旬頃から6月いっぱいまで楽しめる農園が多いようです。ちなみに、2018年は開花や実の成長が早く、5月26日頃から開催の農園も。
山形県は山梨県とほぼ同様で、6月上旬から7月中旬。北海道では、6月下旬から8月上旬が開催期間の目安とのことです。北海道は涼しいので、少し遅めのスタートになるんですね!いずれも人気の園は予約状況により、早めに受付を締め切ることもあるので、予約は早めに!
でも、せっかく行くならお目当ての品種が一番おいしい時期に楽しみたいもの。農園の栽培している品種や生育状況によって、ベストなタイミングは異なるので、気になる農園を見つけたら、直接問い合わせてみるといいかもしれません。
農園選びのポイント。料金は?割引あるの?
一番の要となるのが農園選び。料金や制限時間など、地域によって内容を揃えているところも多く見受けられますが、探してみると特色がいろいろ。例えば…
料金 | 露地栽培の食べ放題は、小学生以上が1500円~2000円前後、未就学児(3歳~6歳)が1000円前後で、園によって異なります。一般に販売されている量と値段を考えると、とってもお得ですよね!さらに、公式ホームページから直接予約すれば、割引や特典が受けられる園もあるのでお得。要チェックです! |
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時間制限 | 40分前後が多いですが、中にはうれしい「時間制限なし」の園も! |
栽培品種 | 各園で栽培品種は異なり、中には20種類以上!という園があります。食べ比べが楽しめますよ。 |
栽培方法 | さくらんぼは雨に濡れると実割れしてしまうため、露地栽培でも雨よけの屋根が付いており、雨天でも楽しめるのがポイント! |
point木の植え方を要チェック
通常はよく見る桜の木のように、上に向かって枝を伸ばす栽培方法が多いのですが、木を列状に植える「垣根仕立て」で栽培された、さくらんぼは風通しや日当たりがよく、実が大きく甘くなるそう。
さらに、低い位置にも実がなりやすいので、小さな子どもでも手が届きやすく、子連れにおすすめです!
昨年、わが家は「時間無制限」に惹かれて、人気の農園を訪れましたが、3歳の子どもたちの手の届く場所にはほとんど実がなく、脚立を使うことに。自分の手で採りたい子どもたちは当然、高い脚立にも上りたがり、親はそれに付き添うのでなかなか食べられず…。
そして、少し目を離した隙に、空いていた脚立に勝手に上っていて、ヒヤリとする場面もありました。親も子も満足できるさくらんぼ狩りのためには、子どもが安全に、そして存分に楽しめるかどうかの事前確認も重要ですね。
おいしいさくらんぼの見分け方と採り方
おいしいさくらんぼの実にはこんな特徴が!
- 日当たりの良い場所にある
- 果実の粒が大きい
- 全体が真っ赤で鮮やか
- 皮に張りとツヤがある
- 実がかたく締まっている
- 軸が太く緑色
採り方
実を指でつまみ、実だけをくるりと回して採ります。茎の根元には、翌年の花芽が付いているので、実だけを採るようにしましょう。
さくらんぼ狩りに最適な服装&持ち物
服装
- 多少汚れても大丈夫な、動きやすい普段着
- 脚立に上ることも多いので、スニーカーやパンツスタイルが◎
- 園内は暑く感じることも。脱ぎ着の調節可能なものがベター
- 暑さ対策に帽子やタオルがあるとさらに良い
- さくらんぼ保護のため、リュックやバッグ類の持ち込みを禁止している園もあるので、事前に確認を
持ち物
- ウェットティッシュ
- 手拭きタオル
- 日焼け止め(気付くと意外と焼けています)
- 飲み物(案外、喉が渇きます)
- 子ども服など着替え
- 乳幼児の場合は「お食事エプロン」や抱っこ紐
- (持ち込み可能な園なら)お弁当やレジャーシート
- (お土産にも購入する場合は)クーラーボックス
氷水を持参して、その場で冷やして食べる!という人も。余裕があれば試してみたいですね!
最後に
予約や混雑状況、バリアフリー仕様やトイレの有無などは、農園によって異なります。特に木の大きさや実のなり方は、小さな子連れで楽しむために重要なチェックポイントでもあるので、事前に確認しましょう。
そして、さくらんぼは水分が多く、大量に食べ過ぎるとお腹が緩くなる成分も入っているようで、さくらんぼ狩り後はトイレに行くことも忘れずに!
「さくらんぼ狩り」は皮むきの必要がなく、小さな子どもでも簡単に収穫OK。そのままパクっと食べられるので、子連れでの体験にぴったりです!実が小粒で食べ比べしやすいのも魅力のひとつ。
今年の初夏は、家族みんなで「赤い宝石」さくらんぼを、贅沢にお腹いっぱい楽しんでみてはいかがでしょうか?
素敵な農園と出会い、ピカピカ笑顔の楽しいひとときが過ごせますように!