時短で、賢く、楽しく子育て。働くママでも、毎日たった5分からできる!知育や子どもの心と体を育てるノウハウを、SakuraEdu代表の荒井聖子さんに教えてもらいます。今回のテーマは「子どものいたずら」について。

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いたずら中の子どもの顔は

1歳頃から私達を悩ませるいたずらの数々。

かばんの中身を出す、ごみ箱をひっくり返す、紙をぐちゃぐちゃにして破く、コップに手を入れる、水をこぼす、お肉のパックに指を刺す、何でもポイポイ投げる、どこでも靴や靴下を脱ぐなど、昨日までしなかったことが、あっという間にできるようになって驚くこともしばしば。

とっさに「〇〇ちゃん!」と叱りそうになりますね。そんなとき、子どもの顔を覗いてみて下さい。

いたずらしているときの子どもは、瞳がキラキラして何ともいえず嬉しそうな表情をしています。

わが家では、引っ越し直後にキッチンカウンターの下に入り、ボールペンで真っ白な壁紙に落書きをした子の「嬉しそう」な表情は、今でも語り草となっています。

いたずらは成長の証

私達にとって困ることでも、いたずらは「子どもの成長の証」です。

モンテッソーリは万国共通で幼児が好きな行為として、水を扱う(水遊び)、物を移動させる、開ける閉める、押す引く、切る破くなどを挙げています。

分析をしてみると、全て筋肉や五感が育っていく上で必要となる動きばかりです。

いたずらの原動力は、「出来るようになりたいから、自分でやってみたい!」という力、つまり成長のために自然から貰った宿題のようなものです。

筋肉や五感を働かせながら、こうしようかな?どうなるかな?と考えることが、子どもの知能をどんどん発達させるのです。

いたずらが嫌だからと手の届く範囲に何も置かない、静かにしているからと動画を見せる、確かに親は楽かもしれませんが、それなら少し工夫して「いたずら天国」を作ってあげませんか?

いたずら天国作り

考えるだけで子どもが歓喜しそうな空間ですね。準備した環境の中で、安心していたずらさせれば叱る必要はありません。

やってるやってる楽しんで!もっと知能を伸ばして!

キラキラ輝く瞳の子を笑顔で応援できると思いますよ。