大根丸ごと1本を買ったら即すべき5カ条。プロ級の「ツマ」もシャキッと完成

実はカット大根は、すでに水分が失われている状態なのです…。大根を買うなら、1本そのまま買ってほしいです。自分でできるひと手間を加えるだけで、新鮮なまま保存できますよ。

購入したら、すぐにやるべき5項目

【1】葉を切り落とす

大根を1本で購入すると、葉がついた状態が多いのではないでしょうか？この葉は、根（いわゆる大根の部分）の水分をどんどん吸ってしまうのです！葉は大根をしなびさせる原因なので、切り落としましょう。葉が残らないように、根の部分を切り落とします。

【2】3つに分ける

大根は長いので、そのまま冷蔵庫に入れると邪魔ですよね!? 切ってから入れるのですが、切る場所が重要なんです。上部・中・下部の3つに切り分けましょう。※写真は、料理に使う部分もあり「中」の部分が2つに分かれています

【3】ラップをして保存する

水分の多い大根は、乾燥させないことが大切。【2】で切り分けた大根は、1つずつラップで包んで保存します。ラップの上から、どの部位かを書いた方がわかりやすいですよ！

【4】葉はすぐにゆでる

【1】で切り落とした「葉」、どうしていますか？捨てるなんて、もったいない！料理に使えるので、新鮮なうちにゆでましょう。すぐにゆでたものは、青くシャキシャキした食感を得られます。うっかり冷蔵庫で放置してしまうと、すぐにしなびてしまうので注意。

【5】大根おろしを作って、冷凍しておく

焼き魚の付け合せなどに、添えたい「大根おろし」。面倒な作業ですよね。それなら、まとめて作ってしまいましょう。なんと、大根おろしは冷凍の仕方ができていれば、冷凍保存できるのです。保存袋に入れた後、箸で1回量ずつ寄せておくと、使いたいときに必要な分だけ出す。簡単で便利ですよ。

大根の部位別、使い分け

• 上部

繊維が多く固めな部分。シャキシャキした食感と、甘みが一番あるため、サラダや生で食べる料理がベスト。

• 中

もっともやわらかく、辛みと甘みのバランスが良いので、オールマイティーに使えます。

• 下部

水分が少なく辛みが強いため、みそ汁の具や、天ぷらのおろしに最適。

簡単！【上部】大根レシピ

大根サラダの長～いツマ

お店のようなツマを作れば、大根サラダがすぐにできます！大根と同じ要領で切ったきゅうりを添えて、好きなドレッシングをかければ、あっという間に一品になります！

ツマの作り方

所要時間10分

STEP1

大根の皮をむき、かつらむきをする

STEP2

かつらむきした大根を端からクルクルと巻く

STEP3

巻いたものを端から細く切る

STEP4

切ったものを伸ばすと、長いツマの完成！

カンタン酢で彩り酢の物

作り方

所要時間10分

STEP1

大根やキュウリ、ニンジンなどを千切りにする

STEP2

ボウルに入れ、塩ひとつまみ～小さじ1ほどふり入れ、混ぜる

STEP3

水気を絞った野菜に、カンタン酢を材料100gあたり、大さじ1.5～2の分量であえて、完成！

簡単！【中】大根レシピ

じっくり煮込んだ、だし煮

大根の大量消費メニュー！分厚く切ってじっくり煮ると、だしが染み込んだおいしい大根に。

作り方

所要時間10分

STEP1

大根は2～3cmくらいに分厚く切り、隠し包丁をする

STEP2

圧力鍋に、大根がひたひたになるくらいの水、ダシパックを入れ、低圧で3分加熱する

STEP3

圧が下がったら、完成

できあがった大根は、おでんに入れたり、田楽みそをのせたりして、召し上がれ◎

簡単！【下部】大根レシピ

定番！みそ汁

焼き魚に大根おろしがあると、格が上がる？

焼き魚には大根おろしを添えたいですよね…。でも、それだけのために用意するのも面倒だし、子どもは食べないから、できるだけ避けたい作業。それでも、このちょこんとお皿に乗っている大根おろし、これだけで立派な料理に格が上がる気がするのは、私だけでしょうか!?

大根の保存期間

紹介した通りにラップして保存した場合、根の部分は冷蔵で1週間くらい。ゆでた葉も2～3日は持ちます。最初のひと手間は少しボリュームがありますが、これだけできれば鮮度を損なわずに、1本丸々フル活用できるので、お試しください！