ドライブや車旅の途中で寄りたいのが「道の駅」。全国各地にある道の駅の中から、実際に訪れて感じたことをレポートします。今回は日本の伝統文化「発酵」をテーマにしている、「道の駅 発酵の里こうざき」を訪れました。

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「道の駅 発酵の里こうざき」とは?

利根川沿い、圏央道神崎インターすぐそば、千葉県香取郡神崎町にある道の駅です。周辺は、利根川水系の穀倉地帯が広がっているので、直売所には米やサツマイモ、ニンジンなどが並んでいます。

また、レンコンの生産も盛んとのこと。発酵の里という名の通り、ここには発酵食品を集めた発酵市場というショップがあり、全国各地から選りすぐりの発酵食品を集めて販売しています。

発酵食品を使ったグルメ!

「レストラン オリゼ」で一番人気の、神崎産豚肉を醤油麹(しょうゆこうじ)に漬け込んだ「豚肉の味噌焼き定食」をいただきました。

市販の醤油麹は製造時に、殺菌などで熱を加えるので麹菌が死んでしまうのですが、レストランの醤油麹は焼くまで麹菌が生きているとのことで、とっても柔らかくジューシーに焼き上がっていました!

また、併設のカフェには甘酒、酒粕、味噌クリームチーズを使ったジェラートも販売されており、まさに美容と健康にバッチリなスイーツです。

売れ筋発酵食品

発酵食品の目玉は「神崎納豆」。大粒で大豆の濃くてしっかりとした味が特徴です。「月のとうふ」という曜日限定発売の、濃厚な豆腐も大人気。全国のヨーグルトや味噌もよく売れているそうです。岩手県岩泉町のヨーグルトはこってり濃厚!モチっとした食感なので、朝食におすすめです。

実は、和スイーツのくず餅も発酵食品なのだそう!久々にモチモチのくず餅に、きな粉と黒蜜をたっぷりかけて、懐かしさに浸りました~。

発酵市場で麹を買って、味噌や甘酒、塩麹、醤油麹を作る人も多いのだとか。というわけで今回、発酵市場で麹を買って、醤油麹と甘酒を作ってみました!

発酵食品のレシピ

醤油麹の作り方
STEP1
米麹500gを手で揉み合わせ、固まっている部分がしっとりするまで、しっかりとほぐす
STEP2
1に醤油500gを加え、とろみが出るまで約5分、攪拌(かくはん)する
STEP3
密閉容器に移し、常温で夏は約1週間、冬は約2週間発酵をさせる。熟成期間は1日1回、上下に攪拌する
STEP4
指で麹粒がつぶれるくらいになれば、できあがり状態。熟成後は要冷蔵
甘酒の作り方
STEP1
炊飯器に米1.5合を入れ、お粥を炊く(米1.5合に対して、水は4.5合の目盛まで入れる)
STEP2
お粥を混ぜて約60℃に冷まし、麹500gを入れ混ぜる
STEP3
炊飯器のふたを開け、約50~60℃に保ち、時々混ぜながら5~7時間置く
STEP4
適量の水で薄めて、好みで少量の塩を加えて、一度沸かしてから召し上がれ。アイスにする場合は、氷を入れて好みのジュースを入れてもOK!

杜氏(日本酒の醸造工程を行う職人)は手肌がキレイと言われますが、麹を触って納得!醤油麹を手ごねしていたら、手のひらがツルツルになりました。また、「飲む点滴」とも言われる、米麹の甘酒で元気いっぱいに!

周辺観光

空の玄関口、成田空港に近いこともあり、施設にはセスナの展示も。操縦席に座ることもできるので、飛行機好きにとっては間違いなく、外せない展示品です!

また、利根川を超えれば、縁結びの大杉神社も。実はここ、ドラマ「あなたには帰る家がある」のロケ地なんです。かわらけ投げ(土器投げ、瓦投げ)で厄除けも!「道の駅 発酵の里こうざき」と「大杉神社」で心も体もハッピーになりませんか。

施設情報(アクセス・サービスなど)

名称 道の駅 発酵の里こうざき
公式サイト http://www.hakkounosato.com/
※最新の情報はこちらでご確認を
おすすめ年齢 全年齢
営業時間 新鮮市場:9:00~18:00
発酵市場:9:00~18:00
レストラン オリゼ:10:00~18:00(平日は16:00まで)
はっこう茶房:9:00~17:00
アクセス 〒289-0224千葉県香取郡神崎町松崎855
車:神崎I.C.出口より右折し、国道356号線沿いすぐ
電車:JR下総神崎駅からタクシーなど自動車で約7分
バス:JR浜松町駅、JR東京駅八重洲口から高速バスを利用
駐車場 普通車50台、障がい者用2台、大型23台
サービス おむつ替えスペースあり / キッズエリアあり

この記事を書いたライター

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YOU&MYさん

プライベートでの年間総走行距離1万km超えは当たり前のドライブ大好き家族。目標は47都道府県走破!とはいえ飼い猫と寝るのも至福のひと時、という一児のママです。

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