子どもは何かと叱られることが多いもの。でも親に四六時中ガミガミ言われていたら、親子共々疲れきってしまいます。そこで「叱る必要があるとき」と「上手な叱り方」をご紹介します。この方法で、ガミガミママにさよならしましょう。

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ガミガミしすぎは効果なし

「子どもを叱ることが多すぎてストレスがたまってしまう」ということはありませんか?「叱る」というのは、意外とエネルギーがいりますよね。

親は、「子どもが何か困ったことをしたとき」や「言うことを聞かないとき」などに子どもを叱りますが、こんな言葉をかけがちです。

  • ○○しなさい!
  • ちゃんとして
  • ダメでしょ、何やってるの!
  • いいかげんにしなさい。何度言ったらわかるの?

でも、このような言葉をかけても実際にはあまり効果がなく、叱る回数だけが増えていくということもしばしば。これでは余計に疲れちゃいますよね。

実は「子どもを叱る必要があるとき」というのは、そんなに多くはないのです。

叱る必要がある2つの場面

子どもを「叱る」とは、子どもに学んでほしい社会のルールやマナーを教えるために、注意やアドバイスをすること。

でも、子どもと一緒に過ごしていると、何かと叱ることが多いのが現実。ただ、親から四六時中ガミガミと叱られていたら、子どもだってウンザリして聞く耳をもたなくなってしまいます。

また、叱られることに慣れてしまって、本当にわかってほしいときに、その大切さが伝わらなくなってしまうことも。ですから、叱る回数は少ないに越したことはありません。

本当に子どもを叱る必要があるのは、危険なことをしたときと、人に迷惑をかけたときの2つです。

危険なことをしたとき

「道路に飛び出す」などの命にかかわることや、「ハサミを振り回す」などのケガをしそうな行動をしたときに注意します。

子どもは何がどのくらい危険であるかをわからないので、危険な行動をするたびにしっかりと教えていく必要があります。

人に迷惑をかけたとき

「公共の場で大声を出す」「電車の中で走り回る」など、人に迷惑をかけるような行動をしたときには、そのつど社会のルールやマナーを教えます。「友だちをたたく」「死ねと言う」など、人の心や体を傷つけるような行動も必ず注意します。

では、具体的にどのように叱るのがよいのでしょう。

上手な叱り方

クドクドと長い時間叱っていてもあまり効果はありません。叱るときは、短い時間でわかりやすく伝えましょう。次のように叱るのがポイントです。

  • 人格ではなく、「行為」を叱る
  • なぜいけないのかという理由を説明する
  • わかりやすい言葉を使う
  • 真剣な表情で伝える

たとえば、「○○だから、やってはいけないの」と短く、わかりやすい言葉で、なぜいけないのかという理由を説明します。

また、「あなたはダメな子ね」などと子どもの人格を否定するのではなく、やっていること(行為)に対して叱るようにしましょう。

叱る回数を減らすコツ

叱るのを2つの場面だけにすることで、自然と叱る回数が減っていきますが、さらに減らす方法があります。

それは、「先に知らせることで予防しておく」方法です。

その行動をしそうだと事前にわかっているようであれば、「車が通るから、道路は急に飛び出すと危ないよ」などと先に知らせておくことで、その行動を予防できます。

このように、どうしても叱る必要があるときだけ叱るようにしたり、先に予告したりすることで、叱る回数をかなり減らすことができます。叱る回数が減ってくれば、心にも余裕が生まれ、子育てのストレスも少しずつ解消されていくと思います。

この記事を書いたライター

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佐藤麻依子さん
専門家

男児2人の母。心理カウンセラー。2006年から子育てに悩むママの子育て相談を開始。現在は、講演、講座、子育て相談、中学受験相談、執筆活動に力を入れている。「子育て3ステップ会話法」を考案し、書籍『男の子のための魔法のこえかけ 3ステップしつけ法』を出版。

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