/ 2017.07.21

家事に育児に仕事に、毎日忙しいパパとママ。パパのちょっとした行動でイライラしているママも多いですよね。アンケートで分かった、ママからパパへの3大不満とは…?。パパの本音と対応策も紹介します。

お話を聞いたのは

おおたとしまささん(育児・教育ジャーナリスト)

男性の育児、教育、子育て夫婦のパートナーシップについて、執筆・講演活動を行う。著書に「忙しいビジネスマンのための3分間育児」(ディスカヴァー・トゥエンティワン)など多数。14歳の男の子と11歳の女の子のパパ。

アンケートで判明! ママからパパへの「3大不満」

パパへの不満 TOP5(複数回答)

1位 仕事が理由で家にいる時間が短い 27.3%
2位 家にいても自分のことばかりしている 25.5%
3位 家事のやり方が違う・雑 24.1%
4位 家事を手伝ってくれない 21.0%
5位 子どもを叱り過ぎたり、ご褒美をあげ過ぎるなど、コミュニケーションの基準が違う 17.5%

※2017年1/16~2/1、Webアンケート。有効回答数617

もともと他人同士。不満はあって当たり前

読者アンケートで分かったママの3大不満は、「パパが仕事で家にいない」「家にいても自分のことばかり」「家事のやり方が違う、雑」。言いたいことはそれぞれあるでしょうが、不満はあって当たり前です。

だって、もともと赤の他人同士。育ってきた環境も育ち方も違うのですから、相手に「自分の思い通りに動いてほしい」と思うのがそもそもの間違い。「イラッ」として当然なんだ、と考えると気も楽になりませんか?

おおたさんがパパの本音&対応策を解説

「手伝う」ではなく「分担する」を当たり前と自覚してもらうことが第一歩

ママがパパにイラッとする気持ちはとてもよく分かります。ただ、パパとしても、帰りが遅いことでママに負担をかけて悪いという気持ちはあるのです。

しかし、その解決策となると「ママがやっているから何とかなるだろう…」とあまり考えていないものです。また、男は外面を気にして頑張る生き物なので、うちではのんびりしたいというのが本音だったりします。

家事や育児を「手伝っている」と考えているパパも多いようです。パパは全く無自覚で、むしろ「こんなに手伝っている!」と思っていたりします。手伝うのではなく、二人で分担して生活するのが当たり前と考えてもらえるように、ちゃんと話して、自覚してもらうことが第一歩です。

比べるのではなく「お互いに認めること」から始めましょう

ママとしては、「どちらがより頑張っている」「どちらがより家事や育児をしている」と比べても、結論は出ずイライラするだけ。ママが頑張っていること、パパが頑張っていることをまずは互いに認めることから考えてみましょう。

本当に腹が立ったときは、パパのいいところを考えてみるのもひとつの手。結婚したときの気持ちを思い出してみるのもいいですね。

また、価値観の違いはなかなか埋まらないもの。お互いに譲れるところを譲って、譲れない部分は譲らなくて大丈夫。考え方をどちらかに統一する必要はありません。

夫婦関係のピンチは成長のチャンス。お互いに考えていることをさらけ出し合って問題を考えることで、夫婦の絆は深まり、少しずつ夫婦関係は進化しますよ。

イラッとする根本の原因は「男女の行動傾向の違い」

女性と男性では行動傾向に違いがあることも知っておくといいでしょう。女性は共感をベースに察知して行動できるのに対して、男性はどちらかというと指示命令によって動く傾向にあります。

理屈では納得いかなくてもお互いの特徴を理解し、男性には分かりやすく役割を示してあげると案外うまくいきますよ。

この続きはフリーマガジン「ぎゅって」8月号で

ぎゅって8月号では、「パパとママの話し合い3カ条」や、読者ママから届いた、夫婦円満に関する疑問・質問への解決策をシーン別紹介しています。誌面でチェックしてみてね。

ぎゅって8月号は7/11(火)から配布が始まります。また、同日に公開する電子ブックでもすべての内容がご覧いただけます。

→ フリーマガジン「ぎゅって」の詳しい情報と電子ブックはこちら