2017.08.05 / 2021.06.15
吸水性・通気性に優れた手ぬぐいは、暑い時期に身に着ける素材としてぴったり!手ぬぐいを数カ所縫うだけでできる「ステテコズボン」の作り方をご紹介します。生地が薄く涼しいのでパジャマや水着の上に履くズボンにオススメです!
サイズ「80cm」相当の「ステテコズボン」の作り方を紹介します!
*ページ下に、サイズ「110cm」相当の「ハーフパンツ」の作り方のリンクを設定しています。適宜、こちらもご参照ください!
- 材料
-
- 手ぬぐい(縦33cm×横90cmを使用)
- 1枚
- 平ゴム(7mm幅のもの)
- 53cmくらい
index目次
はじめに
今回は四方が端処理済みの「手ぬぐい」を使いました。四方が切りっぱなしの手ぬぐいで作るときは、予め四方を「3mm~5mm」の幅で三つ折りし、端ミシンをかけておきましょう。
手ぬぐいの絵柄は、縦横の向きがないもの、又は、手ぬぐいを縦長に置いて、上下方向に絵柄のあるもの(但し、天地がある絵柄はズボンの片足側の絵柄が“逆さま”になってしまうので避けた方がいい)で作ると、絵柄の向きを正しく保ったままズボンが仕上がります。
作り方
手ぬぐいを横長の向きに広げます
長い辺を半分に折り、切ります
切れました
切った布を下図のように置きます。先ほど切った辺(下図ピンク線)を下にして、布の表側が上になるように置きます
左右の布をそれぞれ、内側に向けて半分に折ります
左右共に、折り合わせたところを、下から20cmのところまで、縫い代1cmくらいで縫います(下図赤線)
縫えました(下図赤線が縫った部分)
右側だけ、布をひっくり返し布を外表にし、先ほど縫った辺を外側(=右側)にして置きます(下図参照)
左側の筒状になった布の中に、右側の布を入れ込みます
きっちり重なるように入れ込みます
ぴったりと合わせます
重ね合わせた部分を縫います。下図のようにマチ針で留めます
先ほど20cm縫った縫い代と重なる部分は、縫い代を左右に割って開き、マチ針で留めておきます
マチ針で留めた部分(下図赤線)を縫い代「1cmくらい」で縫います
先に縫ってある縫い代と重なる部分は、縫い代が折り込まれたりしないように気を付けながら縫います
縫えました
上の方から手を入れ、重ね合わせた下方の布を一旦引き抜いて
再度下に引っ張り出します
ズボンの形になります(布は中表の状態)
裾部分の端処理をします
幅1cmくらいで三つ折りし、マチ針で留めます。内側の縫い代は左右に割って折ります
折った部分(下図赤線)をぐるっと1周縫います
筒状になっている部分をミシンで縫うときは、補助テーブルを外し、フリーアームを使うと縫いやすいです
左右の裾の端処理ができました
ウエストのゴム通しを作ります。上の端を2cmくらいの幅で外側に折りマチ針で留めます
中央の縫い代は、左右に割って折ります
折った端(下図赤線)を、ぐるっと1周縫います。その際、ズボンの脇辺りを2cmくらい縫い残しておきます!(下図ピンク線)ここがゴム通し穴になります
縫えました
ゴム通し穴として、2cmくらい縫い残されている状態です
ウエストにゴムを通します
先ほど縫い残しておいたゴム通し穴からゴムを通していきます。ゴム通しがない場合はヘアピンなどで代用してくださいね。通している途中で、ゴムが抜けてしまわないように、ゴムの反対側の端をクリップなどで留めておくと安心です
ゴムが通せたら、ウエストに応じて長さを調整し、ゴムを結べる長さを残した上で、余分な部分はカットします
ゴムをしっかりと結び、結び目は布の中に入れ込んでおきます
ひっくり返して、布を外表にして「ステテコズボン」の完成です!!
サイズ感
既製品のサイズ80cmのズボン(下図右側 甚平のズボン)と並べるとこんな感じになります
重ねると、ウエスト・ヒップ共にほぼ同じサイズになりました
参考:110cmハーフパンツの作り方
下記リンク先に、今回ご紹介した「ステテコズボン」と同様、手ぬぐい1枚から作れる「ハーフパンツ(サイズ110cm相当)」の作り方を掲載しています。
5歳前後のお子さんが着るのにちょうどいいサイズ感です。こちらも参考にしていただけたら嬉しいです。
留意点
100円ショップなどで扱っている市販の「手ぬぐい」は、今回使用した33cm×90cmの他、35cm×95cmや35cm×87cmなど様々なサイズがあります。
どのサイズの手ぬぐいを使うかによって、仕上がりサイズが前後することを踏まえて作りましょう。ウエストはゴムなので、多少のサイズ感は調整可能ですよ。
「手ぬぐい」は生地が薄いものが多いため、ものによっては若干透け感があります(特に色味が薄いものは)。そのため、パジャマや部屋着、水着の上に重ね履きの用途での利用がオススメです!
この記事を書いたライター
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又多 実千恵さん
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手芸などのハンドメイドが大好きです。手軽・短時間・ローコストをモットーに、「手抜きアイデア」を模索しながら、物づくりを楽しんでいます。