2018.12.07
「忙しくても、サッと彩り豊かな食事の準備ができたら、家族のためにも良いんだけど…」と思うママは多いと思います。今回は、そんな気持ちに応えてくれる「ベジート」について紹介します。なんと、野菜がシート状になったユニークな商品です。
index目次
「ベジート」って何?
全国のイトーヨーカドーの野菜売り場に、さりげなく陳列されている、このパッケージを見たことのある人は多いかもしれません。
ベジートは、海苔乾燥機を応用してペーストした野菜をシート状に加工させた新しい食材です。
このベジート、そんなユニークな商品なのですが、なんと消費期限は2年間もあり、平べったいので保管にも場所を取らないという優秀な特徴もあります。
販売されている種類は、「大根」「にんじん」「かぼちゃ」の3種類。震災などの際は野菜を手に入れるのが難しくなると言われているので、保存食としても使えそうですね。
ちなみに、「ベジシート」ではなく、某アニメのキャラクターを彷彿とさせる「ベジート」です。
どんな味?
まず、パッケージを開けると、ふんわりと野菜の良い香りがします。開封後はシンプルに湿らせて、柔らかくしただけのベジートを食べてみましたが、味は「野菜そのもの」に近いと思いました。
材料は野菜と寒天なので、触感は寒天の歯ごたえを感じました。サラダドレッシングと合わせれば、間違いなくおいしいのでは?と思います。
どうやって使うの?
そのままの状態だと、乾燥していてパリパリと砕けてしまいますので、まず大きめのバットやお皿の上に1枚取り出します。
次に、霧吹きを使って全体を湿らせます。
30秒ほど待つと、こんな風に柔らかくなります。
ベジートのパッケージにもあるように、代表的な使い方は「巻く」「包む」「彩る」といった方法があります。
好きな野菜などの具材をのせて、
くるくるっと巻いたり包んだりすれば、生春巻き風やクレープなど使い道はいろいろです。カラフルさに思わずテンションが上がってしまいそうですね!湿らせる手間はあるものの、にんじんやかぼちゃのベジートを使えば、すぐに料理に彩りを足すことができて便利です。
他にも考え方次第で、こんな使い方が
パッケージにある使い方だけを、紹介するのでは味気ないと思ったので、せっかくなら…と思い、他にもこんな方法を試してみました。
折る
霧吹きで湿らせた後のベジートは、少しコツが必要ですが、「折り紙のように折る」こともできました。
折り鶴を折ってお皿に添えると、和の風情がアップします!お正月の彩りにも使えそうですね。ただ、ベジートは下の画像のように正方形ではないので、少しキッチンバサミで形を整えてあげると良いと思います。
また、折りたたむときは少し指先に力を入れて、押し付けるようにすると折りやすいと思います。
入れる
上の「折る」の応用編ですが、こちらも折り紙の要領で「箱」を折って、ポテトサラダを詰めてみました。
ポテトサラダにはにんじんを入れずに、ベジートの「にんじん」を使ってみました。シンプルな色合いだったポテトサラダに、かわいい色が加わりました。
砕く
ベジートのパッケージには、「そのまま使用しますと割れてしまいますので、具材を巻く前に霧吹き等で水分を含ませて使用してください」との記載があります。でも、これを逆転の発想で、あえて「湿らせないで砕いて」みました。パリパリとした触感が楽しかったです。

これを、おなじみのご飯のお供と混ぜてみました。
まず、市販の「ふりかけ」に試してみたいと思います。ふりかけだけをご飯にかけるとこのように。
ベジートのにんじんを砕いたものを混ぜてみました。
茶系にオレンジが加わることで、華やかになりました。でも、なんだか元からふりかけの中に入っていた、と言ってもわからないかもしれません。
さて、次は市販の「なめたけ」に「砕いたベジートの大根」を入れてみました。なめたけだけをご飯に乗せると、このような感じですが、
別のお皿で「なめたけ」と「ベジートの大根」を混ぜてから、ご飯にのせてみると、このように。
ちょっとベジートの存在感がありますが、色合いはとても馴染んで見えますよね。この「砕いて混ぜる」方法だと、元々のふりかけやなめたけの味が少しマイルドになるものの、ベジートの野菜の風味も弱まって感じます。
そのため、ひょっとしたら「好き嫌いのある子どもでも、自然に食べられるかもしれない?」と思いました。子どもの苦手な野菜がベジートの種類の中にあれば、試してみてもいいかもしれません。
どこで買える?
イトーヨーカドーやオンライン通販などで購入できます。内容量はだいこん5枚、にんじん5枚、かぼちゃ4枚で、それぞれが378円(税込)です。
発想次第でいろいろな使い方ができるベジート。見つけたら、いろいろ試してみてくださいね。
この記事を書いたライター
ライター一覧- 岬さちこさん
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岬さちこと申します。時間がないときや体調が良くないときでも、ささっと作れる時短料理を紹介します。忙しいお母さんの参考になれば幸いです。