今が旬の牡蠣は、「海のミルク」と言われるほど栄養価が高く、濃厚でクリーミーです。今日は、ホテル時代に和食の料理長から教わった、旬の牡蠣をさらにおいしくいただく簡単裏ワザと、冷蔵庫で1週間ほど保存可能なレシピをお届けします。

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牡蠣は今が旬!

牡蠣(真がき)は、産卵を終えた冬の11月頃からおいしくなり始め、最もおいしくなるのは産卵の準備に入る3~4月頃と言われています。5月から8月の産卵で、溜めていた栄養分を一気に産卵に使ってしまうため、この時期の牡蠣は身が細り、味が落ちてしまうそうです。

知っているのと知らないのとでは大違い。せっかくだから、旬のおいしい時期の牡蠣を味わいたいですね。

ほんのひと手間、たったこれだけでおいしさUP!

みなさんは牡蠣が好きですか?私は大好きです!でも、わたしのまわりには「牡蠣の生臭さが苦手」という人も結構います。そんな人に試していただきたい「牡蠣の下処理法」があります。

下処理と言っても難しいものではなく、ほんのひと手間で簡単にできます。方法はとてもシンプル!大根おろしで牡蠣を洗うのです。用意するものは、牡蠣と大根おろし(牡蠣の量によりますが、300gの牡蠣で大根10cm分くらい)です。

用意した牡蠣と大根おろしをボウルに入れ、手で軽くもみます。すると、大根おろしが黒っぽく色づいてきます。牡蠣に付着しているぬめりが、生臭さの原因と言われています。

大根おろしで牡蠣をやさしくもみ洗いすることで、大根に含まれる酵素が臭みの元となるたんぱく質を分解して、牡蠣のおいしさをより楽しめるようになります。

大根おろしで洗った後は、軽く塩水で洗うと、うまみが逃げにくくなります。

わが家の冬の定番レシピ「牡蠣のオイルマリネ」

牡蠣がおいしい時期に作りたい、うまみたっぷりのオイル漬けです。牡蠣料理の中でも作り続けている、お気に入りレシピです。

ワイン、ビールや日本酒、焼酎のおつまみはもちろん、ご飯のお供にも大活躍。カリッと焼いたバゲットにのせて、食べてもおいしいです。

材料
かき
400g
ニンニク
1~2かけ
白ワイン(料理酒でもOK)
大さじ2
A
小さじ1
赤唐辛子(種を取る)
1本
オリーブオイル
150ml
作り方
STEP1
上記の方法で大根おろしを使って牡蠣を洗い、ペーパータオルで水気を拭きとる。ニンニクは薄切りにする
STEP2
鍋に1の牡蠣を入れてから、炒って水分をとばす。白ワイン(なければ料理酒)、ニンニクを加え、牡蠣の身がぷっくりとするまで、蒸し煮にする
STEP3
容器に2の牡蠣とニンニクを蒸し汁ごと入れ、Aの材料をすべて加え、ふたをして冷蔵庫でひと晩以上漬ける※冷蔵庫で1週間~10日間保存可能です

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ぷっちょさん
プラチナライター

小学生の娘と夫と3人暮らし。
料理家・ハンドクラフト作家・ライターとして活動中です。
2021年2月に大阪・天王寺にcotonaコーヒーをオープン。
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