晴れの日の装いに、華やかさをプラスしてくれるコサージュ。好みの100均素材&デザインのものが、手軽にハンドメイドできますよ。ブローチピンではなく強力マグネットで固定するため、洋服を傷める心配なし!お気に入りの洋服にも気兼ねなくつけられます。

index目次

用意するもの

  • 造花(ダイソー):2~3種
  • フェルト
  • 超強力マグネット(セリア):2つ
  • 牛乳パック(きれいに洗って乾かしたもの)
  • 強力タイプの両面テープ(ダイソー)
  • 縫い針&糸
  • グルーガン(ダイソー/200円)&グルースティック(セリア)
  • ハサミ・定規・ペン

ベースのパーツを作る

  1. 直径約4.5cmの円形に切ったフェルトを4つ作る(テープの芯の外側を円形の型として使いました)※今回はベージュのフェルトを使用。コサージュを飾りたい洋服の色と同系色、または目立たない色味のフェルトが適しています
    直径約4.5cmの円形のフェルトを4つ
  2. 牛乳パックを、直径約3.5cmの円形に切る(テープの芯の内側を円形の型として使いました)
    直径約3.5cmの円形に切った牛乳パック
  3. 1の円形のフェルト4つのうちの2つと、2の円形の牛乳パック、超強力マグネット1つを使って、造花を貼り付ける土台を作る牛乳パックの片面に、強力タイプの両面テープを貼り、1つのフェルトの中央にしっかりと貼りつける次に、超強力マグネットの片面に強力タイプの両面テープを貼り、先ほどフェルトに貼り付けた牛乳パックの中央に、しっかりと貼りつけるその上に、もう1つのフェルトを重ね、一番下のフェルトと周囲をぐるっと1周、「ブランケットステッチ」で縫い合わせる※下図黄色線が縫い線。縫い合わせるのは2枚のフェルト同士のみ。牛乳パックは縫いません
    フェルト同士を縫い合わせた状態(フェルト→牛乳パック→超強力マグネット→フェルトの順に重なっている)
  4. 残っている円形のフェルト2つと、超強力マグネット1つを使って、コサージュを服に固定するためのパーツを作る超強力マグネットの片面に、強力タイプの両面テープを貼り、1つのフェルトの中央にしっかりと貼りつけるフェルトに貼り付けたマグネットの上面にも強力タイプの両面テープを貼り、もう1つのフェルトを重ね、しっかりと貼り合わせ、フェルト同士の周囲をぐるっと1周、「ブランケットステッチ」で縫い合わせる
    フェルト→超強力マグネット→フェルトの順に重なっている

    固定パーツ(下図左側)と土台パーツ(下図右側)ができた状態

造花の下処理をする

メインにオフホワイトのバラ、サブにピンク系のピンポンマム・アネモネ・グリーンを用意。

ラッピングアイテムとして、ダイソーで販売されていたもの。4種の植物がアレンジされていて、コサージュ作りに好都合◎

  1. 土台に貼りつけやすいように、花や葉を茎から外しておく茎側の突起(凸)と、花側のくぼみ(凹)が組み合わさって、接合されている構造の場合、引っ張るとスポッと花が抜けて外れる造花の構造上、茎から花を外すことで、花の中心部分の雄しべ・雌しべなどのパーツが、バラバラに外れてしまうことがあるので注意!
  2. 茎から花を外す際は、構造を確認してから丁寧に作業を。花の中心部分のパーツがバラバラになってしまう場合は、バラバラになったパーツをグルーガンで固定すればOK。「がく」の中央から出ている突起が邪魔になりそうな場合は、短く切り落としておく突起を切ることで、がくや花びらが外れてしまう心配があるので、切り口周辺をグルーガンで固定しておくといい

土台パーツと下処理をした花を合体

土台パーツの、牛乳パック側の面にグルーガンを使って、造花を貼りつけていきます。花の配置を確認して、作業を始めると失敗がありません。正面からだけでなく、側面や上面からの見え方も確認しておくことで、どこから見てもきれいなコサージュに仕上がりますよ。

  1. 最初に、背面に配置する花から貼り付ける(今回はグリーン系を最背面に)
  2. 続けて、ピンク系の小花を配置
  3. 最後にメインのバラを貼りつければ、コサージュが完成※花同士は、隙間なくギュッと密集させた方がまとまりがよく、華やかに仕上がります
    花を貼りつけた裏側の状態(裏側に超強力マグネットがセットされている)

コサージュ側の超強力マグネットと、固定パーツの超強力マグネットで、洋服をはさんで装着します。

つけてみました!

コサージュを上着の飾りたい場所にセットし、服の内側から固定パーツをコサージュの裏側に当て、マグネットで服をはさんで固定します。

マグネットの磁気のN極・S極については、固定パーツ(服の内側にくるパーツ)側で調整します(=反発してしまったら裏返す)。

上着の内側に固定パーツが留まっている

超強力マグネットのおかげで、しっかりと固定されていて、触っても外れてしまったり、コサージュの向きがズレてしまうことなく、きれいにつけることができます。

念のため、所有しているジャケット類(素材や厚みが違うもの)4着で、コサージュがきちんと固定されるか確認したところ、すべて問題なくきれいに固定されました。

ツイード調のやや厚みのある生地のものでも、しっかりと固定されています

100均造花、格上げテクニック!

100円ショップの造花でも、とても良く作られていて、きれいなものがたくさんあります。ただ、微妙な色合いや質感の他、作りの「雑さ」が気になってしまうことも…。そこで、造花を安っぽく見せないためのひと手間として、細かい部分の処理をした方が良さそうです。

生地のほつれ

布製の花びらの場合、切りっぱなしになっている輪郭部分から、繊維がほつれて糸が出てきてしまっていることがあります(下図黄色枠内)。この、ほんの少し飛び出した糸が目につくだけで、一気に「つくりもの感」がアップして、チープな印象を与えてしまいます。

些細な点ですが、ほつれた糸をハサミできれいに切るだけで、スッキリとしてリアルな質感に近づきます。

さらに余力があれば、今後ほつれてこないように、輪郭部分を透明マニュキュアなどでコーティングしておくといいでしょう(マニュキュアを塗るのは輪郭ギリギリだけ)。

プラスチックの「バリ」

プラスチック製の造花は、「バリ」が多く残って目立ってしまっていることがあります(下図赤枠内)。

これもハサミできれいに切るだけで、スッキリし見栄えが良くなります。

「バリ」を切り取った状態

また、製品作成時に使ったと思われるグルーが、糸状になって花に絡みついていることがあります。余分にはみ出たグルーなどは、取り除いておきましょう。

些細な点ではありますが、ところどころに目につく「雑さ」を処理することが、チープ感の軽減につながります。ほんのひと手間加えるだけで、100円ショップの造花でもスッキリとクリアになり、高見えしますよ。

100均アイテムを上手に活用!オリジナルコサージュで、晴れの日の装いを華やかに♪

この記事を書いたライター

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又多 実千恵さん
プラチナライター

手芸などのハンドメイドが大好きです。手軽・短時間・ローコストをモットーに、「手抜きアイデア」を模索しながら、物づくりを楽しんでいます。

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