2019.03.02
晴れの日の装いに、華やかさをプラスしてくれるコサージュ。好みの100均素材&デザインのものが、手軽にハンドメイドできますよ。ブローチピンではなく強力マグネットで固定するため、洋服を傷める心配なし!お気に入りの洋服にも気兼ねなくつけられます。
index目次
用意するもの
- 造花(ダイソー):2~3種
- フェルト
- 超強力マグネット(セリア):2つ
- 牛乳パック(きれいに洗って乾かしたもの)
- 強力タイプの両面テープ(ダイソー)
- 縫い針&糸
- グルーガン(ダイソー/200円)&グルースティック(セリア)
- ハサミ・定規・ペン
ベースのパーツを作る
- 直径約4.5cmの円形に切ったフェルトを4つ作る(テープの芯の外側を円形の型として使いました)
※今回はベージュのフェルトを使用。コサージュを飾りたい洋服の色と同系色、または目立たない色味のフェルトが適しています
直径約4.5cmの円形のフェルトを4つ - 牛乳パックを、直径約3.5cmの円形に切る(テープの芯の内側を円形の型として使いました)
直径約3.5cmの円形に切った牛乳パック - 1の円形のフェルト4つのうちの2つと、2の円形の牛乳パック、超強力マグネット1つを使って、造花を貼り付ける土台を作る
牛乳パックの片面に、強力タイプの両面テープを貼り、1つのフェルトの中央にしっかりと貼りつける
次に、超強力マグネットの片面に強力タイプの両面テープを貼り、先ほどフェルトに貼り付けた牛乳パックの中央に、しっかりと貼りつける
その上に、もう1つのフェルトを重ね、一番下のフェルトと周囲をぐるっと1周、「ブランケットステッチ」で縫い合わせる
※下図黄色線が縫い線。縫い合わせるのは2枚のフェルト同士のみ。牛乳パックは縫いません
フェルト同士を縫い合わせた状態(フェルト→牛乳パック→超強力マグネット→フェルトの順に重なっている) - 残っている円形のフェルト2つと、超強力マグネット1つを使って、コサージュを服に固定するためのパーツを作る
超強力マグネットの片面に、強力タイプの両面テープを貼り、1つのフェルトの中央にしっかりと貼りつける
フェルトに貼り付けたマグネットの上面にも強力タイプの両面テープを貼り、もう1つのフェルトを重ね、しっかりと貼り合わせ、フェルト同士の周囲をぐるっと1周、「ブランケットステッチ」で縫い合わせる
フェルト→超強力マグネット→フェルトの順に重なっている 固定パーツ(下図左側)と土台パーツ(下図右側)ができた状態
造花の下処理をする
メインにオフホワイトのバラ、サブにピンク系のピンポンマム・アネモネ・グリーンを用意。
ラッピングアイテムとして、ダイソーで販売されていたもの。4種の植物がアレンジされていて、コサージュ作りに好都合◎
- 土台に貼りつけやすいように、花や葉を茎から外しておく
茎側の突起(凸)と、花側のくぼみ(凹)が組み合わさって、接合されている構造の場合、引っ張るとスポッと花が抜けて外れる
造花の構造上、茎から花を外すことで、花の中心部分の雄しべ・雌しべなどのパーツが、バラバラに外れてしまうことがあるので注意!
- 茎から花を外す際は、構造を確認してから丁寧に作業を。花の中心部分のパーツがバラバラになってしまう場合は、バラバラになったパーツをグルーガンで固定すればOK。「がく」の中央から出ている突起が邪魔になりそうな場合は、短く切り落としておく
突起を切ることで、がくや花びらが外れてしまう心配があるので、切り口周辺をグルーガンで固定しておくといい
土台パーツと下処理をした花を合体
土台パーツの、牛乳パック側の面にグルーガンを使って、造花を貼りつけていきます。花の配置を確認して、作業を始めると失敗がありません。正面からだけでなく、側面や上面からの見え方も確認しておくことで、どこから見てもきれいなコサージュに仕上がりますよ。
- 最初に、背面に配置する花から貼り付ける(今回はグリーン系を最背面に)
- 続けて、ピンク系の小花を配置
- 最後にメインのバラを貼りつければ、コサージュが完成
※花同士は、隙間なくギュッと密集させた方がまとまりがよく、華やかに仕上がります
花を貼りつけた裏側の状態(裏側に超強力マグネットがセットされている)
コサージュ側の超強力マグネットと、固定パーツの超強力マグネットで、洋服をはさんで装着します。
つけてみました!
コサージュを上着の飾りたい場所にセットし、服の内側から固定パーツをコサージュの裏側に当て、マグネットで服をはさんで固定します。
マグネットの磁気のN極・S極については、固定パーツ(服の内側にくるパーツ)側で調整します(=反発してしまったら裏返す)。

超強力マグネットのおかげで、しっかりと固定されていて、触っても外れてしまったり、コサージュの向きがズレてしまうことなく、きれいにつけることができます。
念のため、所有しているジャケット類(素材や厚みが違うもの)4着で、コサージュがきちんと固定されるか確認したところ、すべて問題なくきれいに固定されました。

100均造花、格上げテクニック!
100円ショップの造花でも、とても良く作られていて、きれいなものがたくさんあります。ただ、微妙な色合いや質感の他、作りの「雑さ」が気になってしまうことも…。そこで、造花を安っぽく見せないためのひと手間として、細かい部分の処理をした方が良さそうです。
生地のほつれ
布製の花びらの場合、切りっぱなしになっている輪郭部分から、繊維がほつれて糸が出てきてしまっていることがあります(下図黄色枠内)。この、ほんの少し飛び出した糸が目につくだけで、一気に「つくりもの感」がアップして、チープな印象を与えてしまいます。
些細な点ですが、ほつれた糸をハサミできれいに切るだけで、スッキリとしてリアルな質感に近づきます。
さらに余力があれば、今後ほつれてこないように、輪郭部分を透明マニュキュアなどでコーティングしておくといいでしょう(マニュキュアを塗るのは輪郭ギリギリだけ)。
プラスチックの「バリ」
プラスチック製の造花は、「バリ」が多く残って目立ってしまっていることがあります(下図赤枠内)。
これもハサミできれいに切るだけで、スッキリし見栄えが良くなります。

また、製品作成時に使ったと思われるグルーが、糸状になって花に絡みついていることがあります。余分にはみ出たグルーなどは、取り除いておきましょう。
些細な点ではありますが、ところどころに目につく「雑さ」を処理することが、チープ感の軽減につながります。ほんのひと手間加えるだけで、100円ショップの造花でもスッキリとクリアになり、高見えしますよ。
100均アイテムを上手に活用!オリジナルコサージュで、晴れの日の装いを華やかに♪
この記事を書いたライター
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又多 実千恵さん
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手芸などのハンドメイドが大好きです。手軽・短時間・ローコストをモットーに、「手抜きアイデア」を模索しながら、物づくりを楽しんでいます。