/ 2020.04.03

新生活の始まりに「花のある生活」を始めませんか?花の水揚げのコツを知れば、花を長く楽しめる上に、子どもたが握りしめて持ち帰ってきた草花も復活させてあげられるかも!公園や庭で見かける花も紹介しているので、晴れた日には春を探しに出かけませんか?

index目次

花の水揚げ方法を覚えよう

春になると、たくさんの花が次々と咲き始めます。花屋にも、色鮮やかな花が並ぶ季節です。そこで、部屋に飾った花を長く楽しめるように、水揚げのコツなどを紹介します。

水揚げ

切り花は、春秋で1週間~10日、夏で4~5日、冬で10日~2週間ほど持ちます。長く楽しむためには、花を飾る前にする「水揚げ」と、毎日の「水替え」がポイント!買ってきた切り花は、切れ味の良いハサミやナイフを使って、水の中で切り口を新しくしましょう。飾る前にしっかりと水を吸わせて、水揚げをします。

ハサミの入れ方

バラなどの茎がしっかりしている花は、切り口を斜めに切ると、水を吸い上げやすくなります。また、ガーベラやスイートピーなどの茎が柔らかい花は、斜めに切ると切り口が腐りやすくなるので、真っすぐに切ります。

枝ものは、枝を2つに割るように縦にハサミを入れます。

余分な葉は落とす

余分な葉を落とすと、その分、花に栄養がいきやすくなるので、花持ちが良くなります。葉の数を程よく減らすことで、蒸れてカビてしまうのを防げます。

左:余分な葉が付いた状態 / 右:葉を落としてスッキリしました

花姿を整える

チューリップやガーベラなど茎の長い花は、水不足で花が下を向いてしまいがちです。そんなときは、花姿を整えて、新聞紙などでしっかりと巻きます。そのまましばらく水に浸けておくと、茎が真っすぐになり、花が生き生きとしてきます。

子どもたちが摘んできたタンポポやクローバーなども、この方法で水揚げをしてあげると、茎がピンとしますよ!

水替え

切り花を長く楽しむ2つめのコツは「水替え」です。1日1回、キレイな水に替えましょう。バラや枝ものは、たっぷりの水を。ガーベラやスイートピーなどは、茎が腐りやすいので、水を少なめに入れるのがポイントです。

春に楽しめる花10選!

春に咲く花の中でも部屋に飾りやすく、卒業・入学シーズンの花束やアレンジにも人気の花を紹介します。

チューリップ(花期:3~5月)

“春の花”といえばチューリップ。茎の長さを活かして、茎にあえてカーブを付けたり、一輪挿しや束のチューリップをダイナミックに飾ったりしても、楽しめる花です。チューリップは、種類によって花の咲く時期が違うので、寄せ植えにするときは、いろいろな品種を組み合わせて植えると、長い期間、花を楽しめます。

スイートピー(花期:11~4月)

ひらひらと軽やかな印象のスイートピーは、甘くやさしい香りのする花です。花色も豊富で、ブーケやアレンジにも組み合わせやすいですよ。

ラナンキュラス(花期:4~5月)

コロンとした花の形がかわいいラナンキュラス。色鮮やかな、幾重にも重なる薄い花びらが、ふんわりと開く姿が魅力的な花です。咲き方も花色の種類も豊富で、花が開く姿はバラのような豪華さがあります。

茎が柔らかいので、茎の断面を壊さないように垂直に切り、水は浅めにしてこまめに水替えをすると、花を長く楽しめます。

フリージア(花期:3~4月)

フリージアは、丸みを帯びた6~12輪ほどの花を、穂のように咲かせます。黄色だけでなく赤、ピンク、オレンジ、白、紫、褐色などの花色があり、花色によってそれぞれ香りも違います。咲き終わった花は、こまめに摘み取ると、花持ちが良いですよ。

ガーベラ(花期:3~5月、9~11月)

ガーベラは通年、花屋で見かける花ですが、開花期は春と秋の2回。切り花だけでなく、鉢や花壇でも楽しめます。花びらに丸みがあるものやとがったものなど、花びらの形で印象が変わる花です。

アネモネ(花期:2~5月)

アネモネは、1つの球根にたくさんの花を咲かせます。ガーデニングでも切り花でも、冬から春にかけて、彩りを添えてくれる花として人気です。

ムスカリ(花期:3~4月)

ムスカリは、ブドウのような花が房状に咲く、愛らしい球根植物です。花色はブルー、白、ピンクなど。飾り方を工夫すると、おしゃれなインテリアアイテムにもなる、人気の花です。

ミモザ(花期:2~4月)

ミモザは、枝いっぱいに小さく丸い黄色の花を付けて、春の訪れを告げてくれます。リースやドライフラワーとしても楽しめます。銀灰色をしたキレイな葉をしていて、常緑で1年中楽しめるので、庭のシンボルツリーにもぴったり。

桜(花期:3~4月)

“花見”といえば桜。日本の春の風物詩ともいえる花です。大きな木なので、庭木として楽しむには、小さな豆桜や盆栽が良いでしょう。また切り花は、2月頃から店頭に並び始めるので、花が終わってもこまめに水替えなどすれば、切り花で若葉の時期まで楽しめます。

ハナミズキ(花期:4~5月)

庭のシンボルツリーや、街路樹としても人気のハナミズキは、桜が終わった頃から咲き始めます。白や淡紅色の花を、枝いっぱいに咲かせる花木です。

部屋を春の花で彩ろう♪

春は、次々と植物たちが花を咲かせる時期です。公園や庭、街路樹など、まだまだ紹介しきれない花がたくさん咲いています。気になる花があったら、花屋に立ち寄って、部屋の中でも春の花を楽しんでみてください!

この記事を書いたライター

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yukikutsuさん

2児のママ。ブライダルフラワーコーディネーターを経て、アロマテラピーインストラクターとして活動中。植物を通して「健やかで喜びのある暮らし」を提案しています。

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