離乳食初期~完了期までの、そら豆のマッシュ具合の違いと、大人向けレシピ「そら豆とベーコンのガーリック炒め」を紹介します。出回る時期が短い、今が旬のそら豆をおいしく頂きましょう!

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そら豆の旬は4月~6月。野菜の中でも、豊富にたんぱく質を含んでいるそら豆は、お酒のおつまみとして食べることで肝機能を守り、悪酔いを防いでくれるそう。そこで、今回は大人のおつまみと、離乳食の作り分けを紹介します。

そら豆の離乳食

そら豆の主成分は、でんぷんとたんぱく質。ビタミンB1、B2、C、カルシウムなど、ミネラルも多く含まれています。旬が短いので、今しか楽しめない食材のひとつ。色がキレイなので、彩りにも最適ですね。

左から、離乳食初期(ゴックン期)、離乳食中期(モグモグ期)、離乳食後期(カミカミ期)

離乳食初期・ゴックン期(5~6カ月頃)

やわらかく加熱して裏ごしし、ゆで汁やお湯、粉ミルクなどで少し伸ばすと、食べやすくなります。そら豆はラップで包み、指で押しつぶしても、簡単に裏ごし並みのなめらかさになるので、扱いやすいです。

離乳食中期・モグモグ期(7~8カ月頃)

3mm角くらいの大きさに粗くつぶす、または角切りにします。ゴックン期と同じように、ゆで汁やお湯、粉ミルクなどで少し伸ばすと、食べやすくなります。

離乳食後期・カミカミ期(9~11カ月頃)

5mm角くらいの大きさに粗くつぶす、または角切りにします。冷凍する際には、加熱してからの方が扱いやすいです。離乳食用を冷凍保存するときは、製氷皿や保存容器に1回分ずつ分けて、冷凍保存すると便利ですよ。1週間をめどに使い切りましょう。

そら豆はアレルギーの少ない食材ですが、大豆や豆類のアレルギーがある場合は、注意が必要です。

大人のおつまみ「そら豆とベーコンのガーリック炒め」

おつまみはもちろん、オリーブオイルを多めにして、パスタソースにするのもおすすめです。

そら豆とベーコンのガーリック炒め

材料 2人分
そら豆
1袋(可食分約90g)
厚切りベーコン
60g
粗みじん切りニンニク
1かけ
少々
ブラックペッパー
少々
作り方
所要時間20
STEP1
そら豆をさやから取り出し、豆の黒い筋がない方に切込みを入れる
STEP2
鍋にたっぷりの水を入れて沸騰させ、そら豆を入れて、1分半から2分程ゆでる

離乳食は、さらに2~3分ゆでましょう
STEP3
ザルにあげてそのまま冷まし、切り込みを入れたところから皮をむく

水にさらさず、ザルにあげた方が水っぽくならず、おいしくゆであがります
STEP4
厚切りベーコンを短冊切りにし、フライパンにオリーブオイルとともに入れ、表面に焼き色が付くまで焼く

ここで動かさないことが、キレイな焼き色を付けるポイントです
STEP5
余分な脂を拭き取り、皮をむいたそら豆、ニンニクを加えてサッと炒め、塩、ブラックペッパーで調味する

できあがり。

好みで粉チーズを振ってもおいしいです!時間があるときは、そら豆をさやごと蒸し器で、じっくり加熱するのもいいですよ。さやごと蒸すときは、ヘタと筋を取り、蒸し器で15~20分ほどを目安に加熱しましょう。

この記事を書いたライター

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田村佳奈子さん

フードスタイリスト、フードコーディネーター、フードアナリスト。Web、雑誌、ドラマなどのレシピ開発やスタイリング、フードコーディネーターとして活動中。

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