近年人気が出てきている、フィリピン・セブ島での英語語学留学に、育休中の母娘3人で行ってきました!子連れ初海外で、ドキドキの長期滞在。準備からセブ島での生活事情、学校、英語力の変化や、その他もろもろについて、全2回にわたって綴ります。

index目次

世界のどこでも生きていける子どもに!

少子高齢化、経済の衰退、この先の不安が絶えない子どもの将来…。

わが子には、世界のどこでも生きていけるような人間になってほしい!と考え、自ら娘に英語を教えるようになりました。努力の甲斐があり、長女はかなり英語を話すようになりましたが、友達が増えるにつれて、やはり日本では日本語が中心で、英語を使う機会が極端に減ってきてしまいました。

私は育休中で、娘は待機児童のため、復帰リミットは来年の8月。

これが親子で海外に長期滞在できる、最後のチャンスかもしれない

英語オンリーの環境を求め、現在長女が3歳、次女が2歳直前の2019年6月、フィリピン・セブ島に約1か月の滞在を決めました!

フィリピン・セブ島ってどんなところ?

フィリピン国内では複数の言語があるため、英語が公用語として話されており、多くの人が英語を得意としています。街中でも看板、商品はほぼ英語で書かれています。そのため、生活をするには英語が必要です。

人々は陽気で話好き、フレンドリーで子どもにもすぐに話しかけてくれるなど、とってもやさしいです!

セブ島は、日本人の観光地としてもとても有名で、フィリピンの中でも比較的、治安が良い場所として知られています。

通貨はペソで、ざっくりですが、約2倍すると日本円に換算できます。(1PHP=2.11円 / 2019年8月7日現在)

出発前の準備は何が必要?

私自身、英語ができることと、今回知人宅に滞在させてもらえることもあり、代理店を通さず、すべて自分で手配しました。すべてが自己判断になるので、時間も労力もかかりますが、その分安く済みました。

学校選び

セブには外国人を受け入れる、さまざまな学校があります。手っ取り早いのは、セブ島の学校を紹介する代理店を介する方法です。ビザの申請、現地の生活の手配など、何から何までサポートしてくれます。

ただし、仲介手数料もかかるし、日本人が多い環境は避けたかったので、私は直接学校にコンタクトしました。娘が通ったところは、セブ島に代々住んで長年幼児教育に携わる、日本人家族が経営する「Kid’s Play and Cultural Space」

国際基準の「クリエイティブ・カリキュラム®」をベースに、歌、ダンス、クリエイティブなクラフトから、一人ひとりチューターをつけての勉強タイムまで、手厚くポジティブで楽しい経験を通して、学びを深めながら、子どもの発達段階に応じたプログラムで、成長をサポートしてくれます。

子ども向けでも本格的なコンサートを開催

毎日テーマに沿ったクラフトの時間があり、子どもたちも新しい知識を得て、とても楽しんでいます!

国が違えば、文化も考え方も違う。たとえば、食事の前にきちんと手を洗う習慣があるかなど、日本では当たり前の細かいことも、親としては気になります。

「Kid’s Play」は日本の保育園経験もある人がオーナーで、思想面、衛生面、教育面、コスト面、また口コミや現地在住の友人の子どもが通っていることから、「安心できる」と感じたのも決め手の一つでした。

また、現地の幼稚園や語学学校で、年齢で姉妹がクラス分けされてしまうより、次女にとっては「長女と同じ部屋の中にいられる方が良い」と思ったのも、ここに決めた理由の一つ。

Facebookアカウントで、渡航前からいろいろと相談にのってもらい、不安や不明点をはっきりとしておくと良いですよ。

ちなみに、毎日の持ち物は弁当・水筒で、バックパックに入れて登校しています。費用は、平日10:00~14:00の4時間で、18,250ペソ(約3万7000円)。私が日本で知っているインターナショナル保育園の約半額でした。

滞在先

現地には、マンスリーで契約できるコンドミニアムがたくさんあります。学校が決まったら、コンドミニアムは「Condo For Rent ㏌ Cebu」 のようなウェブサイトで、条件に合った場所を探せます。

キッチン・家具付きなので、すぐに生活がスタートできます。自炊できるのも、慣れない環境でいつもの手料理ができるのは、うれしいですよね。

交通手段

日中は暑いし、道も交通量が多く安全ではないので、子どもには徒歩5~6分が限界だと感じました。なので、移動はほぼタクシーか「ジープニー」という現地の人が多く利用する、乗り合いバスのような乗り物になります。

ジープニーは一見、ハードルが高いようですが、決まったルートを頻繁に通うのであれば便利なようで、同じくセブ島へ語学留学している日本人の母娘も、通学に利用していました。

ジープニー。行き先が車体に書いてある。かなりの台数が走っている

健康面

  • 持病のケア

一番心配だったのは、渡航を決めた後から悪化し始めた、喘息の症状です。現地では、できることなら病院にはかかりたくない!そのために、準備は万端にしておきました。かかりつけ医から、現地で症状が悪化した場合の対処の方法を十分に確認し、現地の良い病院も調べておきました。

また、持参する薬については、入国の際や病院で内容を説明する可能性を考え、「薬のしおり」というサイトで、薬の名前を調べました。

わからない場合は薬剤師さんに質問し、成分内容の英文をプリントアウトして、薬と同梱してスーツケースに入れました。吸入器も持参したので、販売元から英文取扱説明書を取り寄せました。

医療方針など英語で説明するのが苦手な人は、かかりつけ医に英文の診断書を請求すると良いと思います。

  • 予防注射

現地でかかりやすい病気に対する予防注射も行いました。「渡航外来」という専門のクリニックで、滞在先、渡航機関、現地での生活の様子、過去の予防接種の履歴などから、必要な予防注射を提案してくれます。中には複数回接種が必要なものもあるので、渡航が決まったら早めに相談することを推奨します。

子どもは母子手帳を持参、大人も子どもの頃の母子手帳を持参すると、スムーズです。無い場合は両親など、予防接種履歴や病歴を知っている人に聞いておくと良いでしょう。

私たちの場合はA型肝炎、破傷風、狂犬病、はしかの予防接種を勧められましたが、結局A型肝炎、私のみ破傷風の予防接種を受けました。予防接種はすべて自由診療なので、3人分ともなるとかなりの値段に!

狂犬病は生活環境を考え、野良犬、野良猫などの動物には絶対触らないよう十分注意することとし、はしかは渡航4か月前に、外務省からはしか流行の通知が出ていましたが、現地の医師や学校の先生に最新の状況を確認してもらい、不要と判断しました。

その他、蚊などが媒介するデング熱、日焼けも心配でしたが、現地の薬は子どもの肌に合わない可能性を考え、日本の虫よけスプレー・日焼け止めを持参しました。

海外旅行傷害保険

滞在1か月以上となると、保険の内容によっては数万円になるので、コスト面に大きく影響します。

私自身、海外旅行傷害保険の内容に精通していることもあり、保険はクレジットカードの家族カードに付帯する保険で、カバーすることにしました。保険の内容をしっかりチェックして、不明点はコールセンターに問い合わせて、クリアにしておきました。

自分と子どもの健康は、自分が守るという気持ちを忘れずに。取捨選択は、あくまでも自己責任で!

後半は9月中に掲載予定です。娘たちの英語力の変化から、かかった費用、その他失敗談などをつづります。お楽しみに!

この記事を書いたライター

ライター一覧 arrow-right
ほみるんさん

洋楽を完コピしてお風呂で歌うことが趣味の2児の母。海外移住の夢を果たせなかった代わりに、英語育児を実践!子供向け英語サークルを主催する傍ら、ヘアサロンモデルとしても活動中。

ほみるんさんの記事一覧 v-right