野菜から取れる究極のダシと言われる「ベジブロス」を知っていますか?料理時、クセのないダシを水代わりに使うだけで、栄養倍増の料理となります!体力が落ちやすく、感染症も心配な夏。家族で野菜の栄養を丸ごと吸収して、元気いっぱいで過ごしましょう。

index目次

材料を準備します

材料
食品用保存袋(Mサイズ)
1袋
野菜くず
袋にいっぱい
1L
大さじ1
少々
今回はダイソーで購入したMサイズのスライダー付き食品用保存袋を使用しました。野菜くずを集めるときに何度も袋を開け閉めするため便利です
作る前の準備
STEP1
料理のときに出た野菜くずを、30秒ほど流水でよく洗う
STEP2
洗ったあと水をよく切った野菜くずを、袋に入れていく

1回の料理で出る量は少ないので、わが家では袋いっぱいになるまで冷凍庫で保存します
Mサイズの保存袋で1回分のダシが作れます

ベジブロスを作るタイミングまで、そのまま冷凍庫に保存しておきます。あまり古くならないように、目安として2週間以内にはダシを作るようにしましょう。

「ベジブロス」を作ります

作り方
調理時間40
STEP1
野菜を1袋分、鍋に全部入れる
STEP2
鍋に水、約1Lを入れる
STEP3
酒大さじ1、塩少々を入れる

少しでもおいしいダシができるようにしたくて、わが家では少し奮発した塩を使いますが、普通の食塩でも十分おいしくできます
STEP4
弱火で 40 分ほど煮込む

基本的には弱火でフタを少し開け、タイマーをセットしておけば良いので、この間に他の料理や家事をしています
STEP5
火を止め、少し冷ましてからザルとキッチンペーパーなどのこし紙を使って野菜を取り除けば「ベジブロス」の完成!

今回はリードのキッチンペーパーを使用しました

入れる野菜はどんな物?

基本的にはどんな野菜でもOKですが、ニンニクのような香りの強いものや、トウガラシなどのような辛みがあるもの、ジャガイモの皮などで土が混ざってしまいそうな部分などは、臭みやクセが強く出てしまいそうなため私ははぶいています。

それ以外の野菜の皮と身の間、食べにくい根、葉、頭の部分や、ちぎれてしまっている部分をカットしたものなどは、植物たちが「がんばって生きている」部分が特に多く含まれていると聞くので、それらを捨てず、大事に使います。

タマネギの皮などが入るときれいな飴色になります。野菜は、できたら5種類以上入っているといろいろな種類の栄養素の相乗効果があり良いそうです。

こんなふうに料理に使っています

100円ショップなどで購入したお茶用ポットに入れておき、2日以内に調理などで使ってしまいます。もしすぐに使えない場合は冷凍保存も可能ですが、やはり2週間ほどをめどに使いきってしまうのをおすすめします。

少しずつ使いたい場合は、製氷機などに入れて凍らせておくのも便利ですよ。

わが家では一時期、娘が食に偏りが出た時期に、簡単にたくさんの栄養を取ることができる方法がないかと調べて始めました。

ご飯を炊くときに少し混ぜたり(多すぎるとお米に香りや色が付き過ぎてしまう可能性があるため、好きな量で調節してください)、煮物やみそ汁、カレーなどの煮込み料理など、水を料理に使うところには混ぜ込んでいたりしました。

ベジブロスにさらにダシパックなどで合わせダシ状態にして使うと、薄味でも甘くて優しい味になります。

ベジブロスには野菜が土の中の害虫や細菌、紫外線などから身を守るため、細胞内に含まれている「ファイトケミカル」という機能成分が加熱によりダシとして溶けだしているため、栄養満点なのだそうです。

また、もともと捨ててしまっていた野菜の栄養素を余すところなく吸収できるので、お財布にもうれしいですね。

これだけの効果ではないかもしれませんが、娘は0歳クラスから1歳になるまで、インフルエンザはもちろん、感染症にもかかりませんでした!今では野菜をはじめ、ほとんどの食材は好き嫌いなくもりもり食べて元気いっぱい過ごせています。

どうやって野菜を食べさせよう?と悩むお母さんたちの強い味方「ベジブロス」

栄養を取る1つの方法として役立ててもらえたらうれしいです。

この記事を書いたライター

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akkoさん

5歳のおてんば娘と、多趣味で自由人な旦那、野生0で甘えん坊な猫2匹暮らし。ぬいぐるみデザイナーとPCインストラクターの経験から、趣味兼実用で、お手軽で役立つモノ作りを趣味にしています。

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