/ 2021.07.20

6~8月に旬を迎えるスイカは離乳食初期から食べられる食材のひとつ。初期・中期・後期での食べ方と大人用の作り分けレシピ「スイカのセビーチェ」を紹介します。デザートではなく白ワインに合う夏らしい一皿です。

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スイカは「夏の果実の王様」

スイカは90%以上が水分で、その他カリウム・カルシウム・マグネシウムなどのミネラルも含まれています。疲労回復や利尿作用があり、夏の暑さで衰えた体に優しく、夏バテに効果がある食材のひとつ。微量の食塩を加えるとスポーツドリンクと同じような効果が期待できるそうですよ。

その他ビタミン、リコピンなども豊富に含み美肌効果もあり、「夏の果実の王様」とも呼ばれています。

スイカは離乳食に使える?

離乳食初期から与えることができる食材です

消化がよく、ほとんどが水分なので、暑い夏には水分補給として離乳食や乳幼児のおやつに重宝しますね。ただし、食べすぎると体を冷やしてしまうので要注意です。

スイカをカットしたら皮と種を取り除き、月齢や離乳食の進み具合に応じて、すりつぶしたり小さく切ったりしてから与えましょう。

スイカはウリ科なので、キュウリでアレルギー反応が出る場合は要注意。果物は加熱することでアレルギー症状が軽減されるので、心配な場合は果汁をレンジで30秒ほど加熱してからひとさじから与え、赤ちゃんの様子に変化がないかしっかりみてあげてくださいね。

左から、離乳食初期(ゴックン期)、離乳食中期(モグモグ期)、離乳食後期(カミカミ期)

離乳食初期・ゴックン期(5~6カ月頃)

皮と種を取り除いたものを細かく刻むかすりつぶす、または果汁を絞って。

離乳食中期・モグモグ期(7~8カ月頃)

皮と種を取り除いたものを3mm角くらいの大きさに粗くつぶす、または角切りにする。

離乳食後期・カミカミ期(9~11カ月頃)

5mm角くらいの大きさに粗くつぶす、または角切りにする。

冷凍は不向きです。カットしたものは冷蔵庫に保存し、3日以内に食べ切りましょう。

大人用には「スイカのセビーチェ」

材料 2人分
スイカ
300g(可食部分)
刺身(サーモン、タコ、鯛、ホタテの貝柱)
240g
キュウリ
30g
ライム汁
大さじ1
小さじ1/2
ブラックペッパー
少々
パプリカパウダー
少々
作り方
所要時間10
STEP1
刺身を3~4等分に切りボウルに入れ、ライム汁、塩を加えて混ぜる
STEP2
その間に、キュウリは小さめの乱切り、スイカは皮と種を取り除き2cm角くらいに切り、パクチーは1.5cm長に切る
STEP3
(1)の刺身の水気を軽く切り、スイカ、キュウリをボウルに入れ、ブラックペッパーを加えてさっと和える

味見をして、塩気が足りなければ少々加えましょう
STEP4
うつわに盛り、刻んだパクチーをのせ、パプリカパウダーをふる

白ワインともよく合う一皿。青唐辛子やチリパウダーを加え、ピリッと辛みを効かせてもおいしいですよ!小さなグラスに盛り、前菜として夏のおもてなし料理に添えてもすてきですね。

この記事を書いたライター

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田村佳奈子さん

フードスタイリスト、フードコーディネーター、フードアナリスト。Web、雑誌、ドラマなどのレシピ開発やスタイリング、フードコーディネーターとして活動中。

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