/ 2018.09.07

万が一被災してしまったとき、大切な家族を守りたい。その為に出来ることを普段から心がけていきたいですね。カセットコンロ、鍋、水、ポリ袋があれば食べ慣れた料理が作れるパッククッキングの良さ、やり方、調理例についてご紹介します。

パッククッキングとは、ポリ袋に食材を入れて、鍋で湯せんして加熱するだけで料理ができる調理法のこと。ガスや水道、電気などのライフラインが使えなくなっても、簡単に食事を作って食べることができます。

今回は、この「パッククッキング」の方法について紹介します。

index目次

1.パッククッキングのメリット

ひとつの鍋で複数の料理を同時に調理できる

主食からデザートまで一度に作れます。食材の下ごしらえさえすれば、同時にできるので時短にもなります。

節水にもなりエコ

鍋に張った水は汚れない限り何回でも使えます。また、出来上がったらポリ袋のまま器に入れれば、洗い物がでません。

被災時も食べ慣れた味を

被災して不安でいっぱいの中、食べ慣れた味の料理を食べるとほっとできるそうです。市販の保存食は普段食べ慣れない味だし、パッククッキングなら簡単にいつもの食材でいつもの味を作れます。

保存食を買い揃える必要がなく、お金がかからない

保存食は1食分で300円くらいします。それを3日分、家族の人数分購入したらお金もかかるし、場所もとります。長期保存可能とはいえ、賞味期限を気にして、買い替える必要もでてきます。

でもパッククッキングなら、家にある食材でできるのでお金もかからないし場所もとりません。

※調理する気力がなくなることも考えられるので、何回分かの保存食はあると便利かもしれません

2.パッククッキングのやり方

STEP1
カセットコンロ、鍋、水、ポリ袋を準備します。ポリ袋は130度に耐熱なもので100均でも購入できます。
STEP2
鍋に水を張って、カセットコンロ上に設置します。
STEP3
食材の下ごしらえをします。
STEP4
3の食材と調味料をポリ袋に入れて、空気を抜き、袋の先の方できつく結びます。

※これが大切です。熱が加わると膨張するので、空気を抜いておき、先の方で結ばないと破裂するおそれがあります。

食材を入れたギリギリのところで握ります。

そのまま先の方まで移動させ、きつく結びます。

STEP5
鍋の水を沸騰させて、その中に4を入れて20~30分煮ます。食材や料理によって調理時間は異なります。野菜はなるべく細かく切っておくと時短になります。
STEP6
取り出してみて火が通ったか確認し、よさそうなら完成です。

※袋が熱いのでやけどしないよう注意してください

3.料理例

ご飯

お米を30分間そのまま水に浸した後、沸騰した湯で30分間加熱すればできあがりです。水に浸さない場合、50分くらい加熱します。野菜や缶詰を入れてアレンジもできます。

コーン缶とベーコンを入れたとうもろこしご飯。我が家はお米を3分つきにしていますが、白米ならもっと白く仕上がります

かぼちゃ煮

少し煮る時間を長めにしました。

大根とさんま煮

さんまの缶詰が味付けがしっかりしているので、他に調味料を入れなくても味がしみます。

手羽先と野菜煮

子ども達が魚河岸が好きで、好物のものも調理できるのも嬉しいです。

味噌汁

普段家で作るのと同じ味に仕上がります。

だし巻卵

調理時間で硬さが変わるので、ふわっとしたのが好きなので少し短めにしました。

カレー

シチューのルーにすれば、シチューができます。

レーズン蒸しパン

ホットケーキミックスを使うと簡単にできます。

被災したときにこれだけ食卓に並べば、少しでも家族を元気にできるのではないかと思い作ってみました。

いざというの練習を兼ねて、普段からいろいろ作って、レパートリーを増やしておくと良いです。とても簡単なので、子どもと一緒に作って、小学生の夏休みの自由研究にするのもおすすめです。我が家は息子が小3のときの自由研究にしました。

被災時だけでなく、普段の時短料理にもなりますよ!

この記事を書いたライター

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SAKIさん

小中高の4児の母で、海外に販売する仕事をしているワーママです。
子ども達のやりたいことを全力で応援しながら、自分時間も楽しむ!をモットーに、子育てや日々の暮らしの中で良いと思ったことをお伝えしていきたいと思います。

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