どこのビーチに行ってもまるでプライベートビーチのよう。映画「めがね」のロケ地にもなったのんびりとしたすてきな島「与論島」。映画のように「たそがれる」のが一番ですが、これでけはしてほしい。子連れでしたい3つのことを紹介します。

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東洋の真珠と呼ばれる「与論島」について。

鹿児島に属する「与論島」ですが、沖縄本島の方が近い鹿児島最南端の島です。与論島はサンゴが隆起した島で、その砂浜の白さと透明度の高い海から「東洋の真珠」とも言われています。

島に大きなリゾートは1つだけ。いい意味で観光地化されていないのが、この島の魅力です。島の人のあたたかさ。こんな島で暮らせたらいいなと感じられるすてきな島です。

お散歩したり、美味しい島グルメを堪能したり。特に予定を組んでいかずにただのんびりと、映画の主人公のように「たそがれて」過ごしてほしいと思います。そんな中でもこれだけは子どもと一緒にしたいことを3つまとめてみました。

【与論島でしたいことその1】映画「めがね」のロケ地を巡りたい


旅の前にはぜひ、お子さんと一緒に映画「めがね」を見ていただきたいです。子どもが楽しめる内容ではないかもしれませんが、与論のきれいな風景が詰まった映画で、見てから行くと「ここあの場所だよ!」など、楽しさが倍増すると思います。いくつかロケ地となったスポットをご紹介します。

主人公が泊まった「ヨロン島ビレッジ」

映画の主人公が泊まった「浜辺の宿・ハマダ」は実在します。それが「ヨロン島ビレッジ」。

映画に出てくるオープンキッチンも実在し、今にも出演者が出てきそうな雰囲気です
公式Webサイト ヨロン島ビレッジ
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メルシー体操をした「寺崎海岸」

白砂のきれいなこぢんまりとした海岸。こんなにきれいな海岸なのに、人の影はほぼなし…。ここは「メルシー体操」をしていた海岸。

あの印象的な体操のポーズで写真を撮ってみたりするのもいいんじゃないでしょうか

さくらさんのかき氷を食べることのできる「味咲」

映画の中でいい味を出していた「さくらさんのかき氷」。コレを食べることができるお店が「味咲」です。「めがね」という名のかき氷や「キムラのアホ」という変わった名前のかき氷もあります。どんなかき氷かは、ひぜ、訪れたときに確かめてみてくださいね。

普通にピンキー(ピーチミルク)をオーダーしました

このように与論島のあちこちに映画「めがね」を感じることのできるスポットがあります。

【与論島でしたいことその2】幻の島「百合ヶ浜」に上陸したい

与論島に行ったら「百合ヶ浜」は絶対外せないスポット。大金久海岸の沖合1.5kmのところに4月~10月の特別な条件のときにだけぽっかりと顔を出す幻の島。周囲360度海に囲まれた島に上陸できるんですよ!

百合ヶ浜の出現スケジュールなどはホームページでご確認くださいね。10月ごろまで見ることができます。

百合ヶ浜へは大金久海岸からグラスボートが出ています
写真では伝わりにくいですが、ここが海の中にぽっかりと浮かぶ百合ヶ浜。周囲360度海に囲まれています
公式Webサイト 百合ヶ浜
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【与論島でしたいことその3】絶景カフェ「くじらカフェ」を訪れたい

与論島旅行に行ったらここだけは必ず訪れてほしいカフェがあります。島の最南端のその名も「くじらカフェ」。店内に入った瞬間に言葉を失うほどのきれいな景色が広がります。

大きな窓から見えるのは一面の海
店主さんのセンスのいいインテリアや小物も居心地の良さを演出しています

こちらのカフェの魅力は、なんと子連れにうれしいキッズスペース付き。

子どもが大好きなおままごとセットや楽器など、カラフルなかわいいおもちゃがたくさん!

子どもはここで遊ばせていただいて、大人はゆっくりと食事やカフェを楽しむことができます。食事も島の素材にこだわって店主さんが丁寧に手作りをしているものばかり。与論島に行ったら必ず立ち寄ってほしいカフェです。

冬にはお店の前の海にくじらも遊びに来るそうですよ!夏とはまた違った冬の与論島もいいかもしれませんね。

店主さんも小さな子どものママ。子どもの予定や体調に合わせてお店を運営していますので臨時休業なども多いです。行く前には必ずお店のフェイスブックで確認してくださいね。

公式Webサイト くじらカフェ
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与論島までのアクセス

1.飛行機

関東からは飛行機乗継であれば、鹿児島か沖縄を経由します。

  • 那覇空港→与論空港 約40分
  • 鹿児島空港→与論空港 約1時間15分

2.船

船を利用するなら沖縄からの方が断然距離が近いです。また、船は小学生未満は無料なので、旅費が安く済む可能性もあります。

  • 那覇港→与論港 約4時間50分
  • 本部港→与論港 約2時間30分

船は1日1本。那覇港出発は7:00とかなり早いです。我が家は那覇に入り1日目に本部港の近くに1泊。翌日、本部港9:20発の船で出発しました。

滞在の感想

与論島は本当に人があたたかい島だと思います。旅人でも「おかえりなさい」と迎えてくれ、惜しむことなく島の魅力について教えてくれます。大型リゾートも島に1つしかなく、その他は島の民宿がメイン。コンビニもなく、島の中心部にスーパーが1つあるだけです。

旅をしているというよりも、この島に住んでるようにときを過ごすことができると思います。都会の喧騒に疲れたらめがねの主人公のように「たそがれるために」与論島を訪れてみるのはいかがでしょうか。

忙しく過ぎゆく毎日。一度立ち止まって人生を見つめなおしてみるものいいかもしれませんね。実際子連れで行ったらそんな時間はないのかもしれませんが(笑)。それでも島の方たちがあたたかく「おかえりなさい」と迎えてくれ、島のスローライフを送ることができると思います。

この記事を書いたライター

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ひいろあいこさん

9歳と6歳、1歳の3児のママです。フルタイムで働きバタバタの毎日を送っていましたが、現在産休中。趣味は旅。今まで20カ国ほど旅してきました。育休を利用して旅行業務取扱管理者資格を取得。

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