2019.10.19 / 2019.10.21
こんにちは!
朝起きてから、幼稚園へ送り出すまでの分刻みのタイムスケジュール、誰よりも早起きをして、朝ごはん・洗濯・お弁当・着替えなどなど・・・大変ですよね。
それに加え、自分の荷物をまったく準備しないわが子。
たったこれだけ!
これだけなのに何故そんなにも時間がかかるのか!?

口が酸っぱくなるほどに
「しまったの?」
「準備した?」
「着替えはー?」
「終わった?」
「なんでまだ終わってないの!?」
「早くしてよ!」
お母さんのイライラは募るばかり。
私も長男が年少の時は毎朝怒鳴って、怒鳴って、怒鳴って…。
行く時間なくなっちゃうじゃん!
これをバッグに入れるだけじゃん!
鬼のように怒り狂っていました。
本当ただただ怖いお母ちゃんだったと思います。
(あ、今でも本気で怒ったら恐ろしさ半端ないですけど。。。エヘヘ)
そんな私が!!!
ある物をきっかけに、朝怒らなくなったアイテムを紹介したいと思います。
手帳を持たせる
100均で買ったファイルを使って、簡単な手帳を作ってあげます。

100均のファイルを使った手帳

※朝のルーチンページ、今回は朝のイライラ軽減に焦点を当てて紹介したいので、朝のページのみの紹介します。
以下、作り方とやり方、声掛けの方法などを説明したいと思います。
作り方
まずは材料ですが、大人が使うようなしっかりしたものは与えません。
それは、とりあえず自分の子どもに合っているかを判断するため。
まったく活用できず断念した時、高価な物を使っちゃうと、メチャクチャ悲しいから(笑)
【材料(100均で揃えましょう!)】
*リングファイル(サイズはA5が使いやすいよ!)
*リングファイル用仕切りシート
*フィルム付箋(太め&大き目を選ぶのが良い!大きい方が子どもの手で剥がしやすいです)

ファイル・付箋・仕切りシート。
すべて100均一。
【手順】
*フィルム付箋にやってほしいことを簡単に書く
ひらがなが読めるならひらがなで。
まだ読めないなら、ひらがなと一緒に簡単で分かるようなイラストやシールを貼る。

こーんな感じ。
番号をふっておくと、朝起きてからの流れも把握しやすくなるのでいいかもしれません。
付箋のリストを見開きの左側に置きます。
朝のやることリストなので、大きく「あさ」と表記。

見開き右側は、左側のリストをやったら自分で付箋を右側に移動させるためのページです。
出来たことを貼っていくページなので、「できたこと」と大きく書いて分かりやすく!
「手帳見てー」
さぁ作ったら、後はやるだけ。
子どもには、たった一言、「手帳見て~」だけです。
これだけ言えば、子どもは自分の手帳を持ってきて開きます。
1~2週間はお母さんも一緒に
手帳を持ってきても、やり方が分からなければ意味がありません。
子どもが覚えるまで(だいたい1~2週間ですかね。。。個人差あると思います)、一緒にやりましょう。


「おきる~」
「ご飯を食べる~」
と言いながら、付箋を剥がして左から右へと移動する事を一緒にやります。
たったこれだけ。
これだけ覚えたら、後は勝手にやってくれます。
幼稚園に行っている息子は、幼稚園の準備リストも付箋に書いてあります。
「コップ」「タオル」「お弁当」これらを幼稚園のバッグに入れたら、付箋を移動させる。
全部付箋が移動できたら、朝にやることはおしまい!
自由に遊ぶ時間ができます。
移動した付箋はどう戻すか
朝、出来たことをもとの位置にいつ戻すのか?
夜、ねる前。
あとは・・・ご飯の後とか?
タイミングとしては1日の終わりごろにやるのがベスト。
わが家は寝る30分前に「手帳の時間」を設けています。
戻し方は、右側のできたことのページにある付箋を、いーち、にーい、さーん・・・と数えながら剥がして、左側のリストページに移動させます。
この時お母さんも一緒に数えて下さいねっ!
全部戻し終わったときに、何枚できたことシートにあったかを確認します。
その枚数が、今日、朝、出来たことの数。
その出来たことを褒めまくります。
↓
夏休みバージョンの写真ですみません。
分かりにくいかと思いますが、中央に1本線が引いてあって、リストとできたこと欄に分かれています。

夜、付箋はすべて右側に。

それを数えながら左に移していきます

数も覚えられて一石二鳥
ご褒美
できた数だけのご褒美をあげます。
トイトレシールと同じイメージです。

こんなに出来たーと満面の笑み!
できた分のシールを子どもに渡して、子どもはシール帳にシールを貼ります。
シールは、シール帳でもいいし、ネットにいっぱいあるシールシートを印刷して、それを手帳に挟んでおくのもいいですねっ!

手帳に挟んでいるシールシート。
き・・・きたなっ!(笑)
手帳を自分の物にするために
手帳をただ親がやってほしいことばかりをはさんでいても、子どもは嬉しくないし、何より楽しくない1冊になります。
なので、手帳を自分の物になるように。手帳を開くのが楽しいと思えるようにする工夫が必要です。
そのために、子どもが挟みたいと言ったものはできるだけ挟みます。
自分の大切な物、大好きな物を一緒に挟むことで楽しみが増えるのと、宝物みたいに大切にしてくれます。

映画のチラシ

シール帳代わり
できて当たりまえも付箋に
私の付箋にはできて当たり前の物があります。
「起きる」
起きるって当たり前だし、起きなきゃなんにも始まらない!
でも、この当たり前もリストにします。
出来たことを増やすためです。
そして、できることもあるというハードルを低く設定することで、やる気と自信が芽生えます。
大人からしたら当たりまえだけど、子どもはその当たりまえのことでも褒めてほしいのです。
できるかできないかの微妙な付箋も、もちろん用意しますが、できて当たりまえの付箋も用意して、子どもができた!という達成感を味わってもらうようにしていきます。
壁のシミ効果
よくネットで見る、ホワイトボードでの管理法、ありますよね。
個人的には、最初、自分のやるべきことは自分でやるという意味での入り方アイテムとして、とってもいいと思います。
が、ずっと続けるという意味では、続かないと思っています。
それは、そのホワイトボードが風景になってしまうから。
どこかで「壁のシミ効果」ていうのを聞いたことがあるのですが?
要はずっと同じように置かれているホワイトボードも、壁のシミと同じで、最初は気になるけど、だんだんそれがそこにあることが当たりまえになって、気にならなくなるということです。
気にならなくなったら、目に入らなくなったということ。
そうなったら・・・続けられますか?
私は続けられないと思います。
それに比べ、手帳は毎朝開くことで、新しい物と認識されます。
同じ風景にならないのです(広い視覚から見て)。
効果は絶大!そして続けられる
最初の1週間、本当に大変でした(笑)
でも、たったの1週間でした。
次の週から「手帳見て~」と言うだけで、「はーい」と返事が来て、自分で用意する姿が!
終わると、達成感が目で確認できるので、本人大満足で朝の身支度が一瞬で終わる。
そして、私がまったく怒らなくなった!
ホントにストレス軽減!
身支度に関しては、ここ数年・・・ほとんど怒っていません。
何もやっていなくても、「手帳どぉ?」と聞くだけで、「あ、そうだったー」と、手帳を見ながら勝手にやります。
小3の息子に関しては、「手帳は?」という言葉さえ言わなくなりました。
勝手に手帳を開いて、やることやって、付箋を移動させて、身支度が早く終わりすぎて「どうしよう・・・やることなくなった・・・」という始末。
「えぇー(‘Д’)」という私の嬉しい悲鳴♪
手帳は大人になっても使う
大人になると、イヤでも時間管理や仕事管理で手帳を使います。
子どものころから簡単なやり方でも、時間管理や付箋でのやること管理が身についていたら、できる大人になりそうな・・・気がしませんか?(笑)
そんな先まで考えたら、今、教えたり一緒にやるのが大変と感じるかもしれませんが、大人になって苦労することがひとつ減るかも?と考えたら、私はメリットしかないなーという気分です♪
最後に
一言では表現や説明ができない内容だったので、うまくまとめられていない部分が多々ありますが、ぜひ、この手帳に挑戦してみて下さい。
<あんふぁんメイト 羽原陵子>