2019.12.28
クリスマスが終わると、次はお正月。街の雰囲気もガラリと変わりますよね。今回は、お正月のテーブルスタイリングを提案。簡単にできる「お正月を演出する方法」を紹介します!外だけではなく、家の中もお正月モードにしましょう♪
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お正月らしい器
お正月の食卓のメインは「おせち料理」。作るも良し、お取り寄せするも良し。わが家は半々で、毎年実家に親戚が集まり、各々持ち寄ります。
大勢が集まるときは、15cmくらいの取り皿に、いろいろ盛り合わせて取り分けていますが、家でゆっくり食卓を囲むときは、豆皿を使って一品ずつ盛っています。
“お正月らしい器”と言えば、やはり和皿。このときばかりは、漆や有田焼、九谷焼などの和皿をメインに使います。そこに100円ショップの豆皿や、浅めのおちょこも取り皿として活用します。
これは鶏ハムですが、1回で食べ切れる量を切り分けて出したり、
このような豆皿に、黒豆やなます、数の子などを少しずつ盛ったり、
それぞれお盆を敷き、一品ずつ豆皿に盛ったりします。
お正月感を演出するポイント
お正月らしい色を取り入れる
お正月と言えば、めでたい色の紅白。そのほかゴールド、シルバーといったお正月らしい色を選び、いくつかの色を組み合わせると華やかです。
引き締める色として、黒をベースに取り入れると、まとまりが良くなり、料理も映えます。
また、和柄も取り入れるとアクセントになりますね。
めでたいモチーフ
松竹梅、だるま、富士山など、年賀状にもよくあるモチーフですね。これらを器や箸置きなどで取り入れると、あっという間にお正月らしくなります。
子どもと一緒に手作りしてみよう
箸置きは折り紙で作るのも楽しいです。鶴を折ったり、細く折ってかた結びをしたり、じゃばらに折って扇子にしたり…。
和柄の折り紙や和紙を使うと、お正月らしくなります。100円ショップで、両面使える和柄折り紙も売っていますよ。
一緒に箸置きを手作りするのは、食育にもつながりますね。
花を飾ってみよう
お正月の飾り花は、縁起が良く日持ちがするものが良いです。松竹梅は定番ですが、その他に菊、葉牡丹、胡蝶蘭、バラ、スイートピー、実がかわいい千両、南天など。それらを食卓に飾ると、一気に華やかなお正月のコーディネートになります。
漆のお椀のふたに活けています。
食卓の近くの棚や、サイドテーブルなどにも少し飾ると統一感が出て、空間でお正月を演出できるので素敵ですよ。
お正月飾りはいつまでに?
門松やしめ縄などのお正月飾りは、12月28日までに飾ることが一般的です。
29日~31日は、それぞれ縁起が悪いとされています。29日は「二重苦」になるため、縁起が良くありません。また、大みそかの31日に飾ることを「一夜飾り」と呼び、これも縁起が悪いと言われています。
30日は旧暦の大みそかにあたるため、「一夜飾り」と見なすこともあるそうですが、どうしても28日までに飾ることができない場合は、30日が適しているそうです。
間違った時期の正月飾りは、年神様に対して失礼にあたるため、飾る時期には気を付けましょう。地域により異なりますが、1月7日までが「松の内」と言われ、松の内が終わるまでは正月飾りは飾ったままにします。
外したお正月飾りやお正月花は、近くの神社へ納めるか、どんど焼き(お正月飾りを焼き、歳神様を見送る火祭り)で焼く、などが理想的。できない場合は塩で清め、新聞紙などに丁寧に包み、ゴミとして捨てても良いそうですよ。
この記事を書いたライター
ライター一覧- 田村佳奈子さん
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フードスタイリスト、フードコーディネーター、フードアナリスト。Web、雑誌、ドラマなどのレシピ開発やスタイリング、フードコーディネーターとして活動中。