/ 2020.01.31

近年の高級食パンブーム、その勢いは衰えるどころかまだ加速しているようです。そんな中、千葉の行徳駅前に、高級食パン専門店「だきしめタイ」がオープンしました。店ではココナッツシュガーやバナナを使用した2種類の食パンを販売。毎日でも食べたくなる新食感の食パンを紹介します。

●「考えた人すごいわ」の姉妹ブランドがオープン

 

出典:シティリビングWeb

東京メトロ東西線の行徳駅から徒歩3分。買い物客で賑わう商店街がある駅前を歩いていると、突如現れたエキゾチックな外観が目を引く高級食パン専門店「だきしめタイ」。

一見食パン専門店とは想像できないこの店は、東京・清瀬をはじめ、全国に4店舗展開する「考えた人すごいわ」の姉妹ブランドです。

 

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「だきしめタイ」をプロデュースするのは、ベーカリープロデューサーの岸本拓也さん。毎回ユニークな店名の高級食パン専門店を次々にオープンし、そのたびに行列ができる人気店を生み出します。岸本さんが手がける高級食パン専門店は、現在全国で約120店舗を超えるのだそう。

そんな「だきしめタイ」には、こだわりの食パンだけではなく、内装や装飾物など岸本さんがタイを旅したときに見つけたこだわりが詰まっています。

●ヤミツキになるアジアの食材を使用した2種類の食パン

 

出典:シティリビングWeb

だきしめたくなるほど愛情が詰まったパンを提供することをコンセプトにする「だきしめタイ」。こだわりの食パンには、ココナッツシュガーやバナナをはじめとする、アジアの食材を使用した食パンを2種類販売しています。

 

・「口どけタイ」(プレーン)/2斤

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2斤サイズの「口どけタイ(プレーン)」(800円 ※税別)は、小麦粉と生クリーム、国産バターを使用したシンプルな食パン。隠し味にココナッツシュガーを使用しているのがポイントです。

 

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「口どけタイ(プレーン)」は、まずは焼かずにそのまま食べるのがオススメ。一口食べると絹のようにやわらかでしっとりした生地からはほんのりとココナッツの甘みを感じ、ミルキーな余韻が口の中に広がります。耳もやわらかく、口どけと甘みのバランスが絶妙です。

バターやジャムなど付けるものを選ばない、毎日朝食にいただきたい食パンです。

 

・「バナナとぶどう」(レーズン)/1斤 

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タイはバナナの産地。岸本さんがタイを旅したときに出合ったバナナにヒントを得て開発されたのが、こちらの「バナナとぶどう」(780円 ※税別)です。バナナの甘みを生かすために、皮が黒ずむまで熟したバナナを練りこんでいるのが、この食パンの最大のこだわり。

 

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食パンの上にかぶせたビスケット生地が、カリカリの食感になってアクセントに。

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生バナナを練りこんだ生地に、粒の大きいサンマスカットレーズンをプラスしているのもこだわりのひとつ。熟したバナナの優しい甘みがダイレクトに感じられ、まるでお菓子を食べているかのよう。

バナナとサンマスカットレーズンの珍しい組み合わせの食パンは、食事だけでなくおやつにもぴったりです。

●タイ・バンコクのエッセンスを取り入れた内装にも注目

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外観だけではなく、エキゾチックなムードが全面に感じられる内装にも岸本さんのこだわりが詰まっています。インパクトのある壁面は、バンコクから依頼したタイ人の画家が5日間くらいかけて描いたものなのだそう。

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そして、店内に飾られているシャンデリアや置物は、すべてタイで買い付けたもの。食パンだけではなく、内装や装飾にもタイのエッセンスが取り入れられています。

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また、購入すると食パンに入れてもらえる紙袋も個性的。こちらは「象と花とパン」をテーマに、タイ人のイラストレーターが描いたデザイン。日本人の感覚にはない独特のイラストにくぎ付けです。

 

新たに誕生した高級食パン専門店「だきしめタイ」。いつもと違ったパンを食べてみたい人にオススメの食パンです。

 

だきしめタイ

住所:千葉県市川市行徳駅前1-27-17

営業時間:10:00~20:00

定休日: なし

https://dakisimetai-pan.com

 

プロフィール/南森 エレナ

東京都在住。愛知県出身。日本スイーツ協会認定 スイーツコンシェルジュ。全国のカフェ巡りをしながら、グルメやスイーツを中心に各メディアで執筆中。