/ 2020.01.31

洋風でもあり和風でもあるハイブリッドな組み合わせ、あんバター。最近では都内のベーカリーやカフェなどで個性豊かなあんバタートーストやあんバターサンドが楽しめますよね。そこで今回は、都内の隠れた名店のあんバターパンを紹介します。

●黒ごま×こしあん×くるみに分厚いバターが合う!

出典:シティリビングWeb

目黒駅と中目黒駅の間にある「gentille(ジャンティーユ)」は、パリをイメージしたシックでおしゃれなベーカリーです。ライ麦生地やブリオッシュ生地など個性豊かなパンが並ぶ中、注目は「あんバターフランス」(302円)。

出典:シティリビングWeb

黒ごまを混ぜ込んだハード系のフランスパンにサンドされているのは、クルミ入りのこしあんと分厚くカットされた有塩バター。ぷちぷちした黒ごまの食感と舌触りが楽しい粗めのこしあん、ザクザクとしたクルミの歯応えが絡み合います。

そしてなによりも存在感があるのはバター。塩気がしっかり効いていて、ごまの風味と相性バツグン。バターの量がかなり多めですが、他の素材が甘さ控えめで上品なので罪悪感もなし! 思い切りかぶりついて、そのおいしさを味わってほしい一品です。

●ミュージックカフェで味わえる真っ黒なあんバタートースト

出典:シティリビングWeb

中目黒にあるミュージックカフェ&ワインバー「epulor(エプロア)」。洗練された雰囲気と音楽がなんともおしゃれなこの店では、写真映えも抜群な「黒あんバタートースト」が食べられます。

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真っ黒いパンは、なんと炭! これは同じく中目黒にある人気ベーカリー「ロータスバゲット」で売られているチャコール食パンで、天然酵母と国産小麦を使用した無添加の食パンなんだとか。その上になめらかさとつぶつぶがほどよくブレンドされたあんこと、溶けたバターが乗っています。インパクト大な見た目で、とってもおいしそう!

出典:シティリビングWeb

炭と聞くと一瞬身構えますが、意外とあっさりとしたチャコール食パン。香ばしくやさしい味わいです。トースターで焼いてくれるのでサクサク&モチモチ。あんこと溶けたバターが混ざり合い、芳醇なおいしさが口の中に広がりました。個人的には「もっとバターがほしい!」と思ってしまいましたが、このくらいのほうがチャコール食パンの素朴なおいしさが感じられるのでちょうどよかったです。

●フレンチシェフが作る、リコッタチーズ入りのあんバターサンド!

出典:シティリビングWeb

渋谷駅から徒歩5分ほどの宇田川町の路地裏にある「Bistro Rojiura(ビストロロジウラ)」は、ひっそりと佇む隠れ家的なビストロ。2014年から6年連続ミシュランのビブグルマンに掲載されるなど、さまざまな絶品フレンチが味わえる店です。

出典:シティリビングWeb

こちらでは「あんバターリコッタチーズサンド」(638円)が食べられます。手の平に乗るくらいのほどよいサイズ感のパンに、つぶあん、バターが2枚、リコッタチーズの3つが層になったシンプルな一品です。

一口食べると、まずはリコッタチーズのほのかな酸味が口の中に広がりました。その酸味の後につぶあんの丁寧な甘さ、さっぱりとしたバター、そしてもっちりとしたパンがマッチ。バターは薄切りながらもしょっぱさがあり、それもまたリコッタチーズの風味を生かしています。この絶妙なバランスはフレンチシェフならでは!

絶品のあんバターパン、みなさんもぜひランチやカフェタイムに食べに行ってみてはいかがですか?

(富士みやこ)