/ 2020.02.10

牛丼やカレーなどでおなじみの人気定食チェーン店、松屋。そんな松屋から1月14日、一風変わったメニューが新発売されました。その名も「シュクメルリ」。日本ではほぼ知られていない料理と思われますが、発売されるや否や「おいしすぎる!」と大評判になっています。いったいどんな料理で、どんな味なのか、実際に食べてみました!

出典:リビングWeb

ジョージア料理「シュクメルリ」とは

「シュクメルリ」とは、伝統的なジョージア(グルジア)料理のひとつ。にんにくをたっぷり入れたクリームソースで鶏肉を煮込んだもので、「世界一にんにくをおいしく食べるための料理」ともいわれているそう。

ロシアとアジア、ヨーロッパ、中東に囲まれたジョージアは、さまざまな地方の特性を含んだ料理が多く、日本人の口に合う料理もたくさんあるのだとか。

2019年12月に松屋の一部店舗でシュクメルリを限定販売したところ、ネットなどで大きな反響を呼び、全国展開となりました。

松屋では伝統的なシュクメルリにさつまいもを追加し、1人用の鍋で提供しています。

「シュクメルリ」単品は590円、ご飯とみそ汁がついた「シュクメルリ ライスセット」は730円(ライスミニの場合700円)、さらにサラダもついた「シュクメルリ鍋定食」は790円(ライスミニの場合760円)です。

鶏肉とさつまいもに、ガッツリにんにくの効いたホワイトソース

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筆者が注文したのは、サラダもついてボリュームたっぷりの「シュクメルリ鍋定食」!

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大きくカットされた鶏肉と皮つきのさつまいもがホワイトソースに浸っていて、その上に2種類のチーズがトッピングされています。鍋の下には固形燃料が入っており、グツグツと煮立って食欲をそそります。

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口に入れると…ん~、ガッツリにんにくの味! さすが「世界一にんにくをおいしく食べるための料理」というキャッチコピーがついているだけあって、かなりの量のにんにくが入っていることがうかがえます。

スープはクリーミーながら、ホワイトシチューというよりも“チーズ鍋”と呼びたいくらいチーズのインパクトがあり、チーズ好きにはたまらない1品。

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鶏肉はジューシーでやわらかく、それでいてグリルされているので皮がパリっとしているのも最高です。にんにくの旨味が凝縮されたホワイトソースとよくからみ、どんどんご飯が進みます。

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食べる前は違和感のあったさつまいもも、このホワイトソースととてもよく合っていました。濃厚なにんにくとチーズのインパクトをさつまいものホクホクとした食感とほのかな甘さがほどよく中和し、全体をやさしい味わいに仕上げているようです。

バゲットディップやリゾットなど、アレンジも楽しめる!

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そのまま食べてもおいしいシュクメルリですが、いろいろなアレンジも楽しめます。

ご飯をセットで頼んだなら、ぜひ試してほしいのがリゾット風。よく煮込んだほうが好きな人は、固形燃料で煮立っている早めのうちに投入して。半熟卵(70円)を追加すれば、よりマイルドなテイストになります。

テイクアウトもできるので、バゲットをつけて食べれば白ワインとよく合いそう。ゆでたパスタと合わせれば、市販のパスタソースでは味わえない絶品パスタの完成です。

ちなみにテイクアウトするなら、最短30分後から24時間後までの受取分を予約できる「松弁ネット」の利用が便利。お店に向かう前や帰宅途中にスマホから予約すれば、待ち時間なく購入できます。女性1人での来店に抵抗がある人は、予約&テイクアウトから試してみてはいかがでしょう。この冬、ぜひ一度は食べてみてほしいおいしさです。

※店内、持ち帰りとも税込同一価格。一部店舗では取り扱いなし。また固形燃料を使わず調理後の商品を提供する場合あり。

(ライター/富士みやこ)