/ 2023.07.19

七五三は、着物着て写真撮るだけっと考えている人は要注意!お子さんの成長を喜ぶお祝いの行事。親は後回しになりがちですが、実は親の服装もとても大事。そして、写真を撮るだけが意外と上手くいかない。笑顔を撮るためにしてはいけないこと。

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七五三のお祝い、親は何着る?

七五三は、子どもが主役。親は、付き添い。でも、ここで注意したいのは、いくら付き添いでもTPOを考えて服装は選ぶべき。親が普段着ではダメです。写真館で、子どもだけの撮影の日は別ですが、せっかくのお祝いですから、いい記念になるよう自分の服装も考えたいものです。服装は、フォーマル・セミフォーマルの清楚なイメージで。

母親服装~洋装~

子どもの衣装やいろいろな準備で出費がかさみ、なかなか親の服装まで気が回らないのが本音。でも、七五三のためだけに買うのは気が引けるかもしれませんが、子どもの卒園式や入学式にも着られる一着を準備するといいですよ。髪型やコサージュでアレンジを加えることもできます。

実例をいくつか紹介します。

ブラックや紺で落ち着いた雰囲気に。自然な一枚も絵になります
淡い色味で清楚な感じに。やさしい雰囲気の一枚に
前撮りなど暖かい季節の場合は、肩を出さない落ち着いたワンピースでも
ママは、ジャケットを合わせ、きっちりと。おばあちゃんもスーツで上品ですね

そうは言っても、3歳・5歳は、まだまだ甘えたい時期。「ママ抱っこ〜」も想定内。洋装のメリットは動きやすい点。フォーマル・セミフォーマルと考えておけば大丈夫です。

母親服装~和装~

実は、親子で着物を着る機会は、七五三を逃したらほとんどないものです。せっかくなので親子で着物はいかがですか?きっといい記念になりますよ。

着物には格式があり、洋服で言うところの普段着・フォーマル・セミフォーマルがあるので注意です。七五三の場合、訪問着・色無地・付け下げがいいとされています。小紋はNG。ですが、江戸小紋は、合わせる帯に気を付ければ大丈夫。着付け師さんや呉服屋さんに相談してみましょう。

【訪問着】

色留め袖の次にフォーマルで、上半身と裾に絵羽模様がある、おしゃれ要素が強い礼装。昔は、一つ紋、三つ紋を付けていましたが、現在は付けないのが主流です。

主役のお子さんを引き立てる、淡い色の訪問着がおすすめ。家族全員での着物姿。とってもすてきですね

【色無地】

一色に染めた無地の着物。五つ紋、三つ紋、一つ紋で礼装、準礼装、略礼装と格が変わります。最近は、紋を付けずに作る方も増えているため、紋がなくても大丈夫です。

色無地(寒色):スッキリした印象がすてき
色無地(暖色):落ち着いた色味は、主役を引き立てます

【付け下げ】

戦時中、贅沢な訪問着の代わりに考案されたもの。縫い目で模様がつながっていないのが特徴。最近は訪問着と似ている絵羽柄模様の【付け下げ訪問着】、小紋柄の【付け下げ小紋】もあります。

おじいちゃんおばあちゃんも着物姿で、日本庭園にとても合いますね

淡い色味なら間違いはありませんが、季節に合わせた色味を選びましょう。

父親の服装

母親の服装と格をそろえるのがいいとされています。【洋装】の場合、ダーク系のビジネススーツ、白いシャツ(淡い色のカラーシャツ)とネクタイで大丈夫。ただ、母親がフォーマルスーツの場合は、父親は礼装ブラックスーツになります。【和装】の場合は、羽織に着物か羽織に袴です。

当日、忘れがちなあったらいいもの

朝が早かったり、準備で疲れたり、緊張で笑顔が出ないってこと、本当によくあります。一度機嫌を損ねてしまうと、なかなか笑顔になるのは至難の業。機嫌を損ねないために用意しておくといいものは?

  1. 着物が汚れにくいラムネ、あめ、グミなどを内緒で用意。早い段階で出してしまわないように注意です
  2. 普段と違うかわいいティッシュ。女の子の場合、バックに入れてテンションを上げるのもいいですね
  3. 履き替えのサンダル。履きなれない草履に疲れてしまう場合も多いですから
  4. 口紅1本。女の子の場合、口紅が撮影までに取れてしまうことも。付け直すと写真映えが違います

もちろんハンカチ、ティッシュも忘れずに。当日はどうしてもバタバタするので、前もって準備しておきましょう。

ついついやりがち!それダメ~

やってしまいがちなのですが、準備中に何度も〇〇ちゃん、こっち向いて~。笑って~!と、かわいいわが子をカメラに収めたくてついつい写真攻め。これっ、後にひびいてしまうんです。

自然な感じをこっそり撮るのはいいのですが、準備中や撮影前に写真を撮り過ぎてしまうと、いざ本番というとき「また~?さっき撮ったじゃん」ということになり、機嫌を損ねてしまうことがあるので注意です。もし、プロの方にお願いしているなら、なおさら。

そこは、プロにお願いしちゃいましょう。

まとめ

七五三は、終わってみればいい思い出になりますが、準備から当日まで親御さんは本当にいろいろと大変だと思います。体調管理、天候の心配、神社下調べや予約、衣装、撮影に加え、当日の子どもの機嫌などなど…。これを読んで、少しでも参考になったらうれしいです。

七五三おめでとうございます。
すてきな思い出ができますように。

この記事を書いたライター

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ちゃこさん
プラチナライター

プチプラものづくり好き。出産前は美容師。今は、ヘアメイク・着付けと2人の子育ての両立に、奮闘中のママです。

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