2020.11.23 / 2020.11.24
12年間、赤ちゃんと過ごしている生活の中で本当に育児で使える、助けられている便利なグッズやアイテムを紹介します。なかには第一子出産のときから10年以上愛用しているアイテムも。新しい家族が増える人や新米ママは必見です。
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時代が変われば育児グッズも変わる!?
便利な育児グッズやアイテムが増えていますが、高価だったのに短命だったり、使い勝手が悪く数回しか使わなかったりするものも…。今回、7回の妊娠・出産を経験し、赤ちゃんがいる生活を12年間継続中の私が、今でも育児で助かっている「本当に使ってよかった神アイテム」を5つ紹介します。
赤ちゃん連れのお出かけや家事に必須!【抱っこ紐(エルゴ)】
最近の抱っこ紐はスタイリッシュでシンプルなカラーが人気。1つでおんぶ、前向き抱っこ、対面抱っこ、横抱っこで4通りの抱っこができるタイプや、斜めに抱っこできるスリングタイプなどさまざまで、コンパクトさや着用時のオシャレさも重視されています。
また、男性でも使える抱っこ紐のデザインが多くなったのは、育児に参加するパパが多くなったという背景もあるのではないでしょうか。私が長男出産のときから愛用している抱っこ紐は「エルゴ」。現在使っているエルゴは3代目です。
初めは軽量で収納に便利なスリングタイプを使っていましたが、電車で赤ちゃんと2人きりの外出が多かった私にとって片手しか使えないスリングタイプは、手が疲れる・出先でトイレに行けない・お財布からお金が出せないなど不便が多く断念。
そこで両手も自由に使え、腰に負担が掛かりにくく、着用が簡単なエルゴの抱っこ紐を使い始めました。着用時のフィット感と安定感で長時間の抱っこもつらくなく、赤ちゃんを抱っこしながら家事をするときにも大活躍。
エルゴは新生児から使える抱っこ紐ですが、今までの古いモデルは新生児用のインサートを使用しないといけませんでした。新しいモデルのエルゴは新生児用インサートが無くても前抱っこができる優れもの。
新生児でも首部分まで固定可能なデザインと、赤ちゃんの成長につれてお尻の幅が変えられるようになっています。
以前のデザインと比べてみると違いは一目瞭然。
新しいモデルのエルゴは、おんぶ・対面抱っこはもちろん、前向き抱っこにも対応しているそうです。子どもの成長に合わせて抱き方を変えられるため、新生児から3歳ぐらいまで長期間使えます。
両手が使える抱っこ紐がないと他の兄弟たちの面倒もみられない・家事も食事も仕事もできないので、エルゴはわが家にとって必須の育児アイテムです。
おいしい・便利なだけじゃない!【ウォーターサーバー】
3人目を出産したときに導入し、今では家族に無くてはならない存在になったウォーターサーバー。
それまではペットボトルで購入した水を飲料用やミルクに使っていましたが、地震がありスーパーやドラッグストアで水が手に入らなくなった頃がありました。赤ちゃんがいるのに水がないとミルクも作れません。このことをきっかけに、非常時や災害時の水の備蓄にもなる、ウォーターサーバーを導入しました。
ウォーターサーバー生活が始まり、ミルク作りが簡単になっただけではなく、ある悩みも解決しました。それは、子どもたちが自分で水を注いで飲むようになったことです。
それまで「お茶」生活でしたが、子どもが冷蔵庫からお茶を出し、自分でコップによそう→こぼす→洋服や床がぬれる→拭くという流れを毎日行っていました。また、小さい子だと冷蔵庫を開けられず、子どもが「喉が渇いた」と言うたびに何度も何度も飲み物を用意する手間がストレスでした。
そこで、ウォーターサーバーにして子どもの手が届くところにコップを設置し、いつでも水を飲めるようにしたところ、自分の好きなタイミングで簡単においしい水が飲めるようになったので、ジュースよりお水を飲む習慣に変わりました。
ぽっちゃり体型だった長男もスリムになり、子どもに飲み物をこぼされる回数も激減し、母のストレスもなくなりました。
ひと昔前はウォーターサーバーは高いものというイメージでしたが、今はメーカーが増えて価格もデザインも豊富です。災害時の備蓄用の水としても使える点は、最低限の防災対策にもなり、1人目のときから導入すれば良かったと今でも思っています。
1歳の4男も自分から「みず!」と言って上の兄弟たちにコップを渡し、ゴクゴク飲んでいます。
長年使えて便利!【ベビーチェア(Stokke)】
新生児のときから腰が座る1歳ぐらいまではベビーラックを活用していますが、離乳食が始まると、食べこぼしや汚れが激しくなります。自分で椅子に座れるようになったら子ども専用の椅子が活躍しますが、中でもオススメなのが、高さが調整できるベビーチェア。
ファミリーレストランなどに用意してある子ども用のベビーチェアは、手すりがありお尻の幅が決まっているため、子どもが成長したら使えません。一方、椅子の高さが調整できるベビーチェアはお尻の幅もゆったりした構造で、脚を置く位置も高さ調節が可能。
1台あると子どもから大人まで座れ、子育て期間が終わっても長く使い続けることができる点は最大のメリット。大人が座れる椅子となると、安定感も造りもしっかりしていないといけないなので、椅子の重量が重い点がデメリットです。
ストッケのように椅子の高さが調節可能なベビーチェアは増えているので、これから「子ども用の椅子」を検討している人は、椅子の高さが調整可能な商品をオススメします。
お菓子感覚で食べられる!【栄養補助食品(チュアブル)】
子どもの偏食に悩まされている親にとっては、食事で摂取できない野菜や栄養不足が心配ですよね。そんなときに助かるのが、「栄養補助食品」。
親の世代から販売されているソフトキャンディのような食感の「肝油ドロップ」や、牛乳に溶かして飲む商品などは、不足しがちなビタミンやカルシウムを手軽に摂取できるだけではなく、子どもがお菓子感覚で食べてくれるので、子どもの栄養不足に悩むママのお助けアイテムです。
最近では、より子どもが食べやすいように改良されて、グミやチュアブル(タブレット)の商品も販売されています。種類やフレーバーも豊富で、見た目も味もまるでお菓子。こちらは、親子でお気に入りのチュアブル。なんと3粒で乳酸菌30億個も摂取できるそうです。
特にチュアブルはラムネ感覚で噛んでポリポリと食べられるため、子どもたちは毎日「ラムネ!」と欲しがり自ら食べてくれます。
キシリトール配合なので歯にも優しいです。実際に食べてみると、少しシュワシュワして酸っぱいヨーグルトのような味でした。口で噛むだけで溶けるので水も不要です。
オムツだけじゃない!日常的にも使える【オムツ用ゴミ袋(BOS)】
初めは使い終わった紙オムツを入れる袋なんて「ただのビニール袋で良い」と思っていましたが、BOS(ボス)が販売され、使い始めてからはその機能性に助けられてます。
BOS「おむつが臭わない袋」とは、その名の通り使用済みのオムツの臭いも菌も通さない、防臭力が高い特殊なビニール袋。医療機関でも使われているらしく、薄い素材でピンク色がBOSの特徴ですが、最近はストライプ柄のデザインもあるそうです。
赤ちゃんがいる家庭にはオムツ専用のゴミ箱があると思いますが、新聞に包んでからオムツを捨てても、ビニールを二重にしてみても、どうしてもゴミ箱に臭いが付いてしまうというお悩みを持つ人は多いと思います。
しかし、使用済みのオムツをBOSに入れて捨てるようになってからは、ゴミ箱に付いた臭いもあまり気にならず、臭いの元の菌が漏れていないことを実感しています。オムツ専用のゴミ箱がない出先や実家、友人宅でも使い終わったオムツの臭いで迷惑をかける心配も軽減されました。
また、わが家は親子で車に酔いやすい体質なので、乗り物酔いのエチケット袋として子どもの手に届く所に置いておきます。酔ってBOSの中に嘔吐しても、車内に臭いも汚れも残らず、何度も助けられてきました。ノロウイルスが家庭内で流行ったときも、BOSは大活躍でした。
販売当初はネットでしか取り扱いがありませんでしたが、今ではドラッグストアのベビーコーナーや赤ちゃん用品店で手に入りやすくなりました。
子どもが大きくなっても、生ゴミ用のゴミ袋・緊急時の簡易トイレ・汚物の処理など日常的にも使えるので、BOSはわが家にとって必須品です。
まとめ
すでに就学したお子さんを持つママさんには「懐かしい」「あの頃は私もよく使っていたな」と感じた商品があったと思います。また、昔と現在と比べるとデザインや形状も異なっていて、素材・サイズ・容量など、全体的に消費者(ママたち)に使いやすく、各メーカーが改良していると感じました。
育児グッズも時代と共に変化していますが、便利で優秀な商品が増え続けているので「日常的な育児の負担が少なくなる」ことが、ママのストレス軽減や子育てしやすい環境作りに繋がると思っています。
また、新しいものを購入する場合は、多少お値段が高くても機能性を重視したり、小学生まで使える《長く使用できるもの》を選ぶ基準にして、これからも育児に便利なアイテムを取り入れながら、長い子育てをマイペースでやっていこうと思っています。
購入に悩んでいる人やプレママさん、家族が増える方や新米ママさんはぜひ参考にしてみてくださいね。
この記事を書いたライター
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大学事務員とwebデザイナー、ライターなどを兼業している5男3女の8児のワーママ。趣味はネイルとフラワーゼリー。子連れでも大規模な展示会や旅行へ行くアクティブ派で大人数料理が得意です。