習い事をさせたいけれど、日々忙しい中どう始めたら…、と悩んでいる人も多いよう。今回、3つの「When」の視点から、習い事をさせている読者の声を紹介。家庭教育アドバイザー・松江由紀子さんにアドバイスしてもらいました。

※データは全てぎゅって読者アンケートから。2020年10月9日~11月5日に実施。回答数410

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Adviser

松江由紀子さん

家庭教育アドバイザー。All About「子供の教育・子育て」ガイド。塾講師、家庭教師、カウンセラーとしての経験を生かし、親子で楽しめる家庭教育メソッドを研究。6歳と3歳の男の子のママ

▶いつ通っている?練習や宿題はどうしている?【習い事考察】後半記事はコチラ!

子どもに習い事をさせていますか?

家庭や園とは違う刺激を与えてくれる場

園は基本的な生活習慣や社会生活のルールなどを学び、そのほかバラエティーに富んだ活動ができる場ですよね。一方「習い事」は、ある決まった技能を身に付ける場。子どもにとって家でも園でもないサードスペースであり、専門的な先生と出会い、学ぶことは、習い事のジャンルに関係なく、子どもにとって大きな刺激になります。

英語、スイミングなど、身に付けたい特定の技能を軸に探すのが一般的ですが、友達と一緒に、コミュニケーションの場を作りたいから、といった視点で選んでも構いません。ただ「英語耳」「絶対音感」といわれるように、聴覚が敏感な幼児期に始めるメリットがある習い事も。それらの技能を鍛えたい場合は、習い事の先生と相談してみて。

【When start】いつから始める?

「習得」できるようになる3歳~ 4歳がボリュームゾーン

回答数169

親の「やらせてあげたい」がきっかけに

【0歳】

【1歳】

【2歳】

【3歳】

【4歳】

【5歳】

0~2歳は親子参加型で3歳以降は技能系も

0~2歳の乳幼児時代は、まだ「友達と遊ぶ」認識が薄い時期。習い事は親子の触れ合いの場、おでかけの機会と考えましょう。リトミックやベビースイミングなど、親子参加型のものが多くそろっています。この時期は親が子どもと新しいことにチャレンジしたいと思ったときが、始め時といえます。

3~4歳頃になると、教育的な観点で「習得する」ことができ始めます。スイミング、体操、幼児教室など、技能取得系をチェックしてみてもいいでしょう。親が気になっているもの、やらせたいものなどでOK。まずはいろいろ体験をし、子どもが興味を示したものを始めてみて。一方、子どもが嫌がるようであれば、無理に始める必要はありません。

5歳になったら小学校のプレステップに

5~6歳頃になると、自分で「やりたい」という気持ちが明確に出てきます。小学校の前段階として、「自分で興味を持ったことに挑戦する」という練習を始めてみてもいい時期。学習塾、ピアノなどを、視野に入れてもいいでしょう。

※この記事は、2021年1月発行の「ぎゅって2月号首都圏版」に掲載した記事を再編集したものです

イラスト/本田佳世