話題になったキラキラネーム

光宙(ぴかちゅう)や美似衣(みにぃ)など、ひと昔前に日本を騒がせたキラキラネーム。最近は耳にする機会も減りましたが、キラキラネームを名付けられた子どもたちが大きくなり、「改名したいけれど、難しい」といったニュースを目にします。日本の場合、家庭裁判所の許可が必要となり、気軽には改名などできないのが現状ですよね。

一方、世界では“イギリスの男性が酔った勢いで「セリーヌ・ディオン」に改名してしまった”という珍事件など、改名の手軽さとその行動に衝撃を受けた人も少なくないのではないかと思います。

…が!この衝撃に負けないとんでもニュースが、台湾で少し前に話題になったのです。それは…日本でもおなじみのスシローが

“鮭魚”という名前の人は、食事代全額無料

というキャンペーンを打ち出したのですが、それに伴い、実際に“鮭魚”に改名する人が続出したのです!!※“鮭魚”とは、“サーモン”を意味します

意外な結末

確かに、スシロー無料は魅力的ですが、改名までするほどか…とびっくり。台湾では、風水などを理由に改名する人も多く、法律上も3回までの改名が気軽にできるようになっており、実際に私の周りにも改名経験のある人がいます。

親からもらった名前を大切にしたい日本とそのときに応じて気軽に変えられる台湾とどちらがいいのかはわかりませんが、「もう人生終わりにしたい…!」と思ってしまったときに改名という方法で救われることがあるのならば、それはそれでいいのかもしれないな…とも思いました。

ちなみに、このキャンペーンのために“鮭魚”に変えたとある男性が、しばらくしてから、また名前を戻そうと思ったら、実は小さい頃、親が2度改名しており、今回で3度目の改名となっていたことが判明。そして、もう“鮭魚”から変えられないという結末を迎えたそうです…。

イラスト

中庭さん

北陸出身のインテリアコーディネーター。仕事の傍ら、趣味でイラストを描き続けている。イベントや小物作成の依頼にも対応。一児の母。Instagram:@nakaniwanimo

台湾在住4歳と1歳女の子のママ

nimo*さん

岐阜県出身の姉妹の母。夫の転勤に伴い、17年秋より子連れ台湾生活をスタート。趣味は、工場見学で国内外問わず、その魅力に魅了されている。Instagram:@nimo_ff>その他記事はこちらから