2021.12.28
作り置きや手みやげ用にも喜ばれる自家製焼豚。でも「塊肉の料理ってハードルが高い…」「大変そう」と感じる方も多いですよね。今日は、焼いて煮るだけ。失敗しない「焼豚」の作り方を紹介します。
わが家はラーメン好きなので、月1~2回必ず焼豚を作っています。ラーメン以外にもチャーハンや炒め物、中華スープの具、おつまみとしても活躍してくれます。
焼豚と言えば豚肩ロースで作ることが多いと思いますが、さまざまな部位でも同様に作ることが出来ます。こってり派なら旨味やコクが強い「バラ肉」。適度な脂身がお好みなら「肩ロース」。肉質が柔らかく適度に脂身もある「リブロース肉」。さっぱり派には脂身が少ない「ロース」。ヘルシー派には「もも」。
好みの部位で作れるのが自家製ならでは。いろいろな部位で試してみるのも楽しいですよ♪
塊肉にハードルを感じる方もいるかもしれませんが、作り方は簡単。焼いて煮るだけ。今日ご紹介するレシピなら、煮る時間が長いのでちゃんと中まで火が通りますのでご安心を。
失敗しない自家製焼豚
材料(作りやすい分量)
- 豚肩ロース塊肉…500~700g
- 塩…小さじ2
- 米油…大さじ1
- 水…600cc
- しょうゆ…大さじ6
- 紹興酒または酒…大さじ4
- みりん…大さじ3
- はちみつ…大さじ2
- きび砂糖…大さじ1
- にんにく…1/2かけ
- しょうが…1/2かけ
- ねぎの青い部分…1本分
- 八角…1/2かけ
- クコの実…5~6粒
【A】
下ごしらえ
にんにくは薄皮を剥き、しょうがは洗い皮付きのまま3~4枚に薄切りにする。豚肉をタコ糸で巻き、表面をフォークで刺し、塩をすりこみ1時間ほど置く。
※初めからタコ糸で巻いて販売しているものが多いです
※フォークで刺して穴をあけると、味が染みやすくなります
作り方
- 鍋にAを合わせて一煮立ちさせ、アクを取る
※沸騰した煮汁の中に豚肉を入れると、煮汁がしっかり染み込みます - フライパンに米油をひき、豚肉の脂身側から焼く。表面全体に焼き色を付け旨みを閉じ込める
- 鍋に2の豚肉を入れクッキングシートなどで落し蓋をする。弱火で30分、ひっくり返して15分煮る
- そのままの状態で粗熱を取り、切り分ける
※側面も忘れずに!
※余分な脂が出たらペーパーで拭き取りましょう
粗熱が取れたあと、厚手の保存容器かタッパーに煮汁ごと移しひと晩冷蔵庫で寝かせるとより味が染みておいしくなります。
食べやすい大きさに切り分けて冷蔵庫で1週間、冷凍庫で1カ月を目安に保存可能です。
写真のような薄いスライスはラーメン用に、端は短冊切りにしてチャーハン用に、一人前分ずつ小分けして冷凍しています。
残った煮汁は煮卵や大根、こんにゃくなどを煮るときに再利用が出来ますよ!
年末年始に自家製焼豚を作ってみませんか?
この記事を書いたライター
ライター一覧- 田村佳奈子さん
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フードスタイリスト、フードコーディネーター、フードアナリスト。Web、雑誌、ドラマなどのレシピ開発やスタイリング、フードコーディネーターとして活動中。