タサン志麻さん流育児＆生活のコツを聞きました！忙しいママ・パパにおすすめのレシピ

食べること、そして子どもたちとの時間です。他の家事は後回しでいいと思っています。子どものごはん、離乳食にしても、大人と別メニューを作って別に食べさせることはしません。例えば、スープとかポタージュ、野菜のピューレやポトフだったら、子どもも大人も食べられますよね。ステーキだったとしてもお肉を小
さく切ってあげて、ジャガイモに混ぜて食べさせるっていうこともできる。赤ちゃんも、自分だけ違うものを食べるより、みんなでおいしいねって言いながら同じものを食べる食卓のほうがうれしいん
じゃないかなって思うんです。ママ・パパの負担はどんどんなくしていきましょう！

今日はちょっとだけ余裕あるなという時があったら、フレンチがおすすめ。鍋にかけっ放し、オーブンにずっと入れっ放しで完成するメニューが多いんです。

今回の本の中では「ローストチキン」がおすすめ。ローストチキンっていうと骨付き肉のイメージがあると思いますが、普通のモモ肉を使います。野菜もくたくたになって優しい味に仕上がるからお子さんとの食卓にぴったり。家族みんなが喜ぶ、華やかなひと皿です。

また、「ねぎと鮭の蒸し焼き」もぜひ。塩鮭を冷蔵庫に常備しておけば、材料4つで手軽にできます。ねぎはたっぷり3本使います。甘ーく仕上がりますよ！

考え方として、家族の誰かのための味付けをするのではなく、例えばお肉はしっかりめの味付けに、野菜は塩分控えめにしておいて、お肉を多くするか野菜を多くするかで調整すれば家族全員が満足できるメニューが出来上がります。うちの長男は薄味が好みで、次男はちょっと濃い目の味が好き。自分で自分のお皿に好きな量を盛り付けて、好みの味に調整して食べています。これって親は手軽でうれしい、子どもも好みの味で食べられるからうれしい。ぜひ試してみてくださいね。

皆さん、日々の生活に一生懸命で、本当に大変だと思います。悩みながら、進んでいる。すごく頑張っていらっしゃいますよね。私が以前フランスの記事で読んだことがある文章をぜひ、皆さんにお伝えしたいと思います。

『仕事をしてないかのように子どもに接し、子どもがいないかのように仕事をする』

子どもといる時にパソコンをいじっちゃったり、仕事をしてしまったりすることが多かったのですが、この言葉を読んだ後に、「あ、すごい！そうか」って思ったんです。子どもがいるときは思い切って仕事をしない。子どもと一緒にいられる時間って、すごく大事。どっちつかずだと、結局はどちらも中途半端になってしまいますよね。

私たちは時間がない中で、どっちもやらなきゃいけないんだから、そこは割り切ろうと。そのかわり、子どもが保育園に行っている間は仕事に集中。子どもが保育園から帰って来たら、いったん仕事の手は止める。メールをすぐに返信しなきゃいけなくても、すいません！って感じで（笑）。どうしてもやらなきゃいけないときは、子どもが寝た後にするようにしています。

仕事に対しても、子どもに対しても、罪悪感を感じることがあると思いますが、どちらも一生懸命やっていけば、何か起こったとしても、納得して乗り越えられるんじゃないかなって思うんです。なので皆さん、割り切っていきましょう。