小さい子どもがいると映画館に行って観られる映画は、だいたい“子ども向け”。でも、せっかく時間とお金を費やして映画館に行くなら大人だって楽しめる作品を!ということで、「映画かいけつゾロリ ZZ(ダブルゼット)のひみつ」を観に行きました。

子どもと一緒に、映画館で観る映画を楽しもう!

わが家は夫婦そろって映画が好きで、子どもが生まれる前は2人でよく映画館に行きました。最近は、子どもたちも少し大きくなったので、積極的に映画館で映画を観たいと思っています。“子ども向け”映画なら家族全員で楽しめます。

仕事に子育てにと毎日慌ただしく過ごしがちな私たち夫婦にとっては、映画館で映画を観られること自体が特別な時間。映画館は、大きな画面で映像を観ることができる大きな空間というだけではなく、知らないたくさんの人たちとひとつの作品を楽しむ異空間です。

手軽に行ける娯楽として2時間ほどの特別な時間が気持ちを和らげてくれると思うのです。だからこそ、どの作品を観るかが大事!

作品は、もちろん安定感のある展開で最後まで安心して鑑賞ができるものを

今回、11月25日から公開されている「映画かいけつゾロリ ZZ(ダブルゼット)のひみつ」を家族4人で観に行ってきました。今作は「かいけつゾロリ」30周年記念作品です。

主人公のゾロリが偶然?なぜか?突然自分の母親の若い時代にタイムスリップしてしまうという唐突な設定にもかかわらず、昭和なテンポと安定感のあるお決まりの展開に違和感なく作品に入っていけます。

ドラマティックな展開も本格的な謎解きもないけれど、個性的なキャラクターとほんわかなムードの映画で、大人の私も飽きずに観ることができました。

個人的には、無鉄砲な飛行機乗りだったゾロンド・ロンが若かりしころの場面。無骨な感じにカッコつけていたのに、飛行機を降りて、最初の私服がポロシャツとチノパン…。そこは、Tシャツにジーンズでしょ!と一人で突っ込みを入れていたのですが、細かい突っ込みどころ満載なところもこの映画のみどころではないしょうか。

凝ったCG演出や早すぎるテンポの作品が多い中、逆にこの作品が、新鮮に鑑賞ができたように思います。

映画かいけつゾロリ場面写真
©2017 原ゆたか/ポプラ社, 映画かいけつゾロリ製作委員会

子どもたちの反応は?

わが家は、6歳の女の子と4歳の男の子です。子どもたちとしては、出てくる登場人物のほとんど動物だということと、単純で分かりやすい「笑い」に飽きずに最後まで静かに鑑賞していました。

どちらかというと、6歳のお姉ちゃんよりも4歳の弟の方が、最後に怪獣が出てきたり、飛行機がたくさん飛んだりという展開に画面にくぎ付けで楽しんでいたように見えました。

お姉ちゃんの方は、映画鑑賞後にストーリ―というよりも気に入ったキャラクターの話をしきりにしていました。

大人が率先して楽しんでしまおう!

チケットを買って、ポップコーンとジュースを買って、席を見つけて、映画が始まるのを待ちます。子どもたちもどこかソワソワ。音もとても大きくて、少し周りに気をつかいながら、でも同じ場所で笑ったりして。

映画館で映画を観ること自体を楽しんでしまうと、どんな映画作品だって、特別な空間での特別な娯楽になりますね。それに、大人が率先して楽しんでしまうと家族みんなが楽しい時間を過ごせると思うのです。

この記事を書いたライター

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タマキチハルさん

4歳と6歳の2人の子どもを持つ、フルタイムで働くワーキングマザーです。いろいろ「ためない暮らし」を目指して、日々工夫の毎日です。

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