大人気のアニメ「パウ・パトロール」が、今年も映画作品として登場します! その最新作にゲスト声優として出演するのが、仲間由紀恵さん。女優として活躍する一方、母親としても忙しい毎日を送る仲間さんに映画のこと、子育てのことを聞きました。

子どもたちの好きな作品に出演できてうれしいです

― 映画「パウ・パトロール」出演の話を聞いた時の感想は?

仲間さん:もともと知っている作品でもありますし、うちの子どもたちや周りのお子さんも大好きな作品ということで、すごくありがたくてうれしいと思いました。

― お子さんたちには、もう出演を伝えましたか?

仲間さん:いえ、普段の仕事もそうですけど、子どもたちが私の仕事をどこまで理解しているのか、まだ分からないんですよね。ただ公開したらきっと一緒に映画館へ観に行くと思うので、その時は話してみようかなと思います。

― 今回担当する役はどんなキャラクターですか?

仲間さん:ヴィクトリアという周りからはマッド・サイエンティストと言われ、自分では天才科学者と言っている女性の役です。自分を認めてもらいたいというパワーがすごいので、普段の自分の声よりは少し大きめに強めに出して、彼女の強さを表現できればいいなという思いでチャレンジしています。

双子の世話は単純に2倍
でもその大変さが楽しい

― 現在5歳の双子のお子さんたちを子育て中ですが、大変だなと感じるのはどんなところですか?

仲間さん:単純に2倍の世話がかかるんですよね。1人食べさせてももう1人はまだ終わってない、みたいな。そういった意味で、本当に食事の時間も長いんです。

トイレもなぜか分からないですけど、同じタイミングなんです。片方がトイレ行きたいっていうと、もう1人もトイレ行きたいってなるので、それはすごい大変です(笑)。


― 逆に楽しいと感じる部分はどんなところでしょうか?

仲間さん:子育ての大変なこと=楽しいことなのかなって思います。一つ一つの世話に時間がかかることも大変なんですけど、一人一人と向き合って、子どもができることをちょっとずつ増やしてあげたい。そういったことに頑張って向き合えるのはすごく大変だけど楽しいし、その成長を見られるのは幸せなことかなと思います。

― 2人いると、いたずらも多かったりしますか?

仲間さん:しょっちゅうあります、例えば2人で一緒に「このクワガタを箱から出して、こっちのテーブルに置いたら驚くよね」「いいねえ!」みたいに相談してるんです。

それが私に聞こえちゃってるんですけど、驚かないといけないので一応のってあげたりします。ただ生き物の場合、危険な遊び方をしようとするときはもちろん叱りますけどね。

でも、子どもたちが私のリアクションを楽しみにしていることはわかっているので、私もいろんなパターンを駆使します(笑)。

お父さんも同じように接していて、いろんなパターンで驚いてあげてるな、っていつも見ています。

― 2人ともそういった意味ではプロですからね。

仲間さん:はい、リアクションのストックはいろいろとあるので(笑)

お話を聞いたのは

仲間由紀恵さん

なかま ゆきえ/1979年10月30日生まれ。沖縄県出身。’95年にテレビドラマでデビュー以来「TRICK」「ごくせん」などのヒットシリーズに出演。2008年「私は貝になりたい」では日本アカデミー賞優秀主演女優賞を受賞。近作は「女王の法医学~屍活師~」「大奥」Season2など。

撮影/村上タケシ ヘアメイク/杉田和人 スタイリスト/十川ヒロコ 取材・文/苗代みほ

ぜひ、劇場に足を運んでみてくださいね!