/ 2024.04.26

小学1年生がつけている「黄色いワッペン」。実はただの札ではありません。黄色いワッペンに込められた思いや意味について詳しく解説します。

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小学校1年生がつけている「黄色いワッペン」


小学1年生のママ・パパは、学校から黄色いワッペンを「ランドセルや服に付けて登下校してください」ともらったかもしれません。また、登下校の1年生が黄色いワッペンを付けているのを見かけた人もいるのではないでしょうか。実は、これは「黄色いワッペン贈呈事業」で配られているものです。

「黄色いワッペン贈呈事業」とは

1965年に富士銀行(現:みずほフィナンシャルグループ)が、創業85周年を記念して「よい子に注意、よい子も注意」をスローガンに始めた交通安全事業です。

交通事故死亡者数が多く社会問題になっていたとき、社員が幼い子どもたちを交通事故から守るために、目立つものを身につけてもらおうと考え「黄色いワッペン贈呈事業」が誕生しました。昔は「黄色い腕章」でしたが、1974年より現在の「黄色いワッペン」に変わりました。

現在は、みずほフィナンシャルグループと損害保険ジャパン、明治安田生命保険、第一生命保険の4社が共同で実施しています。

1年間の交通事故傷害保険つき


黄色いワッペンには交通事故傷害保険がついていて、小学1年生が登下校の際に交通事故に遭って死亡または後遺障害が残った場合、保険金が支払われます。

保険有効期間は1年間、保険金額は最高50万円。2024年度の小学1年生の保険有効期間は、2024年4月1日以降でワッペンの交付を受けた日から2025年3月31日までの1年間となります。

※保険期間内に入学日がある場合は入学日より1年間の補償となります

2024年度は60回目記念でピカチュウデザイン


2024年度は、取り組み開始から60回目の記念事業として、ポケモンの協力のもと、「ポケットモンスター」の人気キャラクター「ピカチュウ」がデザインされた「黄色い『ピカチュウ』ワッペン」が全国の新1年生約104万人に配布されました。

交通安全を願う気持ちがこもったワッペン。1年間大切につけておきたいですね

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