夏休みも8月に突入し、そろそろ自由研究を何にするか決めさせなければ…と考えるパパママも多いのではないでしょうか。そこで今回は、工作から歴史研究までできる一冊をご紹介。最近あらためて注目を集めている、平安時代の文化を自宅で体験してみませんか?

自宅にいながら“平安体験”ができる!

東京ニュース通信社『小学生のための遊んで学べる!平安体験BOOK』

NHKで現在放送中の大河ドラマ「光る君へ」の影響で、あらためて注目が集まっている平安時代。雑誌『TVガイド』などを発行する「東京ニュース通信社」から、2024年7月に発売された『小学生のための遊んで学べる!平安体験BOOK』は、自宅にいながら雅な平安時代の文化を“体験”できるアイディアが満載です。小学生でも自力で読み進められるよう、総ルビ仕様になっているのも魅力。

映像も活用すれば低学年でもイメージしやすい

夏休みの自由研究にもぴったりで、歴史に興味を持ち始めた高学年はもちろん、歴史という言葉にピンとこない低〜中学年でも遊びながら平安時代の文化に触れることができそう。

「光る君へ」を紹介するページもあるので、日常生活の中でテレビの映像として十二単姿などを見せてからこの雑誌を見せると、低学年でもイメージしやすいかもしれません。

工作から料理まで興味のあることをそのまま自由研究に

本誌は、平安時代の歴史背景や当時の暮らしなどを本格的に調べたい!という希望にもしっかりと応えてくれる情報量もさることながら、自宅でできる“平安体験”を自由研究にそのまま活かせるのが魅力。


例えば平安時代に生まれた仮名文字を練習して、手作りの和綴じ本にオリジナルの和歌集を作ってみたり、平安風巻物に仕上げてみたりするのも面白そう。


また、理科が得意な人なら平安時代にもあった身近な植物を探したり、料理が得意な人なら掲載されたレシピを参考に、当時のお菓子を再現したりすることもできます。

低〜中学年でも遊びの延長で平安時代に触れられる

実際に小学3年生の娘と一緒に本誌を見てみたところ、平安時代の女房装束をコーディネートできる塗り絵のページに興味深々。資料のページやイラストなどを参考に、テーマを決めて襲色目(かさねいろめ)を考え、色塗りを楽しんでいました。


また、とある雛祭りの企画展で緻密に絵柄が描かれたミニチュアを見て以来、貝覆い(かいおおい)が強烈に印象に残っていた娘は、自分の絵の具で簡単に絵付けができると知って大喜び。たまたま拾ってきた貝殻があったので、早速チャレンジしていました。

細かい絵付けは筆よりも楊枝(ようじ)の方が描きやすい場合も

小学生の絵の具セットには金色が入っていないことが多いですが、黄色と黄土色を混ぜて地色を塗ると雰囲気が出ておすすめです。

まずはパレットの白いところで練習
夏は絵の具の乾きも早いので、あっという間に仕上がりました

娘は色塗りを楽しみ、母は数時間で自由研究の作品が仕上がってホクホク。何より思い立ったらすぐできるという手軽さも魅力的でした。

さらに平安文化に触れてみたい人には平安ゆかりの地として、夏休みのお出かけにぴったりの観光スポットなども紹介されています。自由研究の提出が必要ない低学年でもおうち遊びとして楽しみながら日本の歴史や文化に触れることができるので、ぜひチェックしてみてくださいね。

取材・文/山田朋子
※書籍は提供いただきました
※記事中のリンクから商品を購入すると、売上の一部が当社に還元される場合があります

この記事を書いたライター

ライター一覧 arrow-right
ぎゅってWeb編集部さん

のんびりさんが集まる編集部。働くママの毎日をもっと楽しく、ちょっとラクに。そんな情報を朝・昼・晩とお届けします。

ぎゅってWeb編集部さんの記事一覧 v-right