息子の朝の支度が進まず、毎朝イライラ。「お仕度ボード」を作れば改善するかも!と思いつつ、面倒でできなかった私が編み出した、約30分/500円でできる作り方とは?ダウンロード可能なテンプレート付き。導入後の私&息子の変化も含めて紹介します。

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「朝の仕度」はママたちの共通お悩みNo.1?

子育てをしていると、イライラすることも、つい怒ってしまうことも、よくありますよね。もうすぐ4歳になる息子のママであるわたしの一番のイライラポイントは、「子どもの朝の仕度」でした。

自分ではまだできず、言葉も通じない頃は「できないのは仕方ない」と思うことができたのに、3歳頃になると「できるはずなのにやらない」と感じてしまいイライラ。特に時間に迫られる朝は、何度も急かした挙句、親がやるはめになり、毎朝ストレスでした。

「何でうちの子はできないの?自分も短気すぎるかしら?」と悩んでいたのですが、ママ歴が長いベテランや小学生をもつママなど、周囲のママ友とお互いの困っていることを話してみたら、意外とみんな同じで共感の嵐。

息子や自分の性格的な問題だけではないとわかり、どうせ長引くなら、子どものしつけや自分が穏やかになるよう努力するのではなく、仕組化でさっさと解決したいと考えるようになったのがきっかけです。

「お仕度ボード」とは?

そこで作ったのが「お仕度ボード」。子どもの朝や、寝る前のやるべき事をマグネットシートなどに書き出して、終えたらそれを裏返すと「できた!」になるようにしています。やるべき事と「もうできた」「まだやっていない」を見える化することで、子どもが自分で仕度を進めるようになる、というもの。

2016年頃から、よくブログやインスタグラムなどで見かけるようになりました。マグネットシートにタスクを文字、またはイラストで書いたもの、ラミネート加工した紙を折るタイプなど、ママたちが各自工夫して作ったさまざまなものがあります。

作り方は難しい?…いえ、簡単です!

「かわいい絵入りがいいけど、イラストが得意じゃない」、「変更も手間だから事前に熟考しないと」などの理由で腰が重くなり、なかなか作る気にならないんですよね。でも、以下の作り方なら印刷、切り貼り、少し書くだけなので、作成や変更も楽チン。

材料

ホワイトボード
1枚
マグネットシート
1枚
A4クリアファイル
1枚
好みのシール
1枚
A4の紙
1枚
マスキングテープなど貼るもの
1つ
作り方
STEP1
テンプレートをダウンロードし、紙に印刷
STEP2
印刷した紙をホワイトボードの大きさに合わせて切る。時間やタスク番号を書く
STEP3
クリアファイルも同様に切る(2枚重なっている1枚だけ使う)
STEP4
切ったクリアファイルをホワイトボードに貼り、紙をはさむ

このボードは枠の角のでっぱりにクリアファイルを挟み込めるので、紙のカバーとして右側だけテープを貼っています。

STEP5
マグネットシートをタスクの大きさに合わせて切る

STEP6
マグネットシートにシールを貼り、「できた!」「OK!」や番号などを書く(好みで)

※マグネットシートのシールの裏面に何か書くときは、シールの表面と上下を逆に書いた方が良いです。「できた!」と裏返すとき、下側が上になるようにめくった方が楽ですよ

このお仕度ボードのメリットは?

面倒な手間や懸念点なく作れます。

  • 印刷するだけなので、マグネットシートにイラストを描かなくてもOK
  • テンプレートを元に、更新して再度印刷するだけなので、変更も楽チン
  • クリアファイル被せるだけなので、強化面でラミネート加工しなくても大丈夫
  • 消せるボールペンで書き換えられるので、時間設定は変更可能
  • シールを貼り替えると気分が一新するので、飽きても対策しやすい
  • 塗り絵や番号書きを子どもと一緒にすると、関心が高まる
  • タスク番号を追記すれば数字合わせになり、「どの電車置こうかな~」と遊び迷わない
  • 左から右へ進むので、タスクの順序が分かりやすい
  • 不要タスクを隠せば、他タスクが気にならない&集中できる
  • ※マグネットシートを切った残りが、隠すのにちょうど良い大きさでした◎

子どもによっては、マグネットシートが剥がしにくいなどでお仕度ボードがストレスになる場合もあるようです。また、子どもの成長によっても変わっていくので、親子で一緒に使いやすい仕様に変えながら楽しんでみてください。

わが家も、裏返しやすいマグネットを試す、今は省略しているタスクを追加、など変更していく予定です。

導入後のわが家の変化

「自分がやること」「どこまでやったか」が明確にわかることで、息子にとってやりやすくなったようです。「タスク=駅、これが終われば電車が発着」という設定のおかげで、電車が好きな息子のモチベーションもアップして、親が急かすときの声かけも遊び感覚に。

  • 息子が自分でお仕度を進めることが増えた(渋々やる日・スローな日もあるけど格段に改善)
  • お仕度へのやる気UP(「今週はお仕度ボード頑張る!」と言い出すことも)
  • 息子が楽しく取り組んでいる(遊び感覚で触っている)
  • 急かす場合も楽しい雰囲気に(「ご用意駅の時間だよー!」など)
  • 親が時間をより意識して動くようになった(意外な二次効果)

子どもが毎日1人でお仕度するようになった!とまではいきませんが、導入前よりは各段にスムーズになりました。何より親の声かけがトゲトゲしくなくなり、急かすときもイライラは激減、親子ともにストレスが減ったと感じます。簡単にできるので、気軽に試してみてくださいね。

テンプレート(ダウンロード可能)

こちらからダウンロードできます。よろしければプリントアウトして、お仕度ボードを作ってみませんか?

この記事を書いたライター

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てんこさん

「てんてんこ」→短く「てんこ」に変更しました。家事も育児も「手軽で最適」な解決法を探して楽しくがモットー。面倒くさがり&概ね合理主義&調査工夫は得意なアラフォーママです。年少と情緒支援級の小3兄弟、転勤族の夫がいます。主にTwitterにいます。2022年11月Kindle出版しAmazon1位&ベストセラー獲得

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