/ 2018.02.26

「子どもの頃みたいにひな祭りを楽しみたい!」「ひな人形は高くて買えない…。」「うちには男しかいない…。」と思っているママに向けて、女の子が大好きなあの遊びを足した、ひな人形の作り方を紹介します。材料は卵の殻!遊び心あるママ必見です。

index目次

そもそも、「ひな人形」って何?

「ひな人形」って何のためにあるのかご存知ですか?諸説ありますが、紙で作った人形を「流しびな」として、川に流すことで厄払いをしていたのが、徐々にその人形を身代わりとして飾るようになり、今のひな人形となったそうです。

つまり、歴史を紐解くと、ひな祭りは子どもに限ったものというわけではないということ。何となく、ひな祭りの主役はママではなく、子どもだと思ってしまいがちですが、ママだって自分のひな人形を飾っていいんです!

とはいえ、子どものひな人形と別に、自分のひな人形を用意するのはハードルが高いのも確か。わが家には息子しかいないので、私のひな人形は実家に放置。収納スペースの問題もあり、手元に置いておくのはなかなか難しいです。

でも、「やっぱり私もひな祭りを楽しみたい!」「小さくてもいいから、ひな人形が欲しい!」そんな思いでオリジナルのひな人形を作ってみたら、楽し過ぎてハマってしまいました。

材料のメインは卵の殻

材料 おひなさま&おだいりさま(各1体分)

生卵
2個
トイレットペーパーの芯
1本
千代紙(きれいな柄)
数枚
マスキングテープ
適量
油性マジック
黒・赤各1本
ハサミ
1本

卵の殻を割らずに中身を出す方法

今回のおひなさまは、卵の殻を使って作ります。まずは殻をパカッと2つに割らずに、卵の中身を取り出します。この方法を一度マスターしてしまえば、エッグハントの卵作りやポプリポットなど、さまざまなシーンで役に立つので便利ですよ。

作り方
所要時間10
STEP1
画鋲(がびょう)を卵のどちらか一方の先端に刺す
STEP2
画鋲を抜き、その穴を広げるような感じで卵の殻に包丁で小さめの穴をあける
STEP3
穴からお箸などを入れ、中の卵をかきだす(空気を入れるように少し混ぜつつ、穴を下に向けると中身が出てきやすい)
STEP4
2個とも中身を出したら、穴から洗剤を注入してきれいに洗い、しっかり乾燥させる(できれば1日以上)

下準備は整ったら、おひなさまを作ろう

作り方
所要時間30
STEP1
トイレットペーパーの芯を3cm幅(おだいりさま用)と2cm幅(おひなさま用)に切る
STEP2
マスキングテープできれいに覆う
STEP3
卵の殻の穴が空いている方を下にし、やや斜めに2の上に置き、同じ色のマスキングテープで固定する
STEP4
上を向いている側(上の写真だと、右側の面)に顔と髪の毛を描く。(まずは顔を描き、そのあと髪の毛を描くとバランスがとりやすい。後頭部も半分位まではしっかり塗っておく)
STEP5
折り紙を外表で三角に折り、逆三角の状態で持ち、人形の口元~土台までの長さで折り目を付け、その折り目にそって切る
STEP6
人形の後頭部中央に、丸めて輪にしたマスキングテープを貼り、5の中央部分を貼り合わせる。顔が隠れないようにぐるりと巻く
STEP7
おだいりさまの冠と、おひなさまの平額を折り紙で切る
STEP8
完成!

失敗しないポイント

卵の殻との接着は、のりやセロハンテープではなく、マスキングテープを使いましょう。のりを塗ると、一度付けた後に取ることができず、割れてしまいます。

また、セロハンテープだと粘着力が強いので、剥がした際にやはり割れることがあります。その点、マスキングテープ程度の粘着力なら、程よく固定できます。なので、可能な限りマスキングテープでの接着をおすすめします。

衣装の着せ替えは自由自在!?

この折り紙で作った衣装をベースに、フェルトやお気に入りの布を足せば、自分好みの衣装をまとったおひなさまができます。たとえば、上の完成品に少しサイズを小さめに切ったフェルトを巻くと、一気に暖かみのあるおひなさまに。

エキゾチックな柄にすれば、こんな感じになります。

そこに革をまとわせると、ちょっとパンチの利いたおひなさまに早変わり!

ちなみに、おひなさまが着ているのは十二単なので、上に掛けた布の下からあえて下の布が出ているところがポイントです。

このような感じで、着せ替えし始めたらまあ大変。止まらなくなってしまいます。本物のおひなさまでは、着せ替えをさせるなんてできません。着せ替えは、自分で作ったおひなさまだからこそできる、ひな人形の楽しみ方ではないでしょうか。ぜひ自分好みのひな人形を作ってみてくださいね。

この記事を書いたライター

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へそ野へちまさん

趣味は手芸、でも料理はやや苦手。子どもたちが寝た後、夫婦で海外ドラマを見るのが日課です。年に1度は沖縄旅行!を合言葉に500円玉貯金に励む、3人兄弟の母です。

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