/ 2021.07.27

子ども用のエプロンが必要になることって案外多いですよね。100均の手ぬぐい1枚と「べんりベルト(ダイソー商品)」で、簡単に着脱できるエプロン(ポケット付き)と三角巾を作ってみました。子どもの好きな柄の手ぬぐいなら、子どもも大喜びですよ!

index目次

材料
手ぬぐい(35cm×95cmのもの)
1枚
べんりベルト(エプロン用)
1個(3本セット)
平ゴム(三角巾用)
10cmほど

材料の選び方

手ぬぐい

今回は100円ショップ「ダイソー」の手ぬぐい(サイズ「35cm×95cm」、端処理済み)で作りました。絵柄の向きがないもの、又は縦長方向に「天」と「地」となる絵柄のものだと、柄向きを保ったまま作ることができます。

この手ぬぐいの場合、サルの絵柄の「頭が左」で「足が右」となっています

べんりベルト

エプロンの首をかける部分とウエストを留める部分は、100円ショップ「ダイソー」の「べんりベルト」という商品を使って作りました。3本1組で100円(税別)とコスパ良し!エプロンを作るときは、3本のうち2本を使います。

幅2.5cm、長さ40cmのゴムの両端が、マジックテープになっています

エプロンの作り方

  1. 裁断(エプロン用と三角巾用に布を分ける)
  2. 手ぬぐいを、表面が上になるように縦長方向に置き、左上の角を三角に折り下げる
    折り下げたラインを切る

    手ぬぐいを横長方向に置きかえた画像
    エプロン用:35cm×60cm、三角巾用:35cm×35cmの布に裁断できた状態
  3. エプロンの形を作る
  4. 裁断した35cm×60cmのエプロン用の布を、縦長方向に置く。このとき、布に絵柄があるときは「天」が上、「地」が下になるように(上の辺は切りっぱなし、下の辺は端処理済み)
    下から24cmのところと、そこからさらに16cmのところに印をつける(今回はサルの絵柄を活かしたところで採寸しています。長さは多少前後してもOK)
    24cmのところ(下図赤線)をつまんで山折りし、折った端を16cmのところ(下図黒点線)に合わせて、折り重ねる


    折り重なっている部分がポケットになる
    折り重なっている部分は、布が3枚の状態で、長さは8cm

    上の2枚の布がずれないように待ち針で留める

  5. ウエストに「べんりベルト」をセットする
  6. 「べんりベルト」を、チクチクして固い方のマジックテープの端から4cmのところで切る

    上の長い方:マジックテープがフワフワして柔らかい、下の短い方:マジックテープがチクチクして固い

    先ほど切った「べんりベルト」の短い方(チクチク)を、布の左端の折り重ねた部分に挟みこむ
    マジックテープがついている面が見えるように、「べんりベルト」を、布の折り重ねた部分上の輪に合わせて1cm挟む
    ずれないように待ち針で留める(留めるのはゴムと、ゴムを挟んでいる布2枚のみ)
    「べんりベルト」の長い方(フワフワ)を、布の右端の折り重ねた部分に挟みこむ。マジックテープがついている面が見えないように、「べんりベルト」を布の折り重ねた部分上の輪に合わせて1cm挟む
    ずれないように待ち針で留める(留めるのはゴムと、ゴムを挟んでいる布2枚のみ)

    左右の端に「べんりベルト」がセットされた状態

    ここで、エプロンの裏側でマジックテープを留めて、正しい向きでセットされているか確認しておく

  7. ウエストのベルトを縫い付ける
  8. 折り重なっている布の上2枚を、上の端から1cmのところで縫う(下図赤線が縫い線)
    縫うときは、折り重なっている状態を一旦広げて縫う(下図赤線が縫い線)

    縫った状態
    「べんりベルト」はこのような感じで縫い付けられています
  9. ポケットを作る
  10. 布が折り重なっている状態に戻し、左右の両端を縫う(下図赤線が縫い線)
    布が3枚重なっている部分を縫う(下図:裏側から見たところ、赤線が縫い線)
    左右ともに、挟みこまれている「べんりベルト」も含み、折り重なっている布3枚すべてを縫い合わせる

    裏はこのような感じ

    左右の端の縫い線から、11cmのところを仕切りとして2カ所縫い(下図黒線が縫い線)、ポケットを3つ作る

    縫った状態
    裏はこのような感じ
  11. 首にかける「べんりベルト」を縫い付ける
  12. 布の裏面を上にしておく
    切りっぱなしになっている、上部の端を1cmの3つ折りにして縫う

    縫った状態

    上の左角から3cmのところと、ウエストの「べんりベルト」の縫い付けられているところを結ぶラインで折る

    「べんりベルト」を、チクチクして固い方のマジックテープの端から4cmのところで切る
    先ほど切った「べんりベルト」の短い方(チクチク)を、マジックテープがついている面が見えるように、布の左端の折り重ねた部分に1cmほど挟みこむ
    「べんりベルト」を挟んだまま、さらにもうひと折りする

    マジックテープが見えない状態になる
    「べんりベルト」が包まれている状態

    右側にも同様に「べんりベルト」をセットする
    「べんりベルト」を挟んだまま、さらにもうひと折りし、マジックテープが見える状態にする
    左右ともに「べんりベルト」を挟んで折った部分がずれないように、待ち針で留める
    ここで、エプロンを表側にしてマジックテープを留めて、正しい向きでセットされているか確認しておく
    左右ともに、下図赤線のラインで縫う。

    縫った状態

    完成!

併せて三角巾も作ってみました

  1. 先ほど裁断した三角巾用の35cm×35cmを用意。切りっぱなしになっている辺を、0.5cmの3つ折りにして縫う
  2. 縫った状態
  3. 布の裏面が上になるように、ダイヤ型に置く(端処理で1cm折り込んだため、正方形ではなくなっている)
  4. 左右の角を2cm内側に折りこむ
  5. ゴムの端を挟み、上下の角を合わせるように半分に折り、ずれないように待ち針で留める
  6. 左右ともにゴムの端をセットし、下図赤線のラインで縫う
  7. 縫った状態
  8. 三角巾の完成
  9. 正方形ではない布で作っているため、折り合わせた部分が少しずれるが、三角巾として使用するには支障ない

完成後、着用してみました

身長100cmくらいの子が着用するとこのような感じです。

後ろ側

ウエストはマジックテープで取り外しします。マジックテープの取り外しは、身体の右横部分にあります。首のゴムは、あらかじめ子どものサイズに合わせて、長さを調整してマジックテープを留めておき、留めた状態のまま被るようにして着脱すると楽ですよ。

「べんりベルト」の端が、ほつれないように処理されていて、固くなっています。首にあたって痛い場合は、固い部分を切り落としておくといいです

お腹の前に、深さ8cmのポケットが3つあります。ハンカチなどを入れておくのに、ちょうどいいサイズです。
三角巾は、ゴムで留めているので、被るだけで着用できます。

まとめ&ポイント

手ぬぐい1枚を有効活用し、子ども用のポケット付きエプロンと三角巾まで作れちゃいます。ダイソーの「べんりベルト」を利用することで、作業の手間をかけずに、着脱が簡単にできるエプロンを作ることができました。

マジックテープの「チクチク」と「フワフワ」の向きを間違えないように気を付ければ、あとは見たままの通りに縫えばOK!縫う部分が少ないので、短時間で作れますよ。子どもの好みの絵柄の手ぬぐいで作れば、喜んでエプロンをつけて、お手伝いも頑張ってくれるかもしれませんね。

この記事を書いたライター

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又多 実千恵さん
プラチナライター

手芸などのハンドメイドが大好きです。手軽・短時間・ローコストをモットーに、「手抜きアイデア」を模索しながら、物づくりを楽しんでいます。

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