春は寒の戻り、強風、雨など、実は外遊びにはあまり向いていません。花粉症の人は、外遊びに付き合うのが辛いことも。そんな日におすすめなのが、小さい子どもも遊べる「風船モノレール」。好きなキャラクターをつければ、ジャンプしてパーンチ!

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おうちの中でも楽しく運動!

 
雨や強風で外に出られず、元気があり余っている子どもたちと、おうちの中でも楽しく遊べるのが手作りおもちゃの「風船モノレール」。お誕生会やイベントなどで余った風船と、ストロー、ゴムひもがあれば、簡単に作れます。

風船モノレールの作り方

材料
風船
1個
ストロー
1本
ゴムひも(細め丸ゴム)
1本

作り方
STEP1
風船を膨らませて、5cm程にカットしたストローを貼り付ける
STEP2
モノレールを設置する場所を考える。子どもの年齢や発達、部屋の大きさに合わせて、高さや幅を調節する(ねんねの赤ちゃんの場合、低い位置に短く貼ればOK)
STEP3
ゴムの端を、カーテンレールなど高い位置に結んで、もう一方の端を風船モノレールのストローに通す
STEP4
椅子などの低い位置に、ゴムの端を結ぶ。子どもがジャンプして風船を叩いても、勢い余って壁にぶつからないように、椅子の位置を調整して設置する(周りに滑りやすいモノ、壊れやすいモノ、危険なモノを置かないようにして、できるだけ片付けておく)これで、風船モノレールの完成!

風船モノレールの遊び方

何も説明しなくても、これを見た子どもは、思いっきり風船をパンチをしに来ます。低い方に風船が移動したら、すくい上げて叩く。高い方に移動したら、ジャンプして叩く。その子に合うちょうどいい高さに設置してあげれば、子どもなりに工夫して遊びます。

きょうだいがいたり、身長差のある複数の子どもがいても大丈夫。風船バレーボールは難しいですが、風船モノレールだったら、拾い損ねて落としてしまうこともありません。これひとつで小さい子も一緒に遊べますよ。

発達を促すたくさんの要素

発達障害のある息子の療育先で、自由遊びの時間に室内に仕込んであったおもちゃです。単純な運動ですが、発達を促すたくさんの要素が含まれているそうです。

  • 上を見上げる動作
    子どもは視野が狭いので、上の方を見上げる機会を作ってあげましょう。上を向くことで、気持ちも自然と前向きになります。
  • 手を振り下ろす動作
    最初は風船に当たらず、空振りしてしまうこともあるかもしれません。でも、大事なのは、腕を振り下ろすという動き。腕を振り下ろすためには肩の力を抜く必要があって、そのコツを掴む練習になります。
  • ジャンプしながら叩く動作
    これはたくさんの動作を同時に行わなければならず、かなり高度な技術を要します。それを遊びの中で、夢中になって繰り返しているのです。

子どもの発達にもいい刺激になる上、自宅で手軽に実践できるところがうれしいですね。わが家では、アンパンマン大好きな息子のために、子どもの目線で下から見上げると、アンパンマンが見える仕掛けをしています。

リサイクル・シールの作り方

実はこの大きめのシールは、あるものをリサイクルしたものです。野菜嫌いの息子の味方のひとつである、フジパン「アンパンマンのミニスナック野菜」という菓子パンの袋を再利用したもの。

イラスト部分をざっと切り抜き、裏面に両面テープを貼り付けて、テープごと、少し丁寧にイラストを切り抜きます。

両面テープの紙をはがしたら、アンパンマンシールの完成。雑貨などに貼っても、意外と長持ちしますよ。これを貼ると当然、子どもは「アンパーンチ!」と叫びながら、大興奮で連続ジャンプしてくれます。

この記事を書いたライター

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みずちさん

発達凸凹のある5才息子がいます。仕事を辞めて、幼稚園ママデビューいたしました。ゆるっと就活しながら、子育てや就学先について考えていきたいです。

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