宿題中や食事中、子どもの姿勢が気になることはありませんか?思わず「姿勢を良くしなさい!」とガミガミ言ってしまうことも。猫背や頬杖は、見栄えだけでなく骨格にも影響するとのこと。そんな子どもの姿勢を良くする、お手伝いアイテムを紹介します。

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questionなぜ、姿勢が悪くなるの?

子どもが宿題を始めたと思った途端、体をベチャーッと前のめりに倒したり、グネグネとくねらせたり。「ねえ、やる気あるの?」と思わず言いたくなることはありませんか?

子どもの姿勢が悪いのは「集中力がないから」だと、長い間思っていました。でも、最近考え方を改めました。仕事に集中しているはずの自分の姿をふと客観視したら、驚いたことに娘と同じような状態だったからです。

子どもも大人も、良い姿勢を保ち続けるのは難しいのですね。さらに子どもは、大人と比べて背筋や腹筋といった体を支える筋力が発達していません。ひょっとしたら、子どもは大人よりも姿勢を保つのが辛いのかも!?

とはいえ、姿勢が悪いのを放置していては体も疲れやすくなり、そのせいで勉強への身の入り方も違ってくるかもしれません。そこで今回、子どもの姿勢を良くするのをお手伝いしてくれるという「ぐっポス」を試してみました。

「ぐっポス」って何!?

さっそく通信販売で注文して届いたのがこちら。

木目がキレイ!形もおもちゃのようでかわいらしいです。それに、このさりげない色・形なら、家の中に置いてもガチャガチャしないので良いですね!

すべすべとした、なんとも気持ちの良い手触り!ほのかに木の香りも

ぐっポスは、福岡県八女市の木材を削り出した後、丁寧に研磨して作られているそうです。だから、こんなに手触りがやさしいのですね。

さて、このぐっポスはどうやって使うのかというと、勉強したり、本を読んだりするときに使います。姿勢を良くするための筋肉を発達させるトレーニングの道具ではなく、あくまで姿勢を良くする手伝いをしてくれるというもの。

子どもでいえば宿題するときなど、右利きの場合は左手で持つので、普段左手が置かれている場所に置きます。

これだけです。これだけです。これだけ…

本当に姿勢が良くなるのでしょうか?手軽すぎますよね。ちょっと心配です。

Before⇒Afterで比較してみた!

一抹の不安がありますが、さっそく帰宅した娘に使ってもらいました。せっかくなので、Before⇒Afterで比較。まずは、ぐっポスを渡す前の普段の状態を見ると…

ぐっポスの使用前(Before)

頬杖をついています。

「宿題だるいわぁ~」なんて言ってそう…

横から見たら、きちんと座っていませんでした。右足だけ正座のように、お尻の下に入っていました。

背筋だけでなく足もひどい

落ち着かないのか、足が飛び出てきています。

足、しまって…

画像に残すと、姿勢の悪さに改めて驚きます。

ぐっポスの使用後(After)

宿題の問題を解き始める前に、ぐっポスを渡しました。頭が持ち上がり、上半身が伸びたのがわかります!さらに、左手にぐっポスを持っているので、頰杖をつくこともありません。

横から見ても、姿勢が良くなったのがわかります。足もちゃんとしまわれています。上半身が落ち着いたので、下半身もつられて、キレイになったのでしょうか。

姿勢が良くなっただけで「お利口さん」に見える気がするのは、私が親バカだからではないはず!これはうれしい結果です。

娘の感想は

せっかくなので、娘に使った感想を聞きました。「すべすべしていて気持ちがいいよ、ずっと持ってたい。」とのこと。その言葉の通り、宿題のときにはぐっポスを使うことが多くなりました。

飽きっぽい子どもが使う上で、手触りが良いから「ずっと持っていたい」というのは良いポイントだと思います。

ただ、子どもは体温が高いせいか、気温が高い日などはぐっポスを使うと、手が蒸れるように感じるようです。

「今日はやめておく」という日もたまにあります。でも、今まで「姿勢をちゃんとして!」と何度も注意していたのが嫌だったので、これからはかなり叱る回数が減らせそうです。

ぐっポスは体を支えるつっかい棒

それにしても、ぐっポスを使うとなぜ姿勢が良くなるのでしょうか。購入時に同封したパンフレットによると、「ぐっポスを軽く握ることで、上半身を支える力強い突っかい棒になる。」と書かれていました。

実感がわかなかったので、椅子に座った状態で左手にぐっポスを握り、無理に体を前に倒してみました。

大人の手にもなじみます

ぐっポスがないときは、体を前に倒すと、簡単にテーブルまで体を倒すことができます。ところが、ぐっポスを持つと左手が反発し、前に倒すことはできるけれど「やりにくい」です。

体を前に倒すよりも「まっすぐにしている方が楽」に感じられました。これが「体を支えるつっかい棒」ということ。この突起のような形は、よく考えられた上でできた形なんですね。さらに、ぐっポスはとても軽いです。

子どもでも持ち運びしやすい

開封したときに、とても軽かったので驚きました。その軽さのために、「使うときに滑って、前にずれてしまうのでは?」「習字で使う文鎮やペーパーウェイトのように、重さがあった方が良いのでは?」と心配でした。

ですが、握った状態でテーブルにつけたまま、前にずらそうとしても動きにくいです。ぐっポスの裏側には、ゴムスポンジが貼られており、これが滑り止めの役割をしています。

そのため、「滑って姿勢が崩れる」ということもありませんでした。ただし、ぐっポスは医療用ではありませんので、必ず姿勢が矯正されるわけではありません。また、個人差もあると思います。

大人でも使える!

実は私も、今この記事を書いているときに左側に置いて使っています。キーボードを打つときは、両手なので握ることはできませんが、書いた文章を読み直す際などに使っています。こうして、子どもも大人も使えるというのもいいですね!

どこで買えるの?選ぶときの注意と値段

育児のお役立ちアイテムですが、購入時に気を付けたいポイントがあります。使う人の利き手と、手のひらを必ず確認してください。

使う方の利き手はどっち?

「右利き用」or「左利き用」が選べます。購入時には、まず使う方の利き手を確認してください。

右利きなので左に持ちます

手のひらの大きさをチェック!

利き手がわかったら、手のひらの大きさを確認してください。サイズが「小」と「大」の2種類があります。手のひらの幅を測り、7cm未満であれば「小」を、7cm以上であれば「大」を選びます。

気になる値段は?

ぐっポスは、公式サイト「独楽工房 こまと木のおもちゃ製作販売」内の販売ページで購入することができます。値段はぐっポス(大)が3240円、ぐっポス(小)が2700円と記載されていました。※価格は税込で、2018年3月15日現在のもの

その他、楽天やamazonでも取扱店舗があるようなので、検索してみてください。

成長過程の子どもの姿勢。ぐっポスでキレイに支えてあげられるといいですね!

この記事を書いたライター

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岬さちこさん

岬さちこと申します。時間がないときや体調が良くないときでも、ささっと作れる時短料理を紹介します。忙しいお母さんの参考になれば幸いです。

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