首都圏限定の夜間救急に特化した往診サービス「ファストドクター」が神すぎる!とワーママの話題に。面倒な事前登録は不要。保険適用だから実費は交通費のみ。医療スタッフが自宅まで来て、薬の処方もその場でしてもらえるから、いざというときに活用したい!

子どもがいる家庭では「深夜に子どもの体調が急変して、夜中に総合病院の時間外外来や救急へ駆けつけた」なんてこと、一度は経験することではないでしょうか。

原因は発熱、怪我、誤飲などさまざまかと思いますが、病院の診察時間が終わった夕方から夜にかけても、時間に関係なくケガや事故を起こすのが子ども。子どもが5人もいるわが家も、本当にいろいろと経験してきました。診療時間外に、今までわが家で起こった事件を一部挙げてみます。

夜に起きた事件あれこれ

【事件その1】食物アレルギー反応

夕食での出来事。離乳食がまもなく完了する1歳の子どもに、大人の食事を取り分けてあげてしまい、卵アレルギーが発症。子どもの唇が3倍ほど腫れ上がり、身体中に赤い斑点が!

上の子のときには出なかった体の反応に大騒ぎ。ネットで調べたり、救急相談所へ電話したり…。食事どころではなくなってしまいました。

【事件その2】ケガ

夜、私がお風呂前に化粧を落としているときのこと。子どもがいつの間にか、化粧ポーチの中から眉剃りを取り出して遊び、指をザックリ切って流血。

かなり深く切ってしまったらしく、押さえても血が止まらない。血を見てパニックになった私は、夜分遅くにもかかわらず、看護師のママさんに電話してしまいました。

【事件その3】発熱

感染症が流行する寒い時期、子どもが夜になるにつれ、40℃越えの発熱を発症しました。検査をしたかったのですが、翌日はかかりつけの小児科が休診の日。夜中に座薬を投薬しても解熱効果はなく、朝方も39~40℃の発熱が続き、寝つきも悪くぐったり。

子どもが一番苦しい状態のときに受診や投薬ができず、原因不明の発熱に、不安な気持ちで過ごしていました。

夜なのに往診に来てくれる!

そんな緊急時に活用したいのが、夜間専用の夜間救急サービス「ファストドクター」です。受付は現在、平日は20:00~24:00、土曜日は18:00~24:00、日曜日は14:00~24:00で往診対応をおこなっています。

また、月・火・金・土・日曜については24:00~6:00の往診対応も。連絡するときは、メールまたは電話で症状を伝えます。

救急病院受診の必要性は低いが、何かしらの処置・治療が必要と考えられる患者さんに対しては、医療スタッフが救急往診を行ってくれます。自宅に来てくれるなんて、車のない家庭には本当にありがたいです。

また、インフルエンザ・アデノウイルス・溶連菌などの検査や採血も可能なので、待合室で長時間、辛そうな子どもを待たせる心配もありません。

保険適用なので、東京23区の場合は中学3年生まで、医療証を提示すれば診察料は負担額0円で受診できます。また、院内処方または処方箋発行もその場でしてくれます。こちらももちろん無料(医療助成)です。

さらに、お部屋の中での診察に抵抗感がある場合は、玄関口やエントランスでの診察にも対応してくれるそうです。寝付いてしまった兄弟がいたり、他に体調が優れない家族がいる家庭には助かりますね。

実負担は交通費(一律1400円)だけで、医療スタッフが最短30分で自宅まで往診に来てくれるなんて、この上なくありがたいサービスではないでしょうか。

子どもだけではなく大人も診てもらえるので、子どもを自宅に置いて救急病院へ行けない場合や、緊急病院へ行くまでの移動手段が無い場合にもファストドクターを活用できます。

大人は交通費の他に、診察料(保険適応3割負担)と処方代(薬局と同じ実費)が発生しますが、支払いは現金・クレジットカード(VISA・MasterCard・AmericanExpress)に対応しているので、現金の手持ちがないときにクレジットカードが使えるのも大助かりです。

実際に、長男がアスレチックより落下し、夜になるにつれ内出血の腫れがひどい症状が出たときに、ファストドクターにメールでお問い合わせしました。症状を撮った写真を添付したメールでお問い合わせをし、メール送信後に電話で的確な指示をいただくことができました。

現代の子育てスタイルにぴったり!

特に保育園ママは、送迎時間が医療機関の診察時間外になるという人も多いです。また、子どもの容態が少し怪しくても、すぐに診療所へ行けなかったり、兄弟で症状が異なり、別の診療所へ行かねばならない場合、どちらか片方だけしか診療所に行けないなんてことも。

子どもが多いわが家は1日では回れず、診察時間内ギリギリに受付へ滑り込む場合がほとんど。そして、急いで診療所へ向かうのですが、道中に自転車で転倒したり、子どもがグズって動かなかったりして、結局受付に間に合わないこともしばしば。夕方は、特に通院時間にゆとりがないんですよね。

いつも診察時間の受付に間に合うか否か必死!

夜間に症状が悪化したときにすぐ相談し、医療スタッフに自宅で診てもらえて、薬も処方してもらえるというだけで安心感があります。

このような子育て中のママの不安を解消し、費用や時間的にも心にゆとりが持てるサービスが増えたら、より良い育児ができるのではないかと思います。

残念なことに、こちらのサービスの対応エリアは、現在東京都23区と埼玉および千葉県の一部エリアのみ。首都圏限定ではなく、全国各地へサービスを拡大してもらいたいですね!

「ファストドクター」は患者の体調の急変を守るだけではなく、緊急時の子をもつ家庭状況をも理解した素晴らしいサービスだと思いました!

この記事を書いたライター

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meguさん

大学事務員とwebデザイナー、ライターなどを兼業している5男3女の8児のワーママ。趣味はネイルとフラワーゼリー。子連れでも大規模な展示会や旅行へ行くアクティブ派で大人数料理が得意です。

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