働くママ892人に「家事分担」について聞いてみました。「ゴミ捨て」や「風呂掃除」などは、パパの協力度が比較的高い家事ですが、実は、家庭円満の秘けつは「トイレ掃除」にあったのです。時間に追われるママたちが本当にしたいこととは?

「オレやっているよ」は大きな勘違いかも?


今回の調査で、夫と分担しているまたは夫が主にやっている家事の代表格として「ゴミ捨て」(58.7%)や「風呂掃除」(45.3%)は定番。しかし、妻がやってほしい家事とのギャップを見てみると、「トイレ掃除」「部屋の片付け」「洗濯物をたたむ/しまう」などが上位に来ています。

「オレ、やっているよ」と思いがちですが、夫にやってほしいと思うママの本音より、実際夫がやっている数字がどれも上回らなかったことを見ても、ママにとっては”もっと家事分担してほしい!”という思いが実際のところなのかもしれません。

question夫と分担または主に夫がやっている家事は?

1位 ゴミ捨て 58.7%
2位 風呂掃除 45.3%
3位 部屋の片づけ 28.3%
4位 掃除機をかける 28.0%
5位 洗濯物を干す 26.2%

夫の協力があって大変満足

  • ほとんど不満点が見つからない。夫も協力してくれ、できていないことがあっても文句は言わないので救い。(20代・千葉県 /子ども2人)
  • 仕事をしている分、子どもと接する時間が少ないが、育休中よりもイライラが減り笑顔で迎えられている。仕事をしていると妻でもなく母でもない私の時間もあり、家に帰ればいつも笑顔で迎えてくれる子どもたち、子どもたちとの時間を大切にしてくれる夫がいるから。(20代・埼玉県 /子ども3人)
  • 夫の協力もあり、仕事もフルタイムでやらせてもらえているし、家事も夫が協力してくれているので満足しています。(30代・神奈川県 /子ども1人)
  • 仕事内容は自分にあっておらず、辛い時も多いが、職場は時短勤務に理解があり、夫も家事育児に協力的、子ども2人はとても元気で笑い声が絶えないから。(30代・神奈川県 /子ども2人)

question夫と分担または夫にやってほしい家事は?

1位 ゴミ捨て 77.7%
2位 風呂掃除 72.2%
3位 部屋の片づけ 63.6%
4位 掃除機をかける 60.8%
5位 夕食の食器洗い 58.1%

夫が嫌い!自分が頑張れば頑張るほどイライラ

  • 子どもたちの、成長、笑顔を見れて幸せだと思っていますが、夫とはあまり良い関係を築けていないと思っているのでマイナス2です。(20代・埼玉県/子ども2人)
  • 共働きにもかかわらず、家事を進んでやらない。休みの日も子どもと公園に行ってくれない。正直、夫が大嫌いです。他に不満はありません。(30代・東京都/子ども1人)
  • 子どもを産んで育てることができて、これ以上の幸せはない!けれど、夫だけの仕事で生きていけるなら、仕事量を減らしてできるだけ子どもと過ごしたい。(30代・大阪府/子ども2人)
  • 夫は仕事に追われて夫婦の時間も取れず、家事育児に協力する暇すらないから、全部自分でやらないといけない。しかも、頑張れば頑張るほど、1人でなんでもできるでしょとつきはなされる。(40代・神奈川県/子ども3人)
  • 子どもが2人いること、家庭があることは本当に幸せだが、夫の協力にとても物足りなさを日々感じるイライラ。(40代・神奈川県/子ども2人)

幸せだけど、やっぱり不安なお金のこと

  • 夫、子ども、友人、仕事と、恵まれた環境で生活していると感じますが、金銭的にはまだまだ安定しているとは言えない。(30代・埼玉県/子ども2人)
  • 子どもが2人とも可愛くすくすく育ってくれ、夫は子ども好きで幸せです。でも、あまりにもお金がないこと。ギリギリ過ぎて毎月月末は胃がキリキリするほど生活において大事なことです。(30代・東京都 /子ども2人)

コメントからも、夫の協力があったり、子どもと遊んでくれたり、ママの時間にゆとりを作ってくれる行動は、感謝の気持ちに変わります。特に「トイレ掃除」などは、家事の中でも後回しにしたいけれど、できないもののひとつ。

家族が快適に生活するためのちょっとした気遣いとして、パパがトイレを掃除しておいてくれたら、ママの気持ちがスッと楽になるのかもしれません。「ありがとう」という言葉が、家庭で交わされていれば、子どもたちの成長の糧となりそうです。

また、子どもたちも大事、夫もやさしく協力的!という恵まれた環境にあったとしても、やはり「お金」のゆとりも大事なことがわかります。なかなか、すべてが満足ということにはならないものです。

question普段足りていない時間、ゆとりができたら何をしたいですか?

本当は、もっと子どもと一緒にいたい!家事だってきちんとやりたい!

  • 仕事と家事、育児が両立?できていないから。もっと、栄養バランスを考えた食事を作りたいとか、もう少し頻繁に掃除等をしたい。(30代・北海道/子ども1人)
  • 家事は得意でなく、調理済み食品(コープ宅配のもの)を食卓に出すことが多い。子どもの食の好き嫌いに対して何も対策していない。(30代・兵庫県/子ども2人)
  • 早く家事を終わらせたい一心で、子ども中心には動けていないかも。子どもがぐずって家事できないとか聞くが、私は私中心で家事してしまってるかも。言葉が遅いのは私の語りかけが少ないから?(30代・大阪府/子ども1人)
  • 一生懸命家事には取り組んでいるが、疲れている時などの余裕が無い時、子どもに対して100%の愛情を注げていないところがマイナス。後々後悔しそうだなと思うがなかなかできない。(30代・大阪府/子ども2人)

多くの働くママが「もっと子どもと一緒に過ごしたい」と思っていても、実際は、家事や仕事で思っている以上に時間が取られ、時間に追われ、日々の子育てに心残りがあるコメントが目立ちしました。

でも、そんな毎日でも、一生懸命なママたちの背中を子どもたちは見ながら成長していきます。ママにとって、パパは一番の味方のはず。できることから始めてみるためにも、まずはこの週末、パパにトイレ掃除をお願いしてしてみてはいかがでしょうか?

この記事を書いたライター

ライター一覧 arrow-right
ぎゅってWeb編集部さん

のんびりさんが集まる編集部。働くママの毎日をもっと楽しく、ちょっとラクに。そんな情報を朝・昼・晩とお届けします。

ぎゅってWeb編集部さんの記事一覧 v-right